ハート
登場:原作(6、7話)TVアニメ版(4話) 劇場版、
AC北斗の拳、北斗無双等
肩書:KING軍四重臣
戦法:拳法殺しの肉体
CV:飯塚昭三(TVアニメ版・AC版)
滝口順平(劇場版・PS版)
今村直樹(激打)
藤本たかひろ(北斗無双・真北斗無双)
矢部雅史(DD北斗の拳)
茶風林(リバイブ) |
スペード、
ダイヤ、
クラブと並び
KING四重臣の一人に数えられる男。体を覆う脂肪でどんな攻撃をも柔らかく包みこんでしまうという
拳法殺しの肉体を持つ。普段は温厚で優しい性格だが、自分の血を見ると正気を無くし、敵味方区別無く殺しまくる殺人鬼と化す。
ケンシロウを見つけられずに苛立つ
部下達の前に現れ、
バーテンダーに暴力を振るうなと叱責。しかしその直後、割れたグラスの破片で流血すると、一変してバーテンを一撃の下に殺害。暴走して暴れだしたため、部下達から一斉に鉄棍棒を投げられたが、その全てを脂肪でやわらかく包み込み、その後に全て弾き返すことで、店内に死体の山を築いた。
その後、
シンの玉座の前に現れたケンシロウと対峙。腹に打ち込まれたパンチを脂肪で吸収し、強烈な張り手でダウンを奪った。更にシンから投げられた鳥の羽で流血し、暴走してケンに襲い掛かるも、
北斗柔破斬によって腹の脂肪を押し分けられ、顕になった
秘孔を突かれて爆死。かの有名な「ひでぶっ!!」という断末魔を残した。
TVアニメ版では、
谷の収容所がケンシロウに解放されたとの報を受け、現地へ。
部下達をケンシロウと戦わせている間に、別の部隊を引きつれ、逃げ出した
捕虜達を全滅させた。その後のケンシロウとの戦いは原作と同じだが、流血させる役目がシンから
ジョーカーに変更。
また、頭部の文字が「K]から「J」に変更されており、それに合わせて名前も「ハートJ」に変更されている。
『劇場版 北斗の拳』では、
ジャギの部下として登場。原作同様の内容でケンシロウに敗北した。なお、映画の予告編等で名前が「エレファント」になっていたが、本編ではハートに戻されている。
『北斗の拳外道伝 HEART of Meet』では、病弱な14歳の少年「
アルフレッド」だった頃のエピソードが描かれている。
両親が事故で他界してしまったため、姉の
サラと、家政婦の
エマの3人で暮らしており、学校に行かずに家で鳥と話したり、本を読んだりする生活を送っている。争い事がなにより嫌いで、ミルクが苦手。
金銭目的で
ヘンネルと
ジャックの二人組に拐われてしまい、それを助けに来た姉サラは死亡。自らも殺されそうになったが、
シンによって救われ、強い男になるという姉との約束を守る為にシンの下につき、後に拳法殺しの肉体を持つまでに成長した。
ある意味では主のシンよりも人々の記憶に残っているかもしれない御方。その人気の高さを如実に表しているのが、北斗キャラにとってある程度のステータスとも言える「ゲームへの参加率」だ。
ハッキリ言って、彼のゲーム作品への出席率は凄まじい。出ていない方を探すのが難しいくらいだ。ファミコンの初代版では、わずか5ステージしか無いにもかかわらず、その1ステージのBOSSの座を任されるという大役を与えられている。開発裏話によると、ウイグルと最後までその座を争い、最終的に競り勝ったらしい。この決定が、後々ハートというキャラクターを人気者へと押しあげることになった最大の切欠であることは間違いないだろう。
また、スーパーファミコンで発売された格闘ゲーム「北斗の拳6 激闘伝承拳 覇王への道」では、わずか8人しかいない使用キャラの一人として抜擢。2005年に出たセガのアーケード版格闘ゲームでも10人枠の一つを獲得。「北斗の拳
イチゴ味」では、数ある主要キャラ達を押しのけて真っ先に外伝が作られ、ライザップとのコラボではコミット要因として広告のメインキャラクターに抜擢。2018年にはVチューバーとしてデビューし、中の人オーディションまで行われた。まさしく、日本漫画誌の中で最も人気が高く、そして有名な豚であろう。
おそらく彼が起用される理由の殆どは、その体型を買われてのことだろう。だが実際このハートは、他のメインキャラ達と並べてもそこまで遜色のない強さを誇っていると私は思う。その理由は、彼の尋常ならざるパワーだ。あのケンシロウを平手打ち一発でダウンさせ、クワンクワンいわせているのである。しかも不意打ちなどではなく、ちゃんとガードした上から叩いているにも関わらずだ。これは相当凄いことである。この少し後に登場するブロウ(オアシスでタダ飯を食おうとしていた男)も、一撃で車をペシャンコにするほどの怪力であったが、ケンは彼の平手打ちを指一本で止めていた。つまりハートの平手打ちは、車を一撃でペシャンコにする威力の最低百倍くらいはあるということ。おそらく牛久大仏くらいなら一撃で粉微塵にできるだろう。知らんけど。