真・北斗無双モバイル

2020年12月23日


コーエーテクモゲームスプレゼンツ



「モバイル 真・北斗無双」


が配信を開始しました。








当初は11月4日に配信開始と予告されていましたが、しれっと12月2日へと延期され、更にしれしれっと14日へと延期。やっと当日になったと思ったら更に15日と表記が変わっており、一日延期か〜と思わせておいて14日昼にインストール可能となり、でもプレイできるのは明日からでしょ?と思わせておいてその日の夜にサービス開始になるという、ロナウジーニョばりのフェイントをかましながらのスタートとなりました。


そんな惑いの中で配信開始したゲームにアクセスが殺到するはずも無く、結果的に実にスムーズな状態でのスタートとなり、これは幸先がいい……と思ったのも束の間。その日、Google関連のサービスが世界中でダウンするというワールドワイドな事故が発生し、Googleアカウントとの連携でサインインしている人がプレイ不能になったり等、想定外の事態が勃発。それも関係してか、結局スマショ、リバイブに続いて北斗スマホゲー3作連続初日メンテという不名誉な記録を打ち立ててしまいました。もはや北斗ゲーというジャンル自体がなんらかの呪詛をかけられてるとしか思えん。

ていうかその問題発生中に色々やってたら先に作ってたアカウントが消えちゃって、490円課金した分がパァになっちゃったんで、返して欲しいんですけど。

ていうかこの年末の一番忙しい時期の月曜日に配信開始は頭おかしいと思うんですけど。



そんなタイトな中での感想なので、それなりの内容ですがご容赦を。






オープニング。

お馴染みの199X年のくだりからZの登場へ。

ムービーは基本的に真無双の使いまわしだが、インストール画面には無印のオープニング映像を流してみたり、新たな映像も一部差し込んでみたりと、各所からイイ所取りしているようだ。



そうこうしている内に、チュートリアルとしてジードの偵察隊とのバトルが開始。それを終えると場面が転換し、一人の人物が話しかけてきた。






あっ!貴方は!
無印の幻闘編に出てきた女占い師さん!
10年ぶりですね!おひさです!
相変わらず目深なフードで!


かつては拳士の前に現れてIFの未来を見せるという役割を担っていた彼女だが、本作では、主人公(プレイヤー)に世紀末ライフの送り方を指南してくれるようだ。今しがたのジード戦は、主人公が呼び起こした「愛と悲しみを背負い生きた者達の闘いの記憶」なのだという。

リバイブと設定モロかぶりじゃねえか



ただリバイブの方は、「失われた記憶のカケラを集めて北斗神拳を復活させる」という未来設定だったのに対し、こちらの主人公は、世紀末の世を生きていくために伝説の拳士たちを蘇らせて脅威に立ち向かわねばならないらしい。

もう何が過去で何が現在なのかわからん。

主人公は一体何と闘っているんだ。いや、未来に新たな敵がいて〜っていうのなら解るんだが、実際に戦ってるのは原作の敵だし…なのにそれは過去のお話で…もうわけがわからん。そこらへん、ふわっとさせないでほしい。そういう細かい設定を気にする面倒くさい奴もいるんだってことを覚えておいてほしい。






まあそんなわけで、仲間を増やせと命じられた主人公は、先ほどの戦闘で得たカケラを使って早速一人目の強敵をこの世に召喚する。













なんで



もっとテンションのあがる初期メンがよかった…

ちなみに本作での無法者は、全拳士の技を使うことができるというチートキャラになっているらしい。もう主人公じゃん。









こちらがバトル画面。

左の十字キーの所をスワイプして移動
右下の大きい円を押して通常攻撃
その周囲の小円タップで通常奥義
一番左下の小円で回避
右上のゲージが溜まると伝承奥義が使用可能になる。

今現状のバトル操作はこれでほぼ全部。
シンプルな仕様でオッサンには有難い。
属性による相性とかもあるけど、どうせ覚えらんないので記憶から消した。








さて、スマホゲーのお楽しみと言えばやっぱりガチャ。

サービス開始特典として「SSR確定10連ガチャ」というものが用意されており、必ずSSRの拳士or奥義or補助カードのいずれか1つが確約されている上に、これがなんと初回限定で何度でも引き直せるという。


これは……リセマラってやつですね!
噂には聞いていますよ!




プレイヤーの声を見ても矢張りここが一番盛り上がっているようで、1時間以上引き直してる人とか、引きすぎて燃え尽きて早くも引退した人までいる始末。






が、拳王様も実装されていない現状で私の情熱が燃えるはずもなく、早々に決着。

相棒はSSRヒューイに決まりました。



先にSSR牙大王2回出たけど流石に嫌だった










その後、ノーマルの10連で運よくSSRケンシロウもゲット。

基本編成は3人なので、SRマミヤを合わせたこの3人が、私の北斗無双初期メンバーと相成りました。カサンドラ時のゴールデントリオの劣化版て感じだ。


今現在実装されているのは他にレイ、ハート、シュレン、牙大王、カーネル、それに無法者を加えた9人。

中でもヒューイ、シュレン、牙大王、カーネルの4人は、アクションゲームとしては初のプレイアブル化ということで、その使い心地が気になるところですが、そのへんはまた追々。








