蒼天の拳リジェネシス
25話・26話
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2020年3月29日 |
大分久しぶりのリジェ感想です。
4話分溜まってるので2話ずつやります。
いやね、先月号で結構なヒミツが明らかにされたので、一応すぐのネタバレは控えたほうがいいかな〜と思って一ヵ月置いといたんですよ。
ウソです。龍が如くやってて時間なかっただけです。すいません。
天斗が誇るツインタワー、シャムライ&コムライを倒した拳志郎とヤサカは、霞拳心らしき人と邂逅した後、エリカの捕らわれている
「死霊の街・ハイドラ」へ。
2人よりも一足先に街へと到着したのは、禍々しき形をした飛行船。
そこに搭乗していたのは……
ハイドラの工廠長・
バラオン。
容姿や立ち位置等、色々な要素から
某獄長を連想せざるをえないキャラクターではありますが、
「グッグッグッ グガガッ」という独特な笑い声でアイデンティティを確立せんとする努力が垣間見えます。
街の上空へと到着したバラオン様は、早速楽しいイベントを開始。
その名は
「末世の選別(ゴエルサリード)」
奴隷達の上空から
ドラム缶をバラまいたり
鉄柱の束にオーバーヘッドキックをかまして
奴隷たちをまとめて串刺しにしたりと、すさまじい残虐性と身体能力をみせつけるバラオン。
それは、咎人(スードラ)と呼ばれし者たちが受ける非情なる選別…。
蘭印に忠誠の血を捧げ、朽ちるまで働かされる日々か。
それとも死ぬことで自由になれる救済(シグラ)の道か。
絶望しかない選択を突きつけることで、インドネシア解放軍の希望と誇りを最後の一粒まで磨り潰す。それがバラオンの狙いなのであった。
そんな地獄と化したハイドラに、いよいよ乗り込まんとする拳志郎とヤサカ。
ゲートの前で待ち構える
天斗の大兵団を相手にした、大激闘が幕を開ける。
……とここで、このバトルに登場する敵側のザコに関し、辻先生が色々な
裏設定をツイートされておられましたのでご紹介させていただきたく思います。
こちらの、技名を言い終わる前にヤサカに脳天を蹴られてお亡くなりになった天斗の剣士様は、
ジャガンノというお名前だそうです。
「名前の由来は想像にお任せ」と先生は仰られておられましたが、この名前と、"三つ目"っぽい仮面と、"剣士"という特徴から考えると……
この人しか思い浮かばないのですが……
どうなんだろう。
【追記】
これに関しては既にマーサン様が先生よりアンサーを得られておられました。
ジャガンノのモデルは、ヒンドゥー教の神
『ジャガンナート』とのことです。
全然違ったわ。恥ずかしい。
ヴィシュヌ神の化身の一つであるクリシュナと同一視されている神だそうです。
MARVEL好きとしては英名の「ジャガーノート」のほうがピンときますね。
マーサン様情報ありがとうございました。
続いて、拳志郎にブン投げられたこの人。
名前は
赤猿。
イメージモデルは、北村龍平監督の映画
『VERSUS』に登場する
赤顔というキャラクターだそうです。
全然知らない映画だ……
近所のビデオ屋にも置いてないし……
そしてこちらは、
ハイドラ門衛部隊の隊長さん。
彼は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場する
イモータン・ジョーに、『ダークナイト』に登場する
ジョーカー(演:ヒース・レジャー)を若干含ませたようなキャラクターだそうです。
こんなモブザコに、なぜ男のバイブルとも言える2大作品の大物ヴィラン二人をあてがってしまったのか。贅の極みですなあ。
ちなみに辻センセ的には、CVは
若本規夫氏をイメージしたとのこと。
いやだから贅沢すぎるって!
しかし流石は一流キャラをモデルにする男。
砲弾を食らってもどっこい生きてるというタフネスを見せる門衛隊長。
だが反撃に転じようとしたその瞬間、彼の身体は十字に切り裂かれた。
現れたのは、約1年ぶりの登場!
謎の極十字聖拳の拳士!
同時に、ヤサカの頭上に煌めく
死兆星!!
この拳士がヤサカの死を司る者ということか……
既に毒でフラフラなんで、ほっといても数時間後には死んでそうな気もするが…
バトルが盛り上がってきた所で場面転換。
再び捕らわれの身となり、北斗の正ヒロイン道を着実に突き進むエリカ様は、どこぞやのお屋敷で監禁されスヤスヤ。
そこに現れたのは、以前にシメオンと共に現れた
仮面の天斗キッズ。
レニス君と
ギルス君というお名前らしい。
ルーアハを込めた指先をエリカに近づけ「壊しちゃお壊しちゃお♪」と歌いだすイカレた天斗クソガキッズ。その行為を咎めたのは、あの男であった。
誰?
あ、
ヒムカさんでしたか。
随分とおどろおどろしくなられて……
アルティメット・ジャギって感じですね。
今回は仮面お披露目だけで特に出番は無し。
ただエリカがシルエットで拳志郎と見間違えていたので、やはり正体は奴か。
場面は再び戦場へ。
ビカビカビカァッ!という擬音を放つほど、かつてない勢いで煌めきまくる死兆星を頭上に見ながら敵と対峙するヤサカ。
相手の背に浮かぶは
流飛燕の幻影。
相手の極十字聖拳が飛燕と重なるのか
毒による意識の混濁が幻を見せているのか
エリカの"父"をその手にかけた悔恨の念か
あるいはその全てなのか……
まあ、よくわからないけど
飛燕の戦う姿がまた見れてオラァ嬉しいぞ
このままではヤサカが押し切られると見て、助太刀に入る拳志郎。
あれ…北斗神拳に2対1の戦いは無いんじゃ…
タッチ交代のような感じだったからセーフ……という判断なのかな?
尚、拳志郎の戦評によると、
一撃一撃のキレは飛燕の方が上だが、手数と宙を舞うような身のこなしは此奴のほうが上回っているとのこと。
確かに、飛燕の時は蹴りを一発受け止めただけで拳志郎の腕が長時間痺れていたのに対し、今回はそうでもなかったからねえ。単純な破壊力で言えば飛燕のほうが上ということでしょうね。
といった感じで、明日の27、28話感想へと続きます。
【今回の個人的お気に入りシーン】
倒した敵兵からジャケットを拝借する拳志郎。
北斗の拳で長年言われているあの問題に対する、ひとつのアンサーのような気がせんでもない……かな?義叔父と一緒にすんなと言われそうですけど。