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 天授の儀編

 杜天風が死んでから暫くの後―――。
 夏文麗は、寧波にある泰聖院へと訪れていた。己の死期が近い事を感じた文麗は、恩人である美福庵主に最期の別れを言いに来たのである。だがそんな彼女に、美福庵主は告げた。まだ死んではならない。あなたは宗武のために祈り、その宿命を見届けなくてはならない、と。拳志郎、劉宗武、そしてヤサカ。宿命を背負った男達が、今この寧波へと集結しようとしていた。




 劉宗武にとってこの泰聖院は、師・劉玄信より北斗劉家拳を学んだ地でもあった。そして今、拳志郎との闘いを目前に控えた宗武の闘志は、最高潮に達しようとしていた。だが宗武が拳志郎に惹かれたのは、強さだけではなかった。宗武は、拳志郎の頭上に蒼天を見ていた。拳を極めてもなお蒼天の光彩を宿し続けた拳志郎の瞳……。それを見た瞬間、宗武は悟った。宿命を忘れ、虚無に彷徨った己が、いかに小さな男であったのかを。

 その頃、何かに導かれるように、拳志郎もまた寧波へと上陸していた。泰聖院で感じた懐かしき匂いや、不思議な雰囲気を纏った美福庵主との出会い、そして宗武もまたこの地を訪れているという事に、北斗の宿命を感じる拳志郎。その謎は、父・霞鉄心の朋友と名乗る老人、胡潤の口から明らかにされた。かつて鉄心もまた、天授の儀を為すためにここ寧波を訪れていた。だが鉄心は、その相手である劉玄信の娘・月英と恋に落ちてしまった。愛する者の父を殺すわけにはいかない。そう言って鉄心は、劉玄信とは闘わず、月英を残して日本へと戻ったのであった。しかしその時、月英の中には、鉄心の子が宿っていた。後に鉄心の元へと送られたその子供・阿星こそ、後の拳志郎だったのであった。しかし、まだ拳志郎は知らなかった。死んだとされている母・月英が、美福庵主その人であるということを―――。

 そしてもう一人、北斗の神は、西斗のヤサカまでをもこの地へと呼び寄せていた。闘いを前に護摩行を続ける宗武に近付き、その命を奪おうとするヤサカ。だがその宗武の姿を見た瞬間、ヤサカから侮りが消えた。頭髪を剃り落としたその容姿、圧倒的に増した闘気も、以前の宗武のものではなかった。彼を変えたのは、目前に迫る拳志郎との闘い―――。それを為すまで死ぬわけにはいかないというその思いが、宗武を大きく変貌させていたのであった。精気を取り戻し、闘神の域にまで達した今の宗武には、ヤサカの邪拳など通用するはずも無かった。この男であれば、北斗神拳1800年の歴史も葬れるかもしれない。天授の儀を見届けたいという欲求に駆られたヤサカからは、もはや宗武と戦う意思は消え去っていたのだった。

 闘いを目前に控えたある日、拳志郎は、宗武を花見へと連れ出した。二人が闘った時、何れかの命が儚く散る。まるで酒に舞い落ちる桜の花が如く―――。しかし、桜の下で酒を酌み交わすその二人は、とても死合う直前とは思えぬほど、涼やかに透き通っていた。

 北斗の化身・五爪の龍の見守る中、遂に運命の時が訪れた。北斗天帰掌―――。死に悔いを残さぬ誓いの儀礼を交わし、天授の儀に臨む拳志郎と宗武。互いの秘奥義を紙一重で躱すその神速の攻防は、もはや人間の目では捉えられぬ領域へと達していた。
 そんな二人の闘いを、ヤサカは不敵に笑いながら眺めていた。いずれが勝とうとも、傷ついた勝者を葬ることで北斗抹殺の悲願は果たされる。そう考え、ヤサカは決着の時を待ち続けていたのである。だがそんなヤサカの企みを阻むかのように、一人の男が現れた。北斗曹家拳伝承者 張太炎。彼もまた北斗を背負う者として、この地へと導かれた一人であった。

