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ブロンザ



登場:北斗の拳2(FC)
肩書:元斗四天王の一人
流派:元斗皇拳

 FC『北斗の拳2』に登場するキャラクター。ステージ6のボス。

 元斗四天王(ソリアタイガボルツ、ブロンザ)の一人で、赤い光を持つ。無想転生を、元斗の拳士で初めて体得した男。哀しみと闘気を同時に体内の持てる故、無想転生の状態から白華弾を放つという奥義「元斗皇拳光の輪」を可能とする。




FC北斗の拳2の攻略本「ハイテク北斗の拳2 秘奥義の書」にはこのように記されている。

無想転生―――愛ゆえの哀しみを知ったものにのみ許される究極の秘奥義。北斗のケンシロウ、ラオウだけがその奥義を極めたと思っていたのに・・・。元斗の中にも無想転生を体得した者がいた。それが「赤光のブロンザ」だ!

いやー・・・まあケンシロウくらい感受性強い人間が他にも居て、負けず劣らずの哀しみ体験を経る可能性はなきにしもあらずだが、北斗神拳を学んで無いのに会得しちゃうってのは流石に・・・どうよ?まあファルコの言うとおり、北斗南斗元斗の源流が同じであり、無想転生の極意もその源流の拳からきたものだとすれば、可能性は無いことも無い、かな・・・。ファミコン時代の無茶設定など珍しくは無いが、その中でもこれは一番ぶっ飛んでるよなー。

しかしゲームオリジナルのキャラだというのに、何故こんなちゃんとした設定画が用意されているのだろう。・・・というのが長年の疑問だったのだが、イタリア人の朋友Enrico氏が運営されておられる北斗解説集様のサイト内で公開されているアニメ設定画集の中に、まさかの一枚が。



 ブロンザじゃねえか…

 しかも横面と背面まであるじゃねえか・・・

 つまりブロンザは、TVアニメ北斗の拳2にアニメオリジナルキャラとして登場する予定だったキャラクターなのだ。緑光のタイガ青光のボルツと並ぶ、赤光のブロンザとして登場させるつもりであったが、途中でショウキを赤光将軍に据えることとなったため、没にされたのだと考えられる。

 FC北斗の拳2で彼が謎の復活を果たしたのは、おそらくショウキを登場させられなかったからだろう。ユリアに安住の地を提供してくれた大恩人を、ケンシロウに倒させるわけにはいかなかったのだ。そのため、急遽ピンチヒッターとして、この没キャラが再利用されたのだと思われる。オリキャラが故に、無想転生ユーザという余計な設定までつけられて・・・ね。