蒼天の拳リジェネシス
第17話


2019年3月31日


引き続き「蒼天の拳リジェネシス」の感想を書いていきたいと思っていますが、前回の11話感想から5話もすっとばしてしまったので、まずはダイジェストで振り返ってみましょう。







11話では、仮面の戦士バロムンがエリカを浚いに来ました。
インドネシアの聖獣「バロン」をモチーフにしてるっぽいです。







さらに続けて2人の戦士が登場。
インド神話の猿の化身「ハヌマーン」をもじったパヌマーンさんと







神鳥「ガルーダ」をモチーフにしたガルージャさんです。


その容姿が犬・猿・雉だということで、拳志郎から桃太郎かよとイジられる3人でしたが、残念ながらジャパニーズフェアリーテイルネタは外国人には通用しませんでした。





拳志郎の新奥義・北斗百烈炮弾をまともに喰らってもピンピンしてたり、秘孔を突かれても天斗 死突琉変異とかいう奥義で無効化したりと、可也の強さを見せるバロムン。

そんな奴らが3人も揃っちゃ流石の拳志郎もやばたにえんなのでは…?




……とか思ってたら




突如ヤサカがモンモンをつけて復活。

しかも紋様が広がると共に髪の毛が白くなっていくという謎仕様。



怪乳マンディー・ジャバ・ビー女医によると、これは「黒死斑」という、毒に冒された者の特徴なのだとか。ヤサカが言うには、8話で自分に突いた死破骨の秘孔で免疫力を上げたらこうなったらしい。なるほど、つまりメリケンのストリートヤンキーとか最近のメッシもみんな毒を抑え込んでいるのか。大変だなぁ。


そんなポイズン状態であるにもかかわらず、何故か超絶パワーアップを果たしていたヤサカサンは、相雷焦熱拳相雷炎獄蹴といった炎を纏った奥義で三人を一蹴!つえー!

しかしアニメ版では、漫画ではと、西斗月拳の新設定がなかなかちゃんと定まりませんね。昔のギラ系呪文のようだ。



尚、3人は「ホレブ族」なる者達に無理に創り上げられた実験体であり、禍々しい闘気を仮面で封じ込めることで力を制御していたらしい。ならもっとジャギとかカイオウみたいなフルフェイス型にして取れないようにしとけよと思った。








あえてガルージャだけを逃がし、その臭いを辿ることで敵組織「ジェネシス」の本部へと乗り込まんとする拳志郎。なんやかんやあってヤサカもおっぱいもエリカもハルトもついていくことに。

尚、エリカの能力は天斗聖陰拳ぽいし、もしかしたら慈母星を持ってるんじゃないかとも言われはじめました。設定がちょっと渋滞気味です。







しかしガルージャは、とある村で首無し死体となって殺されていた。

やったのは、なんとあの紅華会

彼らはインドネシアで密かに活動を続け、ジェネシスと協力関係を結んでいたらしい。閻王の超人的嗅覚を知る彼らは、追跡を撒くため、ガルージャを殺して捨ててきたというのだ。





そしてそれを実行したのは、組員から「先生」と呼ばれる謎の人物。

斬首されたガルーダの頭部、そして体に刻まれていた十字の傷は、かつてあの流飛燕が使っていた極十字聖拳によるものに間違いないという。



紅華会が用心棒として雇う極十字聖拳の使い手……ということは、やはりこいつは緋鶴ちゃんなのだろうか?

体型を見る限りでは完全に男なのだが、どこぞの南斗水鳥拳伝承者はマントを被ることで華奢な女性体型に変身していたので、見た目での判断は禁物だ。北斗の世界のマントは万能なのだ。

むしろ彼女はアニメで全然拳法を披露しなかったので、漫画版ではゴリゴリのマッチョ女拳士として登場し、本格的な極十字の後継者として活躍してくれるのもアリだ。少なくとも私の性癖に刺さる。




尚、章烈山が去った後の紅華会で御大代理の座に就いたのは、かつて三番頭を務めていた「あ い た」でお馴染みの黄西飛……

その息子、黄 玄栄なる若者であった。







スタイル抜群だなぁおい!!






親父こんなんやで!?
本当に息子か!?養子なのでは!?