 北斗劉家拳は死合う場も空気も支配する―――。間合いを歪ませる不動明王が如き闘気を纏い、一気に勝負を決めようとする宗武。だがそれに対し、拳志郎が背負ったのは、光の中に浮かび上がる女人像の幻影であった。その女人像の手が宗武へと伸びたとき、眩い光が二人を包んだ。北斗神拳究極秘奥義、蒼龍天羅。その奥義がもたらしたのは、天も地も闘気もない無……。泰聖院の遥か上空に浮かぶ光の世界が、この天授の儀の決着の舞台であった。だが二人は、対峙したまま動こうとはしなかった。先の先を読みきり、己が死ぬ姿を何度も想像した二人は、もはや動く事ができなくなっていたのである。だがその間合いが死線を越えた瞬間、遂に勝負が動いた。放たれる拳志郎の一撃。それを左掌で受け止める宗武。その瞬間、勝利を確信した宗武であったが、まだその拳は死んではいなかった。拳志郎の魂魄の拳は、宗武の掌を通り抜けるかのように貫通し、その顔面へと叩き込まれたのであった。

 何れかが死ぬるまで勝負は終わらない―――。決着をつける拳志郎の一撃が、宗武に向けて放たれる。だがその瞬間、一同は奇跡を目にした。幻のように現れた女人像の手が、拳志郎の拳を止めたのである。これ以上の攻撃は処刑……だがやめれば宗武の誇りが汚される。女人像は、闘いを止められぬ二人にかわり、宗武の命を救う事を選んだのであった。それは、宗武がその敗北の中にも美しさがある事を知ったからであった。



 女人像の中に隠されていた尖塔、鎮魂の塔。そこに眠る歴代の北斗神拳伝承者達と語らう事こそが、拳志郎の天授の儀の完結の時であった。

 1800年前……西斗月拳の高弟達を皆殺しにしたシュケンであったが、彼は愛するヤーマをその手にかけてはいなかった。彼女の中にはシュケンの子が宿っていたのである。やがて彼女はその子を守るために自決するが、天はその赤子を生かす道を選んだ。その北斗と西斗の血を引く子こそ、ヤサカの祖先なのであった。

 北斗神拳の日本への伝来……織田信長の最期……前世が目にしてきた数々の歴史が、拳志郎の中に流れ込む。その中で最期に拳志郎が見たのは、かつて悲しき別れを果たした、霞鉄心と月英の姿であった。生まれたばかりの自分を抱く母・月英の姿……それはまさしく、若き日の美福庵主に他ならなかった。改めて"親子"としての再会を果たし、流れる涙を抑えることなく抱擁しあう二人。阿星、と自らの名を呼び続ける月英に対し、拳志郎はただ一言応えた。「かあさん」と――――。



 その夜、本殿へと訪れたヤサカが見たのは、鎮魂の塔の下に隠された勾玉「神(ヤー)」であった。北斗と西斗に受け継がれた神は同じ―――。その拳志郎の言葉の真意を確かめんと、言われるがままに勾玉へと手をかざすヤサカ。次の瞬間、彼の意識はヤーマの魂の前へと飛ばされていた。彼女の口より語られる、1800年前の真の歴史……。シュケンが己を殺さなかった事。己がシュケンの子を生み落とした事。その二人の間に生まれた子こそが、ヤサカの祖先である事―――。死した後、彼女が抱き続けていたのは、シュケンに会いたいという強き愛であった。やがてその強すぎる想いは、怨念へと姿を変え、北斗への憎しみだけが後世に伝えられたのであった。真実を知り、その深き愛に涙するヤサカからは、もはや北斗への憎しみは消え去っていた。