ゲームモードの紹介。
まず基本となるのは「伝説編」
いわゆるストーリーモード。





もう色んなゲームで何度もやらされている「原作追体験」を、またまたイチから復習させてくれるわけだが、今作ではこれに結構力が入っている。キャラの登場数的にはまだまだ物足りないが、少なくとも原作の台詞に関しては可也の割合で再現されているのではないか。上図のように、戦闘中にも原作の台詞を喋るし、ついでにケンが服を破く所では勝手にハダカにモデルチェンジされている気配りも嬉しい。


また、「原作追体験」の言葉に偽りなく、ちゃんとケンシロウ一人を操作してステージを突破していくシステムとなっている。どんなエピソードだろうと六人がかりで敵をぶっ倒していくリバイブさんとはえらい違いだ。






またエピソードによっては操作キャラが変わり、なんとハートがバーで暴れるシーンではハートを操作してKING兵をブチ殺せるといった嬉しい演出も。これはちょっとテンション上がったなあ。

まだそこまで進めてないけど、牙一族編になったらレイとマミヤのパートもあるのかな。牙大王を操作してプラハ(元デスバトルチャンプ)の一味を蹴散らす場面なんかもあったりして。




その他には、素材集め用の「クエスト」や、各種「チャレンジ」、他プレイヤーと3対3の勝ち抜き戦を行う「闘技場」。そしてシリーズお馴染みの「幻闘編」も後々開放されるみたいです。楽しみ。








とまあ、ここまでは割とポジティブな感想を述べてまいりましたが、基本的には文句を垂れる生態なので、以降は気になった点などを。


まず「世紀末アクションRPG」としての一番のウリであるアクション部分。これはまあ、十分楽しめるレベルだと思います。無双シリーズとは思えない鈍臭さだった初代北斗無双と比べても天と地ほどの爽快感があります。誰を使ってもストレスなくプレイできるし、キャラ毎に動きも差別化出来ている。技が豊富なのも楽しい。

不満点は、ステージが短かすぎることかなぁ。スマホゲーのニーズに合わせたらそうなるのかもしれないけど、無双っていうからにはもっとガシガシ敵をシバきたい。ほんでマップも広そうに見えて全然自由度がないんですよね。2フロアくらい移動したら終わりなんだもん。本家の方にも宝箱とかあったし、そういうのをコソッと配置してくれたりすると幅も広がるんだけども。まあこれは新コンテンツ次第で解消されそうではあるか。

あとやっぱり、小さい画面にキャラが密集するんで単純に見辛いですね…。自分は大丈夫ですが、老眼の人はまず厳しいと思う。護衛ミッションとかで敵味方入り乱れるともうパニックよ。いっそアニメ版みたいに敵のモヒカンとか装備をド派手にして識別しやすくしたほうが良かったんじゃないかな。






まあでも、自分でキャラを動かせるというだけで、ゲームとしては過去のスマホ北斗ゲーより遥かに面白いですよ。ただ一方で育成面に関してはね、ちょっと物足りない感じがしますね。というか、やれることが少ないので、ある程度まで進めるとすぐに詰まっちゃうんですよ。ジャブジャブ課金してブンブンガチャ回してかないと何もできない。

このゲームって、個の力が重視されるんですよね。一応3人でチームを編成はするんですが、戦うときは常に一人なんで、こっちとしてはエースとなる一人をガンガン育てたい。けど仕様上、ピンポイントで一人のキャラを育成するのは難しい。結果、チーム力がなかなか伸びなくてやきもきする…って感じ。かたやリバイブは6人が常に協力して戦うし、一人強いキャラが入るだけで戦力が爆上がりする可能性を秘めているので、育成のしがいもあるんですよ。

リバイブの方はキャラの性能差がエグすぎて、人気キャラでもゴミみたいなケースが沢山あります。一方無双は(まだわからんけど)キャラ差はあまりなくて、装備する技やカードで差をつけていくシステムっぽい。こっちのほうが好きなキャラをずっと使えて素敵だとは思うんですが、いざプレイしてみて楽しいのは意外と……って感じなんですかねえ。




あとは、在る意味一番大事とも言えるガチャですけど、こちらも今一つ。どうしてもライバルであるリバイブとの比較になってしまいますけど、正直あっちのほうが興奮度が高いですね。リバイブは一人取る事が大きく戦力に関わるので燃えるけど、無双はジワジワじゃないと強くならないので、取っただけではね…となっちゃう。あと一人のキャラ一人に4種類のレア度があるので、弱めのやつなら割と簡単に手に入っちゃうんですよね。それである程度は満足できちゃうのもなあ。いや親切設計ではあるんですけどね。

それと無双は単純にガチャ回せる回数が少ないのも寂しい。その分一回で獲得できる確率は高いんだろうけど、ガチャ一杯回してハズれ引かされまくるのも、結局楽しかったりするんですよね。当たろうが外れようが目一杯まわせりゃそれで楽しいんですよ。そういう悲しく愚かな種族なんですよ。我々は。






まあしかし、まだまだ始まったばかり。
ますますのご発展をご祈念いたしておりますよ!


22日からはクリスマスイベントも始まりましたしね!
早速ぶっとんでます!






サービス開始から10日も立たぬ内に原作の世界観をぶち壊しまくっていくってのが戦略的に正しいのかはわかりませんが、今後も温かい目で見守っていこうと思います。



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