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ラオウ伝 殉愛の章
ストーリー 登場人物 流派・奥義 小説版 STAFF



小説版

劇場版をほぼそのままノベライズ化したもの。著者は榊暎一。
いくつかの変更点があるのでその中で主な部分だけを紹介。傾向として、原作から劇場版になる際に変更された部分が、また原作のほうに戻されているといったシーンが多い。


【追加されたオリジナルシーン】

・冒頭に、ケンが7人の盗賊達を蹴散らすエピソードが追加。6人のスキンヘッドを蹴散らした後、巨漢のモヒカンボスが登場するが、北斗百裂拳で葬られる。

・十人組手八人目の相手は、顔が以上に小さいが体が大きく、身の丈がケンの三倍はある男。蹴りを払いのけられるが、宙で相手の髪を掴み、そのままアゴに膝蹴りを入れて倒す。

・ケンとレイナの闘いが、若干長めに描かれている。

・村女を強姦しようとしていた巨漢とチビの兵士を、レイナが粛清するというエピソードが追加。コンビ攻撃で抵抗するが、レイナの太刀に二人まとめて倒される。

・レイナが森で聖帝の偵察隊と鉢合わせる前に、聖帝軍の刺客と化した子供達に襲われるエピソードが追加。感情を失った3人の子供達に、短剣で刺されそうになる。

・偵察隊の熟練された円陣の前にレイナが苦戦するシーンが追加。偵察隊はかなりの精鋭部隊。

・リョウの父を含むレジスタンス部隊が、聖帝軍から食糧を奪うシーンが追加。一人の死者も出すことなく食糧(毒入り)を摘んだトラックを奪取。同時に八人の子供を救出する。

・聖帝軍がレジスタンスのアジトを攻める際、爆弾をつけた犬を放す作戦を展開。何も知らずに子犬を抱えた子供を、シュウが間一髪で救う。


【復活したシーン】

・映画ではカットされた南斗双斬拳の二人が復活。原作と同じようにやられる。
・映画でカットされたシュウの耳を塞ぐ攻撃が復活。
・リゾがシュウにかけよるシーンが復活。裏切って聖帝軍に入ったことを詫びる。


【変更されたシーン】

・十人組手の際、トキの髪は黒だったが、小説では既に銀髪に。
・ソウガの義足が右足から左足に変更。
・本編ではレイナ等拳王親衛隊が先に冥王軍に突撃するが、小説ではラオウ達本隊が先。
・聖帝の偵察隊の中にリゾは登場せず。かわりにサウザーの副官として登場。


【詳細記述】

・南斗十人組手が行われた場所の名前は、
摩天楼寺院。
・シュウが眼の光を失うと同時に傷が走った石像は、般若守護十六善神のひとつ、威徳の増長天。
シュウが十人目をかって出たのは、ケンシロウをサウザーから守るため。南斗の誇りを守るため、サウザーは十人目に名乗りあげ、ケンと一撃で殺すつもりだった。
・集まった拳王軍、冥王軍の数は共に数万。冥王軍は倍の数。
・拳王軍の鎧は朱色。冥王軍は青。
・リン、村を襲った盗賊が所持していた手榴弾を、護身用にポケットに入れている。
・リョウに突いた解毒の秘孔は、体力のある大人であれば効果があったらしい。


【おまけ】

・ラオウ、レイナのことを「かけがえのない女」と発言。
・レイナ、幼少期の修羅の国で「ラオウのお嫁さんになる」発言。