 真実を知ってもなお、ヤサカは拳志郎との闘いを止めようとはしなかった。偽りの怨みで流飛燕を殺してしまった罪……それを償うには、己の死による決着しかないと考えたのである。だが、拳志郎はヤサカを殺そうとはしなかった。彼にはまだやるべき事が残されていた。シュケンが眠る勾玉を、ヤーマが眠る地へと送り届ける事―――。愛し合う二人の魂を今再び結びつける事が、ヤサカに残された最後の役目であった。



 上海へと戻ったヤサカは、飛燕が眠る墓地へと訪れていた。先に墓参りに来ていたエリカに銃を渡し、飛燕殺しの罪を償わんと、己の生死を委ねるヤサカ。だがエリカは、そんなヤサカに笑顔で告げた。貴方持つ勾玉はヒトラーが最も捜し求めている秘宝。それを守る限りいずれナチが貴方を殺すだろう―――と。

 自分は許されたのか、許されなかったのか、釈然としないまま、ヤサカは青幇達の会食の席へと招かれる。だがそこで待っていたのは、青幇抹殺を狙う刺客たちの襲撃であった。銃を手に取り囲む男達を、一瞬にして撃退する拳志郎。そしてそれを涼しい顔で見つめる玉玲たち。彼らにとってこの光景は、普段と変わりない、いつも通りの日常であった。1930年代の上海。命が軽いこの魔都で、彼らの物語は今日も紡がれてゆく―――。







