40周年は動いている

2023年7月31日


北斗の拳40周年も残り5ヵ月。

個人的にまだ「これーっ!」って感じの発表は無いんですが、それでも色々と動きはあるので、確認していきましょう。




●北斗の拳×ゾイド


今年40周年を迎えたゾイドシリーズが、「ゾイド40周年プロジェクト」と銘打って様々な企画を展開しておられます。


その中で「北斗の拳」「機動警察パトレイバー」「VTuber白上フブキ」とのコラボも決定しており、北斗コラボにおいては「黒王号」と、人気ゾイド「ワイルドライガー」が融合した「ワイルドライガー黒王」を描いたコラボキービジュアルが発表されました。





なんだこれは


見た目のインパクトは凄いのだが、冷静に見ると四足歩行とカラー以外に黒王要素が全く無い。これを黒王と言い張れる根性がすごい。まあ、こういう無理矢理な融合のほうがいかにも「コラボ」って感じがしますけどね。





しかし調べたら馬型のゾイドもいた。


ならこれを黒にしたらええやん……と思うのだが、今回のゾイド40周年で発売されるのが「AZ-03 ムラサメライガー」という機体で、各コラボではその機体の色違いが使われるといったことらしい。


せっかく新機体を作っても、ゾイドファンにしか売れないのは明らか。だったらコラボして他の界隈の人達にも注目してもらい、色違いを買っていただこうと。そういう狙いがあるのだろう。まあ気持ちは解る。



ちなみに自分はゾイドブーム最盛期に小学生だったのだが、全くハマらなかったし、持ってた友達もいなかったなあ。故に殆ど知識もない。なんか、金持ちの趣味ってイメージがある。俺らにゃミニ四駆が限界よ。

そんなゾイドを知らぬまま終えるはずだった私の人生に、こういう形で出会いが訪れたのも何かの縁。おそらく2〜3万くらいだろうし、買ってみようかな。





●しまむらコラボTシャツ


6月10日より、しまむらの各店舗とオンラインストアにて北斗の拳コラボTシャツが発売されました。


正直、北斗のTシャツはもう山ほど持ってるし、買っても殆ど着ないので、よっぽど気に入ったデザインでないと買わないようにしているんですよね。

けど今回はいずれも1,199円という激安価格であったため、それならばと購入させて頂きました。サイズが3Lと4Lしか無いのでやはり着れないが。




デザインは2種。

こちらが「ラオウ昇天ver」





うーん………


なんか金色のキラキラした特殊なペイントを使って格好良い感じにしたかったのだろうが、過剰に使い過ぎたのか、なんだかよく解らんことになってるよね……


なんか上部で飛び散ってるやつ。これ原作を見ればわかるんですけど、雲の隙間から漏れてる光なんですよね。それが全然伝わらない。だからといって闘気が飛び散った感じにも見えない。結果、何が何だかわからない。

闘気の柱だけのほうがスッキリして良かったと思うなあ。

あと文字も要らんと思うわ。野暮。






もう一つが「北斗七星ver」






もうこれ言うの何回目かわからんけど……


死兆星は蒼星なんすよ……


こんだけ蒼星並んでて死兆星だけ蒼星じゃないのかよ……








しかも今回は、死兆星の中央に赤いジュエルまで埋めてきやがった。


蒼星なの……蒼星なのよ……





ていうかさぁ、これさぁ





見本(左)と大分違うな?


なんかジワァと滲んじゃってるよね……

キレが悪いのよキレが



デザインの良し悪しと価格には然程関連性が無い気もするのだが、この商品に関してはいかにも価格相応って感じ。






●ハードコアチョコレート×北斗の拳



菓子コラボだー!!


と思ったら、なんかそういう名前のTシャツブランドでした。泣けるぜ。


このハードコアチョコレートは、映画、プロレス、漫画、アニメ、更にはポルノビデオといったコアな題材をパンキッシュなデザインで消化する、自称「Tシャツ界の悪童」を謳うお店らしい。伝わる人には伝わる、サブカルの枠には収まらない洗練されたデザインが人気なのだそうな。



で、こちらが今回のコラボTシャツ。





おっ?

