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登場:第68〜70話
肩書:太炎の部下
戦法:鉄の爪
CV:園部好徳

 紅華会の一人。通称「モグラの普」。両手につけた巨大な爪で地を掘り進める特技を持つ。その一方で非常に臆病であり、突然声をかけられると驚いて相手を殺してしまう。

 張太炎より、青幇の阿片倉庫にペストノミばらまくよう命令を受け、地面を掘って潜入。だが既に拳志郎に待ち伏せされており、逆にその全てのペストノミを無理やり飲まされる羽目に。オカマの楊を利用して太炎に遭い、ワクチンを貰おうとしたが、太炎があらかじめ突いていた秘雷孔を発動させられ、干乾びるかのように死亡した。



 章烈山と張太炎を除けば、紅華会で一番の実力者ではないかと思われる。なにしろ身体能力が凄い。肥満に分類されるその体格で、一瞬で5メートルは舞い上がる跳躍力。そのまま一瞬にして相手の頭部を切り裂く殺傷力。そして顔よりも大きい爪をつけて地面を掘り進むというパワーとスタミナ。どれも常人ができることではない。またその能力を生かし、関東軍の特殊機関の倉庫から兵器を盗み出すという難ミッションをも成功させている。紅華会にはなかなか居ない逸材だろう。

 だが阿片をこっそり数袋パクるというセコい真似をしていることを考えると、組での地位はそれほど高くは無いようだ。まあ阿片倉庫への潜入も結局はスグにバレて身体能力によるゴリ押しで乗り切っているわけだし、関東軍の倉庫からペストノミをパクったのも「普の仕業」であると特定されているので、決してスニーキングミッションが得意というわけではないらしい。アニメでは倉庫に大穴を残していったから誰の仕業かバレたというエピソードになっていた。要するに仕事が雑なのだ。他にも、時間が無いのに地面を掘って太炎のもとへ向かおうとしたり、早く船に入りたいからと船体に穴を開けようとするなど、頭の悪さをちょくちょく露呈していた。そもそもペストのワクチンなど他にも入手できる場所はあったはず。発症までは数日はかかるのだから、報告=100%死亡とわかっている太炎を頼るよりも、別の方法を探したほうが良いに決まっている。そういう時にこそお前の潜入技術が役立つんじゃないのかと。