・美福庵主、丹陽とほぼ同年齢であるはずなのにその姿は若々しいまま
丹陽さんどう見ても70歳OVERなんだけど、昔の人は寿命が短かったから、きっとこれでも50〜60代なのだろう。50代なら現代でもこれくらいの物の怪は結構いるよね。水戸の老中御一行のクノ一とか、シルク姉さんとか・・・
・霞鉄心が天授の儀に来たとき、劉玄信は既に老い果て、闘える体ではなかった。一方劉宗武はまだ幼すぎた
この時点で宗武は"幼い"とは言えども、既に北斗劉家拳を学び、天賦の才を発揮し始めていたらしい。正確な年齢まではわからないが、霞鉄心が「あれは眼光炯々たる少年じゃった」と言っているコマの宗武がその時の姿なのだろう。一方、拳志郎が生まれるのはこの約一年後。つまりこの二人は、最低でも6〜7近い年齢差があるわけだ。拳志郎が設定上ではおよそ30歳らしいので、宗武は40歳弱くらいということになる。そして回想でその宗武と同い年くらいの文麗もまたアラフォーという事になる。40前であの若々しさ・・・アンタも美福庵主に負けず劣らずの物の怪やで!!
しかし劉玄信も、このときで既に「老い果てて」いたのに、こっから更に宗武が伝承者になるまで生き続けたんだよな。享年何歳やねん。
・劉宗武、拳志郎との戦いを前に剃髪。拳志郎と闘いたいが故に命を惜しむ宗武の闘気は精気を取り戻し、その拳格は闘神の域に達した。
北斗琉拳の最終到達点は、憎しみの果てにたどり着く魔界だった。しかし劉宗武が辿りついたこれはまさにその魔逆の境地と言っていい。何故ひとつの拳法に、最終到達点が二つもあるのか?いや、二つあるからこそ、「北斗琉拳」と「北斗劉家拳」という二つの名をもっているのではないか?
・美福庵主は拳志郎の母。額の七つの星が貴方の運命を導くだろうとして、生まれた時に「阿星」と名づけた。
ここで初めて拳志郎の七つの星が確認できるんですが、右のこめかみの上辺りにあったんですね。カイオウはその逆の左こめかみの上。ケンシロウは左即頭部。唐の時代の末っ子は真正面のオデコに。北斗の拳4の主人公は腕に。全部バラバラなんですねえ。
・北斗神拳の守護神の化身、五爪の龍。かつて中国の皇帝のみが独占したとされている。
古代中国では、龍の爪は3〜5本で、その爪の多さが龍のランクの基準だったらしい。レストランの星みたいやね。ちなみに韓国の龍は4本、日本のは3本のが多いらしい。でもドラゴンボールとか日本昔ばなしの龍は4爪なんだよね。ハッ!もしやこれらも韓国起g
・宗武の兄弟子、泰峰。かつて霞鉄心に挑むために日本を訪れたが、幼い拳志郎におちょくられながれ撃退された。
確か魏瑞鷹は玄信の許しを得ずに鉄心と戦おうとして破門されたんだよなあ。ならこの泰峰さんはどうなんだ?ちゃんと玄信に許しを得て来たのか?彼の実力を考えるととても許可が下りるとは思えないのだが、宗武に「兄弟子」と呼ばれている事を考えると、破門にはなっていなさそうだ。ううむ・・・100%負けるから、玄信ももうどうでもよかったのかもしれんな。
・張太炎、天授の儀を見届けるために泰聖院に登場。
こんとき太炎さん、黒社会に堕ちたことを馬鹿にしてきたヤサカに「死肉を漁る痩せ狐よりマシだろう」と返すのだが、今までの所業を考えると全然マシじゃないよね。ヤサカって戦い方は少々汚いけど、彼が殺したのって飛燕と偽閻王と猫料理の彪くらいだし、女は殺さないと宣言するフェミニストさんだ。あと列車強盗で国民党の兵士も殺してるけど、これは奪った金を百姓に配るための所業だから咎めるほどの事でもない。一方太炎はどうよ。ソフィーを爆殺するわ、チ●ポで女をヤリ殺しまくるわ、他にも彼の部下達の所業を含めると何人の市民の命が奪われたかわからない。どう考えてもアンタのほうが極悪人ですから!
・宗武、大湖石を拳の一撃で破壊し、その影に居た拳志郎ごと吹っ飛ばす
これ、ちょっと前に拳志郎が指先の気で大湖石を粉々にしたのが前フリになってるシーンだと思うのだが、説明無いから気付いた人少ないんじゃないかなあ。まあどっちにしろ「おもくそぶん殴って破壊した」のと、「触れずに指先で壊した」のは全然違うのに、俺にもできるぞ!って言われても説得力はないよね。
・宗武、不動明王が如き闘気を纏う。これぞ死合う場も空気も支配する北斗劉家拳の闘い方。
北斗の拳では北斗宗家の血に目覚めたケンシロウやヒョウが闘神のオーラを出現させてましたよね。まあこれが同一のものとは言わないけど、しかしこんなもんを宗家の血も引いてない宗武が出現させたりできるもんかね?アンタ本当に金貸し屋の息子なのか?実は玄信の孫で、北斗劉家拳の血を引いてるんじゃないのか?「劉」の性が偶然一致してるのも怪しい。
