北斗旅日記(1)
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2019年10月6日 |
ここ数年、ラジオのイベントのために年一で上京しているのだが、今年は色々とタイミングが合ったので、旅行内容に
北斗要素をねじ込んできました。
9月27日
仕事を終え、京都から深夜バスに搭乗。
目指すは
長野県佐久市。
当サイトでも何度かご紹介させて頂いているが、佐久市はここ最近、出身者である武論尊先生が舵を取り、「北斗の拳のメッカ」となるべく(?)様々な催し物やグッズ製作に取り組んでおられます。
9月8日には
北斗の拳マンホールを設置し、いやらしく私を誘惑してきたので、据え膳食わねば男の恥とばかりに乗り込むことを決めた次第です。
夜23時30分、京都を出発。
席について直ぐに異変……いや、「異臭」に気付いた。
隣のジジイ、
酢イカ食ってやがる!
いや、食うかね?酢イカ。深夜バスで。
スメハラの究極系やでこんなもん。
いやビールはいいよ。寝れるからな。
でも他につまみの選択肢あったろ。
柿ピーでもチーたらでもいいよ。
でも酢イカはダメだろがよ絶対。
ビニール袋でくくられても全く勢いの衰えない酢イカ臭は、その後も延々と私の睡眠を妨害し続け、気付けば窓の外には上田城。信濃の国に突入していた。
こんな最低なスタートある?
そんなわけで
体調最悪の状態で
佐久平駅に到着。
構内にはいきなり北斗&ぶーさん関連の貼物が沢山。
期間限定ではなく、おそらくずっとこんな感じで北斗を推して行くのね。
そう遠くない内に駅前に女人像も建立されるだろう。聖地化待ったなし。
さていよいよ旅が始まったわけだが、
既に体力は限界。
キルザファイをBGMに朝焼けを浴びて眠りに落ちたい気分ではあったが、これから人と会うのでそういうわけにもいかない。
お相手は
マーサン様。
北斗サイト界の朋友であり、WEB上でも長くお付き合いさせていただいている御方だが、直にお会いするのは今回が初めてとなる。
マーサン様は、北斗の拳の連載時と各種書籍化された際の違いを徹底的に研究されたり、過去の北斗関連記事を国会図書館から発掘されたり、全国各地で開催されている北斗関連イベントに精力的に参加されたりと、まさにファンのお手本と言うべき偉人。私が尊敬してやまない北斗istの一人で御座います。
自宅で得られる北斗情報に対してグチグチ言っているだけの私のような害悪陰湿ファンとは違う、陽の北斗ファンなのです。
さらには各地で手に入れた北斗グッズを送ってくださったり、レポで現地の状況を事細かくお伝えして頂いたり、貴重な北斗情報をお知らせくださる等、何故かわからないけれども私のような者に非常に良くしてくださる、大恩ある方なのです。
そんなわけで、機会があれば一度お会いしたいと常々思っており、今回それがついに叶う運びとなりました
ついでと言ってはなんですが、マーサン様は既に佐久市には2度訪問されているとのことなので、あつかましくも現地でのツアーコンダクターをお願いしました。
にも関わらず、「私の到着が朝8時なのでその時間に駅前で!」という、マーサン様の移動時間を一切考慮しないタイムスケジュールを提示し、
わざわざ相手を現地に前日入りさせて一泊させてしまったクソバカ野郎は私です。
ちなみにマーサン様は、自作の
修羅仮面を被って現れるという噂を聞いている。
行徒妹先生のサイン会には毎回これにターバンを合わせた
ターバンガキファッションで登場することから、先生方にも強くその存在を認識されているという凄い人であり、同時にヤバい人なのだ。
相手がそんな面白で来るのに、私がプレーンな格好で迎えるわけにはいかない。
というわけで今回は服装にも少々こだわってみました。
コンセプトはボロ。
だって相手は修羅ですよ。
それに合わせるならボロしかないでしょ。
主従関係ハッキリさせておかないと。ねえ。
もちろん私が下ですけどね。
そんな出オチを用意して対面の時を迎えたのだが…
この日のマーサン様は
まさかの素顔。
修羅仮面は持参されておられなかった。
そして私の仕込にも
ノーリアクション。
盛大にスベり倒しながらの初対面となった。
誰か俺を殺してくれ。
さて、マーサン様との積もる話もあることからどこか腰を落ち着けたかったのだが、本来の目的である北斗マンホールが
駅のまん前に設置されているとのことなので、早速見に行くことに。嬉しいやら哀しいやら。
マンホールは7箇所で、
北斗七星型に配置されている。
ここはもちろん柄杓の先端側、星で言うところのドゥーベから順番に見ていくのが正しい所作であろう。北斗七死星点だって南斗虐指葬だってそうしている。
こちらが一つ目、
ラオウ様マンホールになります。
長兄であり、最強であり、人気投票一位であるラオウ様にはやはり北斗七星においても1番目は相応しいですよね。
…………
とまあ……………
正直言って、こういう感じで、見て、写真とって、SNS等にアップした時点でこのマンホールに対してのリアクションは全て完了になりますよね。
実際、twitterで見てきた報告をしている方々もそうだった。
だがプロの北斗イジリストである私はこれで終わらせるわけにはいかない。
なのでいくつか小ネタを用意してきました。
●小ネタ@「コウケツごっこ」
マンホールが汚れております!!
