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蒼天の拳リジェネシス 第4話
2018年1月28日(日)


今回はハルト君の回想からスタート。


パッパとシラットの修行に励む、在りし日のハルト君。
「父さんを傷つけられないから本気で闘えない」と口を滑らせてしまい、怒られるかと焦るハルトであったが、パパはむしろその考えを褒めた。

「崇高な精神と品格を備えよ」

傷つけるためでなく、誰かを守るために強くなる―――。拳法であると同時に、精神を養うための鍛錬も兼ねているシラットには、その ような心構えを持つことも必要なのであった。


ちなみにシラットにはその他にも

「同胞を尊敬し、友愛と平和を守る」
「常に前向きに考え行動し、創造性と力強さを持つ」
「真実、公正 、正義を守り、試練や誘惑に立ち向かう」
「常に自身の言動に責任を取る」


という思想があり、先のと合わせた「5つの誓い」を持っているんですって。
あ、Wiki情報です。




この時のパパのターバン、今ハルト君が巻いてるやつですね。
DEF+6くらいでしょうね。



拳志郎から少し遅れてオランダ軍の基地内に入るヤサカ達。既にそこには兵士達の亡骸がゴッロゴロ。これならもう拳志郎さんがパパを助けてくれているはず・・・。そう呟くハルトであったが、その顔はどこか浮かない。

先月号の第三話の中で、ハルトが拳志郎から言われた言葉

「大事なものを守りたいなら、まずはテメェの命を張れ!」

そう言われたにもかかわらず、未だ他人の力に頼りきっている自分に、ハルトは情けなさともどかしさを感じていたのだった。


いや・・・君は何も間違って無いと思うけどね・・・。
10歳そこらの子供に、軍隊相手に戦えって、そりゃ無茶やで拳さん。





そんなこんなで、既に拳志郎が乗り込んでいるであろうコール大佐の実験室の前へとやってきたヤサカ達。

だがその時、猛烈な勢いで飛んできた何かが、廊下の壁へと突き刺さった。
それは、流血に塗れた拳志郎の姿であった。


なぬ――――!!!!
まさかの大苦戦!?



ヤサカ、5分で決着つくって言うとったやんけ!!全然ウソやん!!
でも血まみれになっても葉巻を要求する余裕っぷりは相変わらず!!
第一部のラストの方では神の域に達してた拳さんをここまで痛めつけるとは・・・コール大佐は奴はそんなに強いのか!?







あ、違った・・・コールじゃなかった。
これは・・・






やっぱそうなるよね・・・
実験、成功しちゃったんだね・・・
シラットで鍛えた身体が逆に仇になっちゃったのね・・・


コール大佐が「検体1182(良いパンツ)と呼ぶその化物の正体は、やはりハルトの父親であった。コールが認める良質の"木人形"であったハルトパパは、不幸にもコールの実験を「成功」へと導き、自身を理性の無い野獣へと変貌させてしまったのであった。そしてその正体に気付いたことで、拳志郎は手を出すことが出来ず、ただ攻撃を受け続けていたのである。

うーむ、まあ攻撃できないのは仕方ないにしても、躱すなりなんなり出来そうな気もするが・・・。足の骨くらいは折っちゃってもいいんじゃないですかね。緊急事態だし。それとも手加減して相手できるようなレベルじゃないって事なのだろうか。


本能のままに暴れまわるパパを見て、満足げなコールマン。息子さんがお迎えにあがっている事を知ったコールは、課題であった精神制御のテストのため、息子をその手で殺すよう命令を下す。前回ビースト化した被検体さんがコールにも襲い掛かっていたのに対し、今回は素直に命令を聞いている事を考えると、さらに実験は完成に近づいている模様。


「お願いだよ…目を覚ましてくれ!」

そのハルトの言葉に、脳が一瞬だけ息子の事を認識したハルトパパであったが、もはやハルク状態と化した彼に自我を制御することはできなかった。ハルトとハルクでややこしい。

丸太の如き太さと化したその腕を、愛する息子に向けて振り下ろすパパ。
だがその剛腕を、拳志郎は片腕で、そして後ろ向きで易々と受け止めてみせた。
そしてその相手ではなく、ハルトの方をまっすぐ向いて拳志郎はこう告げた。