確かに……なんか格好いいわ。


原作絵をペタッと張り付けたデザインはもう飽き飽きしてるんだけど、これは結構レアなシーンを選んでるし、あえて背景を切り抜いてない所が逆にお洒落だ。






こちらが裏面。

下手にワンポイントにせず、印刷できる範囲をフルに使ってプリントしてる大胆さも良いよね。


価格は全て4,400円。少々お高いが、さっきのしまむらの1200円と比べると、デザイン的に妥当な価格かなと思える。





●究極版ユダ


7/19〜7/31の期間中、JR池袋駅の南改札外イベントスペースにて、「北斗の拳のPOP UP STORE」が開催されました。





会場では、上図のようなグッズ販売の他、等身大のケンシロウフィギュアと撮影できるフォトスポット等もあり





購入特典として、2,200円以上のお買い上げで奥義ステッカー(全10種)が。

更に1万円以上のお買い上げで上図のポスターがついてくるらしい。

北斗の世界観にこのパステルカラーはミスマッチすぎて逆に面白い。これで更にフォントがポップ体とかだと甘くなりすぎるので、筆文字にすることでバランス調整したって感じがする。良いセンスだ。



ただこのイベントで最も注目すべきは、会場に展示される原御大の新作カラーイラスト「ユダ究極版」

このイベントのためか、はたまた別の仕事なのか、理由は不明だが、とにかく原先生が突然ユダをお描きになられたらしい。

かつて「北斗の拳 究極版」として刊行された全18巻のカバーに、原先生が新作のカラーイラストを描き下ろされたが、南斗六聖拳で唯一ユダのみがハブられるという事件があった。

その哀しみを拾い上げたいという思いを込め、今改めて原先生にユダの「究極版」を描いていただこうと。誰かがそう思い至ったのかもしれない。




ありがたい事に展示物の撮影が可能だったようで、有志の方よりその写真を頂きましたので、公開させていただきます。











すげぇ……


これは……歴代の原御大画カラーイラストの中でも最高峰の一枚でしょ。鳥肌もんよ。他の究極版カラーイラストと比べても遜色ないどころか遥か高みにいっちゃった感ある。

いやもう、凄く後出しっぽいですけど、自分はずっとユダを描いて欲しいなと思ってた。だってこの人、北斗の拳のキャラクターの中で唯一「美」を追求したキャラなわけでしょ。化粧や髪色、マフラー等の奇抜なファッションにサイケなカラーも、全てはユダが追い求めた究極の美を体現した姿なわけですよ。そんな、誰よりも見た目に重きを置いたキャラであるにも関わらず、作者からただ一人だけ「描かれない」というのは、余りに無情ではないかと、常々思っていたわけですよ。


でもこうなると「究極版」で描かれなくて良かったですよね。だってこんな原作からアレンジ加えまくった衣装、表紙としては相応しくないっすからね。






中でも見てよこの下腹部。

何よこれ。ハイレグのガーターベルト?
流石にスケベすぎるだろ。
こんなんで闘ったらすぐ金玉こぼれるよ。



そういえば超像可動のユダも発表されたし、なんかこう、ユダに強い風が吹いてるのを感じますよね。この多様性の時代になって、ようやくユダというキャラクターの魅力が周知され始めている気がします。

来るよ、ユダ・ノヴァが。





●北斗の拳II 百万の覇王乱舞[復刻版]





「帰ってきた!」

と、ボケはじめた乙事主の物真似で叫びたくなるニュースが飛び込んできました。


今から11年前にサービスを開始したケータイ用アプリゲーム「北斗の拳II 百万の覇王乱舞」が、ブラウザゲームとしてカムバック。TSUTAYAオンラインゲームや、ヤマダゲーム等でプレイすることができるそうです。



ゲーム内容の紹介は遥か昔にやったんで今更紹介しませんが、早い話が北斗のイラストが描かれた「カード」を収集、育成し、デッキを組んで勝負するという至ってシンプルな内容。

まあ想像通りのクソゲーですわ。

だってバトル内容が「カードをゴッツンコさせて数字大きい方が勝ち」だぜ?面白いわけないやん。

まあガラケー時代ってこういうのが山ほどあって、実際流行していたので、本当に異常な時代だったと思う。今のスマホゲーも大概だが、この頃よりは大分マシな気がする。





ただカードのカラー絵は中々のクオリティなので、イラスト収集のみに執心すれば楽しめるかもしれない。おそらくこの着色作業には当時相当な費用がかかっただろうし、復刻させて少しでも回収したいという狙いがあるのかもしれん。

あとこのゲームにしか登場しない奥義というのも結構あり、当時の広報の人によると、ちゃんと版権元から技のリストを貰って登場させているとのことだったので、オリ技だからといって無下に扱うわけにもいかないんですよね。


