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催眠術
さいみんじゅつ



使用: ゲイラ (対 ケンシロウ)
登場: 北斗の拳(142話)/アニメ版(113話)


 己の言葉に逆らえなくなるよう催眠をかける術。ゲイラケンシロウに対して使用し、奴隷にして靴を舐めさせようとしたが、全く効果なく、逆に足先を踏み潰された。
 左右の手で回転させる青光る球と、キツイ口臭、赤く光る眼光、そして強弱をつけた特殊な呼び声などが効果を高める秘訣であると思われる。



 催眠術が可能としているのは、筋肉支配、感覚支配、記憶支配の三つ。ゲイラがケンにやろうとした無意識下の支配は、記憶支配に当たる。記憶支配は三つの中でも最も深い催眠状態を必要とし、かかる人の割合はおよそ一割程度だと言われている。だがゲイラの場合は相当成功率が高そうだ。ケンに効かなかった時の狼狽え様は、過去に幾度も術を成功させてきたゲイラの自信の裏返しと言える。
 彼の術の成功率を上げているのは、上記にも書いた「青光る球の円運動」「凄まじい口臭」「赤い眼光」「特殊な声」といった要素が大きいのと思われる。本来催眠術をかける時は、相手にリラックスしてもらうものだが、おそらくゲイラの場合はあの口臭によって相手を軽い酸欠症状にさせ、気を張らせないようにしているのだと思われる。そんな朦朧とした状況の中で、優しい青光の円運動を見せることで、更に催眠を深めているのだと思われる。この時、相手に正気を失わせる後押しをしているのが、ゲイラの身体ではないかと思われる。彼の容姿は、数ある北斗キャラの中でも相当キワい。もともと宇宙人をモチーフにしているだけあって、相当人間離れしている。その異形の姿を視界に映す事で、相手は今見えているのが現実なのか幻なのか曖昧になり、更に現実感を喪失させているのであろう。
 そして最後にあの赤い眼光で相手の体を恐怖で硬直させ、自由意志を奪うわけだが、これを後押ししているものがある。それはゲイラの喋り方だ。あの時のゲイラの台詞は実に凝っていた。

さぁ〜さぁ〜おまえはは〜〜わしの声に逆らうことは〜できぬ〜できぬうんぬうんぬんぬんぬんぬん

 催眠術というのは、話術や声のトーンで成功率が変わるらしい。このフォントサイズを細かく変えてまで放たれたゲイラの言葉は、明らかにそういった効果を狙った喋り方をしていたという証である。最後のぬんぬん連発も、一定のリズムで放たれる波長により、、脳に直接響かせるのが目的なのだろう。嗅覚、視覚、そしてこの聴覚への攻撃こそが、ゲイラの催眠術が驚異的な成功率を叩き出している秘密なのだ。