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拳王軍を騙る盗賊



登場:TVアニメ版(89話)
肩書:盗賊
戦法:拳王軍を名乗って恐喝
CV:佐藤正治

 TVアニメ版に登場した盗賊集団のボス。崖に切り取られた細い山道で、拳王軍を騙って検問を行い、通行人の持ち物を強奪。正体に気付いた者達は容赦なく惨殺するという悪行を続けている。

 通りかかった一行をケンシロウ達とは知らずに検問するも、最初から拳王軍ではないとバレバレだった上、フドウの肩の星などから相手の正体を知ってしまい、戦闘に。体格のいい部下二人がやられた瞬間に部下達が全員逃亡してしまったため、一人で戦うことになり、もう悪いことはしないと土下座して油断させ、隙を突いてフドウの右手に剣を突き刺すなど足掻いたが、最後は怒ったフドウに詰め寄られて後ずさりし、崖から足を踏み外して落下した。




この辺りになると、もう拳王軍が殆ど覇権を成し遂げている頃なので、そこに属していないフリーな盗賊はレアな存在なのかもしれない。おそらく拳王軍の耳に入れば、たちどころに抹殺されてしまっていただろう。そう考えると、この「拳王軍になりすまし作戦」は、無所属の盗賊がいるという話が広まることも無く盗賊家業を続けられる、なかなか理に叶った作戦と言えなくも無い。