まあどっちにしろ息は長くないと思うので、興味のある方はサービス終了までに一度くらい触れてみるのもいいかも。





●北斗の拳×神田カレーグランプリ





8/1〜12/20の期間、東京は神田のカレー店にて「神田カレーグランプリ」なるものが行われ、それと北斗の拳がコラボするらしい。


コンセプトとしては、『カレーのスパイシーな「熱さ」と、北斗の拳の作品の「熱さ」、そして神田の街を盛り上げたいという「熱さ」の組み合わせが、より神田カレーグランプリというイベントを「熱くする」』といったものらしいのだが、おそらく最初のとっかかりは、ケンシロウの好物がビーフカレーという設定から来てるんじゃないかと。


で、イベントに参加するカレー屋142店で食事をすると、各店舗先着500名に、全20種の北斗の拳キャラクターカードが貰えるらしい。しかしランダム配布なので、店に頼み込んでとかしない限り20食では当然コンプには至らないだろう。俺らはインド人でもイチローでもないんだから、そんなにカレー食えねえよ。





これが配布されるカードの一覧。

こういうのにも今後はユダ究極版の絵が使われて、南斗六聖拳で一人だけモノクロという辱めを受けずに済むのかと思うと涙がこぼれますね。わざわざ下にカラーの黒王号配置されてるのも明確なイジメですもんね。もしかしたらこの一覧サンプルが、原先生にユダ究極版を描かせる切欠になったまである。


さらに、書泉グランデ・書泉ブックタワー他にて各種コラボグッズも販売され、その中のレトルトカレー「ケンシロウ愛のカレー“赤”」「ラオウ・悔いなしカレー“黒”」を購入した500名には、先程の一覧の左上にあったラオウ様とジュウザのレアカード2種が貰えるとのこと。



キャラのラインナップを見ると、相変わらず帝都編以降のキャラがハブられてんなぁって感じですが、それより気になるのは





なんでジードこいつ?


ボスのZ-666じゃなくて、名も無きメンバーを選ぶんだ……斬新だな……

まあ彼も「Z」のメンバーなんだから間違いでは無いんだけど、メンバー達もボスのことを「ジード」と呼んでいるのだから、彼個人をジードと紹介するのはやっぱり違和感あるよなあ。

ただ「ヒャッハー」じゃなくて「ヒャッハッハ」と原作の台詞を順守しているところは誉めたい。厳密にいうと「ヒャッハッハッ」と最後にも「ッ」が要るけど。もっと言うと完全版より前の書籍では「ヒャッハツハツ」とツが大きい誤字になってるからそこも再現してたらより完璧だったけど。





●北斗の市×北斗の拳





北海道の北斗市とコラボするそうです。

8月26日から10月31日までだそうです。

スタンプラリーとかグッズ展開とかするらしいですけど、今のところまだ詳細は判明しておりません。



完全に市の名前先行のコラボなわけだが、それを言うなら、我が郡都である京都北部には、京都北都信用金庫こと通称「ほくとしんきん」があるのに、一向にコラボしてくれる気配が無いんですよね。

今度行ったときにアンケート箱とかあったら投書してみようかな……





●北斗の拳 新装版





また出るのぉ!?


しかしさっきも言ったけど、究極版の刊行からもう10年経つんですよね……

ならそろそろ出し頃なのかもしれんなぁ。



それにしたって「完全版」「究極版」ときてその次が「新装版」は弱くないか?







これまで原作漫画は、単行本、愛蔵版、文庫版、完全版、究極版と出てて、コンビニ廉価版でもバンチワールド、ライジン、徳間と出してて、これ全部集めてる人とかは大変よ。そろそろ北斗の拳だけでベッド作れるよ。


9月13日に第1巻と第2巻が発売。
以降毎月20日に2冊ずつ刊行される模様。


購入するかは……まあ特典次第ですかね。

「バンチワールド」にはジャンプ掲載時の煽り文句再現、「完全版」にはカラーページ収録&誤字修正、「究極版」はカバーイラスト描き下ろし&SPエピソード+カラーページ収録&大幅な加筆修正といったウリがありましたが、果たして新装版はどうなるのか。

全18巻という区切りは究極版と同じなのだが、777円の究極版に対して今回のは980円。かなり付加要素あった究極版より更に200円高いわけだ。

ならば少し期待してしまうが……逆にこれで何もなければ絶対買わないなぁ。







最後に、これはとある筋からの情報なのですが


ケンシロウは1979年生まれらしいです。


某北斗の拳公式親善大使の方が、原先生から聞いた風な言い回ししてたんで、一応信じてもいい情報だとは思います。まあソース元である動画のアドレスとかも別に張りませんけど。


そこそこ盛り上がりそうなネタだとは思いますが、あまり年齢考察には役立ちそうにないので、まあ雑学として入れておく程度かなと。



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