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心臓を止め回復する術



流派: 北斗神拳
使用: ケンシロウ
登場: アニメ版北斗の拳(140話)


 心停止させることで、自ら体内の活動を最小限に抑え、体力を回復させるという北斗神拳の秘術。傍目には死体にしか見えないが、体にぬくもりは残されているらしい。 TVアニメ版北斗の拳にて、カイオウとの戦いで瀕死の傷を負ったケンシロウが使用。数日間眠り続け、驚異的な回復を果たした。




 おそらくこれは、ユリアが拳王様に突かれたあの仮死状態になる秘孔と同じようなものなのだと思う。二つに共通しているのが、単に仮死状態になっているだけなのに病状(怪我)が回復しているという点だ。ハッキリいって鼓動をとめたからといって、それほど劇的に体力の節約になる筈が無い。ユリアにしても、仮死状態になって病状の進行が抑えられたからといって、残りの命まで延びるというのは変だ。これはおそらく、両者とも単に仮死状態になっているわけではなく、その間体内では、闘気を新しい生命エネルギーとして構築するための作業が行われているのだと思われる。ユリアはそれに必要な闘気を拳王様から与えられ、仮死状態中に莫大な生命エネルギーを得た。ケンは体内に流れる気のうち、ほんの僅かだけを生命維持に当て、残りをその生命エネルギーへと変えていたのだろう。