・拳志郎、北斗神拳究極秘奥義・蒼龍天羅にて、二人の闘いの場を一切が無の光の中へ。
究極「秘」奥義だから、「ただの」究極奥義である無想転生より格上の奥義なんですかね。確かに奥義としての非現実度で言えば、無想転生より上な気もしますが。もうぶっとびすぎて訳が解らないレベルにいっちゃってるからなあ。ただこれは天授の儀限定の奥義な気もする。女人像の直ぐ傍でじゃないと出来ない奥義なのではないかと。北斗でも蒼天でも、いろんな奇跡を起こしてますからねあの像・・・
・拳志郎、宗武の掌底を貫き顔面に拳を叩き込む。しかし止めの一撃は突如現れた女人像の手によって阻まれる。
上でも言ってますが、女人像のミラクルパワーはほんと凄い。最強。北斗の拳最強は女人像しかありえない。つまりオウカ最強。
・ヤーマ、シュケンの思いを汲み、己を殺せないシュケンに代わり自ら谷底へと身を投じる。
そういやシュケンの叔母にあたるオウカも谷から投身してんだよな。彼に関わると投身したくなるのか。もしやユリアも・・・
・ヤーマ、シュケンとの間に出来た子を産み落とす。北斗と西斗の血を引くヤサカの祖先。
ヤサカも北斗宗家の血を引くもの・・・。つまり血統的には宗武とかよりもサラブレッドってわけだ。その割には弱い気もするけど、もともと西斗月拳自体が大したことないからね。暗殺とはいえ伝承者も含めてみんな一夜でシュケンに殺されてるんだから。その程度の拳なのに、飛燕に勝利するほどの力量を備えているのは、ヤサカ自身の才能が大きいのかもしれない。もし彼が北斗の流派を学んでいれば宗武を上回った可能性も・・・
・空海、恵果和尚に命じられ、三人の北斗の子供達を日本へと連れ帰る。彼らの手により日本に北斗神拳が伝来する。
この三人・・・言わずもがな、北斗の拳の三兄弟がモチーフですよね。でも三人ともオカンが一緒ってことは、本当の兄弟ってことだよね。ということは、この長男・次男がラオウ様とトキに似てるのはただの空似なのか?いやまてよ、もしかしたら父親が違う可能性もあるぞ。三男(拳志郎の前世)のパパがシュケンの血筋で、長男&次男のパパがリュウオウの血筋なのかも!
・戦国時代、焼き討ちされた織田信長の最期を、当時の北斗神拳伝承者が天帰掌で送る。
信長様って仏教嫌いらしいけど、仏教徒の拳である北斗神拳は別にいいのかしら。
それと気になるのは、日本へ渡った伝承者も、この伝承者も、みんな拳志郎の「前世」って所ですね。先祖じゃなくて前世。生まれ変わりなんですね。もしかしたら七星の痣を持つ者は、その生まれ変わりの証なのかも。ということはケンシロウが生まれたとき、すでに拳志郎は死んでるということになるけど・・・
・拳志郎、両手から女人像の腕を出現させ、飛び掛ってきたヤサカを吹っ飛ばす。
軽く手を添えただけで拳さんの一撃を止めちゃうあの女人像さんの剛腕で攻撃するんだからなー。そりゃ秘奥義だわ。今回はノド輪だったから助かったけど、あれが突きなら胴に風穴空いてたぜ。・・・でもなぁ、なんか自力の奥義って気がしないんだよなあ。
・シュケン、戦で焼け落ちた村でヤーマと出会う。襲い掛かってきた月氏族の民を北斗宗家の拳で撃退する。
北斗宗家の拳・・・そして千手観音が如き攻撃・・・まさか万手魔音拳!?
・シュケンに会いたいというヤーマの強すぎる思いが、西斗月拳の怨念の狼を生み出した。
「ヤーマはシュケンを憎んではいなかった」って理由でヤサカも許しちゃったけど、その他の西斗月拳伝承者と高弟11人の憎しみはないがしろなんですかね?あ、そうか!月氏族は女は殺さない事を旨としてるから、ヤーマを殺した事は許せないけど、他のヤロウ共の殺害に関しては不問なんだ、きっと。
・エリカと子英、飛燕の墓に参る。
 ヤサカもエリカに飛燕殺しの罪を許され(?)墓に祈りを捧げる
そこにーオラァはーいませんー
・エリカ、ヤサカの持つ勾玉を見て、かつて古代ユダヤの十支族とともに神殿から消え去った秘宝だと語る。それを守る限り、いずれナチがあなたを殺すだろうとヤサカに告げる。
これの元ネタってこれかね?
この本の内容では、かつて古代ユダヤの失われた十部族の中の幾つかが四国に来て、剣山って山にモーセの契約の箱を隠したって事になっているらしい。
・魔都上海編 完
なんか「第一部 完」的な感じになってますが、22巻の作者コメなどを見る限り、もう完全に作品として終了した感じになってるんですよね。帯にも「北斗神話 ここに完結!!」ってデカデカとありますし。これを見て思ったんですが、この「魔都上海編」っていうのは、「蒼天の拳の魔都上海編」じゃなくて、「北斗の拳の魔都上海編=蒼天の拳」って意味なんじゃないかなーと思うのですよ。
てなわけで、御疲れ様でした!!


≪ヤサカ編