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天狼凍雹拳
てんろうとうひょうけん



流派: 泰山天狼拳
使用: リュウガ(対 ジュウザ)
登場: ジュウザ外伝



 『ジュウザ外伝 彷徨の雲』に登場した泰山天狼拳の技。強烈な拳で相手を吹っ飛ばす。リュウガジュウザに対して使用し、数十メートルの高さまで吹っ飛ばして廃ビルへと墜落させた。




 ジュウザ外伝の11話のラストで使用し、次話の冒頭でもこの技を使う所から始まるという、いわゆる回またぎで使用された珍しい技。つまり別角度で2度も描かれているのだが、それでも全く内容が意味不明というのは逆に凄い。だって上図の右コマの、なんか手っぽいのがゴアアって向かってるコマしか考察要素が無いんだもん。これが直接の打撃なのか、何かを飛ばしてるのかすら解らん。「凍雹拳」というクソ寒そうな名前の割に全く凍結要素も無いし。

 まあ、原作唯一の天狼拳奥義である天狼凍牙拳からして謎奥義だからなあ。ハッキリしないというのは天狼拳の正しい系譜なのかもしれない。



 幸いにも技を喰らった後の状態は確認できるので、ある程度の推察は可能ではある。が、逆にそのせいで謎が深まっているとも言える。




飛びすぎじゃね?


 これアビダの人間投げですっぽ抜けた長老の高さじゃん。どうやったらこんな吹っ飛ぶのよ。少なくともリュウガは正面から攻撃してるのに、なんでこんな上空へ浮くのよ。力学的におかしくない?

 いや待て、もしこの技が「凍雹拳」の名前通りに物凄い凍気を発生させる技だとすれば可能性はある。冷たい空気と温かい空気の衝突により生み出されるもの。それは上昇気流だ。つまりこの技は相手を吹っ飛ばすと同時に上昇気流を発生させ、相手を遥か上空へと舞い上げての落下ダメージを狙う奥義なのではないだろうか。その姿はまさに、獲物を捕らえた天狼が宙へ駆け上るが如く……