近年、日本発のオリジナルミュージカルを意欲的に発表しているホリプロが、伝説的コミック北斗の拳をミュージカル化!1983年から1988年まで週刊少年ジャンプで連載され、連載終了から30年以上が過ぎた今なお国内のみならず世界中で圧倒的な人気を誇る「北斗の拳」。ミュージカルを世界に輸出することを目指すホリプロにとって、考えうる最高のキラーコンテンツが誕生します。
音楽を担うのは『ジキル&ハイド』『スカーレット・ピンパーネル』など、日本、韓国ほか、世界中で大ヒット・ミュージカルを手がけるアメリカ人作曲家のフランク・ワイルドホーン氏。振付は中国最高峰の舞台芸術団体・上海歌舞団を率いた振付家の趙明(ジャオ・ミン)氏が手掛けます。作品の要となる闘いのシーンを中国の伝統舞踊を取り入れたアクロバティックなダンスで表現。舞台上で体現するのは、本作のために選抜された中国人ダンサーチームです。さらに振付には、日本人コレオグラファーも参加も決定。演出は新進気鋭の演出家・石丸さち子が、脚本は多くの話題ミュージカルの脚本・作詞を手掛ける高橋亜子が担当。日米中3か国のスタッフのコラボレーションによる創作にも注目が集まります。
主人公のケンシロウ役を演じるのは、『メリー・ポピンズ』のバート役、『ビリーエリオット〜リトル・ダンサー〜』のオールダービリー役でミュージカル界に衝撃を与えた俳優・大貫勇輔。両親が元体操選手という生粋のサラブレッドである彼の身体能力は、バレエの本場・英国を代表する振付家のマシュー・ボーンをもうならせ、自らが率いるダンスカンパニーの公演『ドリアン・グレイ』の主役に異例の大抜擢をさせたほど。ケンシロウの怒りと哀しみを、歌はもちろんのことながら、鍛え抜かれた肉体を駆使した想像力溢れるダンスも、本作の大きな見どころです。
ケンシロウの兄・トキは、ミュージカル界で年々存在感を増す加藤和樹と小野田龍之介がダブルキャストで挑み、原作でも人気の高いレイとジュウザの役を、歌唱力に定評ある伊礼彼方と上原理生が回替わりで交互に演じます。ケンシロウの父・リュウケンを演じるのは『デスノートTHE MUSICAL』にも出演した川口竜也。ケンシロウの敵・シン役は、演劇界で成長目覚ましい植原卓也と上田堪大がダブルキャストで演じます。ケンシロウの宿敵・ラオウ役と、ケンシロウの婚約者・ユリア役、リン役、バット役などは今後発表されます。
大きな哀しみを背負いながらも、愛する人を護るために闘う主人公・ケンシロウの物語。登場人物たちの熱い想いが情熱的な音楽と緻密な演出によってミュージカルに昇華され、斬新な振付による中国人ダンサーの表現力も加わり、新感覚のエンターテイメント作品となること必至です。2021年12月、東京の日生劇場にてワールドプレミア公演を行ったあと、2022年には中国ツアーを実施予定。今年最大級の話題作となるミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』に、ぜひご期待ください!
【 原作者コメント】
●武論尊
歌って踊る前に殴ってしまうのでは……とハラハラしながらも(笑)、作品で大切にしていた「宿命」と「愛」を演じて頂けるとのことで、どんな切り取り方をするのか楽しみにしております♪
●原哲夫
ケンシロウ役の大貫さんは日本人離れした体格と身体能力、あたたたたぁ〜!!な高音域の歌声と退かぬ! 媚びぬ! 並みの踊りで、舞台はもう既に華やいでいる!!
ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜」公式サイトより