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残影蠍拳
ざんえいかつけん



流派: 北斗神拳
使用: バラン(対 ケンシロウ)
登場: 北斗の拳(232話)


 フェイントで相手の上段防御を誘った後、ガラ空きとなった腹部に向けて無数の突きを繰り出す奥義。上方への攻撃を急に消失させることで、相手は完全に虚を突かれ、次の攻撃を無防備にその身に受けることになる。
 バランケンシロウとの戦いの中で使用。北斗神拳奥義・七点掌を囮にすることで、見事にケンシロウの裏をかいたが、寸前で拳を叩き落された。しかし服を引き裂き、流血させる程度のダメージは与えている。
 北斗剛掌波と同じく、バランがラオウから盗み取った奥義のひとつであると思われるが、彼の拳は微妙に北斗神拳とは異なっているため、この奥義も正規の残影蠍拳とは若干型が違う可能性もある。



 残影は、まあわかる。その後の蠍拳は何なのだろう。五毒拳というタイトルの香港映画に登場したサソリ拳なる創作拳法は、両手をハサミに見立てて敵の動きを封じ、サソリの尻尾のように背面から伸ばした足で必殺の蹴りを放つというものであったが、どう考えてもこの残影蠍拳とは結びつかない。んまあ・・・真っ当ではない、毒を含んだ技ですよってくらいの意味なのかな。

 ところでバランは拳王様の北斗神拳を見て盗んだらしいので、当然この技も拳王様が使用されたということになるのだが・・・・拳王様はこんなフェイクを挟むような技を一体何処で誰に対して御使用なされたのであろうか。原作や外伝にすら登場していない、拳王様が手を焼いたほどの猛者が居たという事なのか。