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上血海
じょうけつかい



流派: 北斗神拳
使用: ケンシロウ(自分自身)
登場: 北斗の拳(154話)/アニメ版(120話)/セガサターン版


 足が自由に動かなくなる秘孔。片足が義足のファルコと戦うにあたり、自らも同条件で戦うため、ケンシロウが己の右足に突いた。
 秘孔位置は右脚の大腿部。



 リハクは「ケンシロウさんはファルコの片足の邪法拳を見切るために、あえて片足を封じたのだ」と言っている。捉え方によっては「自らも片足を封じる事で、おなじ片足の拳を見切った」という意味にもなるが、これはそういうことではない。ケンは、ファルコに片足の邪法拳を出させるために、片足を封じたのである。ファルコも言っているとおり、この邪法拳を出すためには、ケンの体力を消耗させねばならなかった。でなければ、邪法拳を見切られてしまうからだ。正直、上血海を突いていない万全の状態のケンなら、その疲労が溜まる前にファルコを倒すことが出来ただろう。だが、ケンは自らも片足を不自由にし、戦いを長引かせ、片足の邪法拳を出させなければならなかったのだ。何故ならば、その邪法拳こそが、片足となったファルコの秘拳だったからである。それを打ち破ってこそ、はじめて同条件で闘うという「北斗神拳拳士の戦い方」になるからだ。