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ジェモニ



登場:TVアニメ版(93話)
肩書:拳王刺客隊
流派:泰山流剣舞術
CV:幹本雄之

 TVアニメ版に登場したキャラクター。拳王刺客隊最強の男。泰山流剣舞術の使い手。崩れた高速道路を根城にケンシロウの首を狙い続けている。
 計9999人の男の首を獲った後、通りかかった10000人目の男がケンシロウだと知り、歓喜して決闘を所望。泰山流剣舞術で襲い掛かるが相手にならず、二刀流で戦う「双頭剣」で巻き返そうとするが、結局一撃も与えられぬまま敗北。秘孔輪雅によって、自らの首を切り落とし、己の首で10000人目の記念を飾った。





おもくそ武蔵坊弁慶な人。ただ北斗の世界では、五条大橋は崩れた高速道路に。集めた刀1000本は10000人分の首に。守るべき主は、あんたに守ってもらわずとも全然問題の無い世紀末覇者へと変化を遂げた。しかし簡単に1万の首とかいっちゃってるが、すごいよ1万って。他に達成している可能性がある方たちといえばケンシロウ、拳王様、シン、サウザー、あとはカイオウくらいだろう。いや、彼らを上回っている可能性も高い。現代でも1万人つったら相当な数なのに、人類の数が激減しているこの世界での1万人なのだから更に凄い。生態系変わっちゃうよ。

 彼の発言の中で気になるのは、「拳王刺客隊最強の男」という肩書きだ。約10000人切りを達成した男にしてはしょぼい感じがする。部隊の中での最強というなら、シーカーだって拳王偵察隊最強の男であるし、でかいババアは拳王特殊部隊最強の男である。大して威厳は感じられない、部隊の中の最強の称号。それをわざわざジェモニが名乗っていることから考えると、「拳王刺客隊」というのは拳王部隊の中において究極の精鋭部隊であるのではないだろうか。隊長クラスの強者だけの少数で構成された究極の殺人集団。それが拳王刺客隊なのだ。部隊を構成したりなどというものに興味がなく、ただ単に己を高めたい拳士たちの憧れの部隊なのである。そんな部隊の中で最強というのであれば、それは名乗りたくなるのも仕方ないというものだ。特に名のある部隊に所属していない、ブーガル、ドルフィ、バルダ辺りももしかしたら拳王刺客隊なのかもしれない。烈闘破鋼棍の男なんかもなんかそれっぽい感じがするな。