「お前 何を見てるんだ」

「目を覚ますのはお前だ!!」



今ハルトがすべきは、正気を失った父の快復を望むことではない。
「傷つけるためではなく、守るために強くなる」
父親が相手だから本気を出せない…そんな言い訳に逃げ続けていては守るものも守れない。今、自分が父親を"守る"ためには、己自身が強くならなければいけない。かつて己の頭を撫でてくれた、父の大きな手の感触を思い出したその時、ハルトの中で何かが変わった。


 もう彼を救う望みは無い。そう判断した拳志郎は、この戦いに決着をつけようとする。その挑発を受け、猛烈な拳のラッシュを繰り出しながら拳志郎へと襲い掛かるハルトパパ。


だがその時、二人の間に小さな影が割って入った。


ひとつ深く呼吸を吐いたハルトは、繰り出される父親の拳に対し、かつてその父親から教わったシラットの構えをとる。


そして―――――





うおおお!!
ハルトすげぇー!!
ハルトさんすげぇー!!


一発喰らえばグチャグチャになって即死確定の凶拳を全て逸らしつつ、怯むことなく間合いへと踏み込んでその懐にナイフを突き立てるハルトさん。

リアルターバンのガキ状態じゃねえか!
何をもってリアルなのかは知らんけど!


そのうち覚醒するんだろうなとは思ってましたけど、まさかこんな天賦の才を見せてくるとは…。ちょっと勇気見せる程度だと思ってましたよ。拳さんやヤサカがハルト君をしこたま煽ってたのも、その才能を見抜いてたからなのだろうか。



 しかしそんな奇跡の一撃も、痛みを感じなくなっていたパパには通用せず、コールの号令を受けて再びパパが剛腕を振り上げ―――というところで今月は終了。


 今回はハルト君の成長回といったところでした。ここまでキャラが分厚くされたということは、やっぱり今後も拳志郎達の旅に同行するっぽいすね。もしかしたらその才能を更に開花させて、拳さんかヤサカから拳法を学ぶ展開もありうるかも。今回の動きを見る限りでは柔の拳が似合いそうだなあ。

 ハルトパパは、正気に戻っても死ぬ確率は高そうかな・・・ターバンを息子に渡してる時点でフラグな気もするし。んでコールマンはその報いを受けさせられてボコボコにされる感じかしら。でも新しい拳法を使う敵にはちょっと苦戦するのが北斗・蒼天の定番だから、噛ませポジっぽいヤサカが可哀想な目に遭う可能性も考えられるかな。


 次回も楽しみにしております。




今月号のゼノン発売に合わせて、山寺さん以外のアニメキャストも一部公開されましたね。

 エリカ:上坂すみれ
 流飛燕:子安武人
 ヤサカ:佐藤せつじ
 潘玉玲:冬馬由美



飛燕の子安武人さんと玉玲の冬馬由美さんは、ぱちんこからの続投となりました。前のアニメで玉玲役だった久川さんはユリアに転生しちゃったからね。仕方ないね。

エリカ役の上坂すみれさんは、ポプテピピックの主題歌うたってはる人としか存じ上げませんでしたが、なんか経歴を見ると、「ロシア・ソビエトにご執心」という超がつくほどの変わった嗜好をお持ちのご様子。そういえばエリカの旅は、飛燕に連れられてロシアからハルピンに移動する所から始まるんでしたね。ベストな配役じゃないですか。

ヤサカ役の佐藤せつじさんは全く存じ上げません。すいません。調べてもあんまりわかりませんでした。ごめんなさい。多分オーディション勝ち抜いての役ゲットされた方なのではないかと。


声優発表にあわせて各キャラのビジュアルも公開されました。
どうでもいいけど、なんでみんな真正面なんですかね・・・。背景も真っ白だから証明写真感ハンパないし。え、みんなバイトすんの?DD蒼天の拳なの?





OP曲はAK-69の「蒼天の果て」
ED曲はエリカを演じられる上坂さんの「祈りの星空」だそうです。

AK-69さんはこれまた全く存じ上げず、外見はグラサンかけたウェーイ系に見えたので激しく不安でしたが、PVを拝見させていただいたところ、実に透き通ったハイトーンボイスをお持ちで、歌詞も非情に良く、安心いたしました。
いや別にいいけどねウェーイでもパーリィーでも。


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