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ゲンショウ



登場:TVアニメ版(104話)
肩書:修行僧
流派:不明
CV:池水通洋

 長年にわたり山奥に籠って修行を続けている宗派の修行僧の一人。村を拳王軍に支配され、無理やり拳王の手下として働かされている。TVアニメ版に登場したキャラクター。

 ケンシロウを倒さねば一族全員の命が奪われるとして、フドウの村に急ぐケンシロウの前に登場。ケンの目が一時的に見えなくなっている弱点を突き、錫杖の音で耳をふさぐ作戦を展開し、優勢に戦闘を進めた。しかしケンが自ら耳をふさぎ、心の目だけで闘い始めたことで形勢は逆転。同志達が全員やられたことで自らも死を覚悟したが、実は誰一人殺されておらず、そのケンシロウの活性の拳こそが拳王を倒しうると確信した。




 目が見えなくとも、ケンには水影心によって得た盲目の闘将としての戦い方ができるはず。なので音で乱されたところで意に介さないはずなのに、何故これだけ苦戦させられたのだろうか。もしかしたら錫杖の音に秘密があるのかもしれない。単に聴覚を乱すだけでなく、その波長が直接脳にまで届き、ケンシロウのシナプスに異常を引き起こしていたのではないだろうか。
 しかもそれをやっていたのはゲンショウではなく、他の名も無き僧たち。そう、ゲンショウ本人は一度もその強さを見せていないのだ。彼より格が落ちる者達ですらあれだけケンを苦戦させられたことを考えると、ゲンショウがどれくらいの強さを誇るバトルモンクなのか、非情に興味深いところではある。