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こう



登場:第158話〜190話
肩書:青弊の一人

 青幇の一人。「ノミの孔」と呼ばれる程の小さな体格の持ち主。他にも、左手が鉤手、つぶらな瞳、フロに入っていないから臭いなど、いろいろな身体的特徴がある。読唇術を得意としている。

 杜天風上海に現れてから死ぬまで、殆ど拳志郎と行動を共にした。杜の危険さを理解しており、御大となった玉玲の身を常に案じている。宗武ヤサカにちょっかいを出す場面があり、そのたびに殺されかけている。



 羅虎城とかいうミニマム人間を出してきたと思ったら、更にそれより3回りは小さい小人を出してきおった。見た感じ、体長15〜20センチくらいしかない。どういうことなの?妖精なの?ちっさいオッサンなの?つーか散々チビネタでいじられまくった羅将軍の立場はどうなるの?ただでさえ惨めな死に方して後に何も残らなかったのに、そこから更に低身長というアイデンティティまで奪われたらもう存在価値ゼロじゃないっすか。

 発言などを見る限り、どうやら密偵のようだ。まあこの体だし、これ以上無いくらいの適任だろうが、それ以外にも身体能力の高さを買われてのことだろうと思う。だってこの身長で人間の頭くらいまで飛べるんですよ。通常の人間換算なら15メートルは飛んでいることになる。とんでもねえ脚力だ。「ノミの孔」の通り名も、小さいのに加えてこの跳躍力があってこそなのだろう。

 その身体的特徴以外にも、彼には蒼天の拳で唯一の事がある。それは、拳志郎の本気の闘いを観戦していることだ。蒼天における拳志郎の強敵、つまり芒狂雲、張太炎、流飛燕。劉宗武、ヤサカの5人とのバトルにおいて目撃者が存在したのは、天授の儀(美福庵主 他)、桃華荘での張太炎戦(梨花)、そしてヤサカ戦(ノミの孔)の3回だけなのである。天授の儀は特殊すぎるので除くとして、太炎戦の梨花もほぼ戦いに巻き込まれている状況なので観戦とは言いにくい。両者の戦いにほぼ関係なく、特に意味も無いけどその場に居合わせて闘いを終始見届けたというのは、ヤサカ戦の孔だけなのだ。拳志郎とかなり行動を共にしていた葉や子英ですらやっていないことを、期間限定の脇キャラが成しているのである。まあなんでかといわれたら・・・・そりゃまあ小さくて邪魔にならないからでしょうねえ。