スタイルだけでなく、顔も結構イケメンだし、頭もキレそうだし、体がメカニカルになってないし、少なくとも前紅華会の三番頭以下の面子よりは遥かに仕事が出来そうだ。どうやら蒼天の拳の時代の紅華会は谷間の世代だったらしい。






厄介な拳志郎たちの登場でピリつくジェネシスと紅華会。両者も手を組んでいるとは言え、あまり友好的な関係ではないらしい。


そんな澱んだ空気を吹っとばすかのように現れた一人の男。
全身から眩い光を放つ、真のホレブ正当血統者




なんだこの男は……
いったい何オン・ナギットなんだ……


というか、漫画版でもシメオンと拳志郎って一回戦ってたのね。ということは拳さんの胸にある傷はやっぱりその時に受けたものっぽいかな。






でもシメオンよりも、気になるのは彼が連れてた天斗仮面キッズ達。
息子さんですかね?カメラNGな感じ?マイケルジャクソン的な?












一方、追跡の手がかりを無くした拳志郎たちだったが、マンディーママによると、近くにオランダ軍の支配する立ち入り禁止区域があり、そこがジェネシスと関係しているとの事。



そこは、オランダ軍が奴隷達を使役しタバコを栽培させる悪魔の農場で…





元日産のあの人に良く似た人が総督として指揮を取っていました。

しかし紅華会にその指揮権を譲ることになり……







その新指揮官が、アニメではお馴染みだった田楽伝さんでした。






手下の河馬もいます。


ちなみに漫画のほうの楽伝は剛毛という設定に変更されている。
剛毛だけど兄の形見だからという理由でヅラを装着しているらしい。
あの兄のどこにそんなリスペクト要素があったのだろうか。




で、その引継ぎが行われている場に、お得意(?)の変装をして拳志郎たちがやってきて――――――といったところが先月号までの内容でした。





ここまでの振り返りで疲れたので、今月号の感想はまた次にしようかなと思ったのですが、今回の進展内容が「正体を現した拳志郎とヤサカが一瞬で兵士達の背後にまわりこむ」だけだったので、ついでにやっときます。

内容的にはほとんど田楽伝が拳志郎にギャアギャア喚いてるだけでしたね。でもアニメより遥かに面白かったなあ。田学芳を全く思い出せない拳さんのリアクションがいい味出てました。





今回の注目ポイントは、上にも書いた「兵士達の背後を取る動き」ですね。

興味深いのは、その高速移動にコンマ以下の秒数が表記されていること。





動き出しのシーン。

イマイチ解り辛いが、0.001秒でケンシロウがピンッと煙草を捨て(ポイ捨て駄目絶対)、0.002〜0.003秒の間に上図の「ス…」の位置へとダッシュしたという解釈でいいだろう。目測では、拳志郎の初期位置から移動先までの距離は、およそ2メートル。つまり拳さんは0.002秒の間に2メートルの距離を移動したということで、これは秒速1000メートル、時速3600キロメートルということになる。

およそマッハ3ということやね。
スナイパーライフルの銃弾に匹敵する速度だ。すごいぜ。






しかしそこから速度は急激に落ち、敵兵の横を通り抜けるまでには結局0.1秒を要している。兵士までの距離は目算で10メートル弱なので、ここまでの平均で算出すると、秒速100メートル、時速360キロメートルということになる。初速のおよそ1/10の速度にまで落ちてしまった。まあ、十分バケモノだが。


速度が落ちた原因は、二人の目的が「敵の背後をとること」だったからだと思われる。敵の横を駆け抜けると同時に、今度は急ブレーキをかける必要があったのだ。もしその必要が無く、ただ全力で真っ直ぐ進むだけならば、もっと初速のスピードを維持できていただろう。

ひとつ気になるのは、この高速移動に雷暴神脚の表現(地面が抉るほど蹴る)が使われていないことだ。おそらくこんな雑魚相手に奥義を使うまでもないということなのだろう。だとすれば彼らの本気はまだまだこんなもんじゃないということになる。



まとめると、拳志郎の移動性能は

●静止状態からいきなりマッハ3で動き出せる
●10m地点までは360km/h。ブレーキ無しならもっと速い
●雷暴神脚を使ったら更にもっと速い


といったところか。
これは良い研究資料となりそうだ。




次回はきっとゴールマンさんが変な作業着を着て車で逃亡する展開になると思います。50万ジュドル賭けます。



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