before
after
さあ
きれいに
なりました!!
●小ネタA「コセムごっこ」
でかい!!
●小ネタB「ご本人と一緒に」
持参したタイニビッツと一緒にパシャリ。
ピントは死んだ。
●小ネタC「人力死兆星 再現」
北斗七星といえば
死兆星。
死兆星といえば北斗逆死葬中にいきなり死兆星の位置に立って謎のイキりを見せ始めた屑星兄者による
人力死兆星パフォーマンスは外せませんよね。
というわけで再現してみました。
再現
↓
かわいい
●小ネタD「北斗七死星点」
地面に描かれた北斗七星。
これはそう、
七星点心のバミリ。
このマンホールの位置こそが人間の動きの中にある七つの死角。
これを順に辿ることで北斗神拳奥義 七星点心を体得することができるのだ!
できました!
以上で小ネタ、終了になります。
人が少ない土曜の朝で良かった。
これで
佐久市でやる事の8割が完了したわけだが、時刻はまだ朝9時前。
飯処も空いていないし、どうすればいいのかよくわからないので、まずは駅中にある土産物屋で、お目当ての
さくしドロップスを購入することにした。
火垂るの墓で有名な「サクマドロップス」。
その工場が佐久市にあることで生まれたコラボ商品「さくしドロップス」。
そして今年5月に北斗の拳バルーンをあげたことを記念して作られた、コラボにコラボを重ねた商品がこの北斗verなんやで節子。
節子、それケンシロウちゃう。
中身は普通のドロップ。
偶然か、ハッカが一つも入っていなかった。
わかってるやないか節子。
しかし土産屋にあった北斗グッズはこれだけであった。
市役所に行けば他にもある筈なのだが、土曜日なので当然公務はお休み。
観光客の多くは土日に来るんだから、そこはなんとかして欲しい。
次の狙いは
北斗の拳ラッピングバス。
昨年7月より運行を開始している、北斗キャラが盛大にラッピングされた、ファン以外の方にとっては苦笑い必定の痛バスだ。
しかし土日祝は、佐久平駅前への乗り入れがある「北循環ルート」のラッピングバスはお休みなため、最低でも「南循環ルート」である
佐久市医療センターまで赴かねば見れないらしい。
なぜ週末観光客にこうも厳しいのか。
バスを見るために電車に乗るという行為に不条理を感じながら、佐久平駅から二駅の北中込で降り、医療センターへ。
土産屋でモタモタしていたためにギリギリの乗車となったが、もし乗り過ごしていたら次の電車まで1時間待ち惚けを喰らうところだった。あぶねえ。
美術館と見まがう立派な医療センターに到着。
バス到着まで時間があるので、院内の軽食屋でパンケーキを喰らい待つことに。
ようやく腰を落ち着かせ、マーサン様と熱い北斗トーク(ほぼリバイブへの愚痴)を交わしながらうつらうつらしていると、いつの間にかバスの到着時間になっていた。あぶねえ。
ケンシロウだ!!
ユリアだ!!
ナンバーは「佐久来い」だ!
だいぶ遠くに行って右折したところで
拳王様も見えた!!
うん、はい、というわけで無事見ることができたわけですが………
皆様は
「え?乗らねえの?」と思われた事かと思います。
大丈夫です。
私も今同じことを思っています。
なんで乗らなかったんだろ………?
腐るほど時間あったのに………
バスを見送り余韻に浸っていたら、いつの間にか後続のノーマルバスが到着しており、私達の目の前で出発してしまった。
しまった、今のが駅に戻るバスだった。
次の到着予定時刻を見ると……
3時間後。
もっと頑張って佐久市!!
仕方が無いのでタクシーに乗車。
再び佐久平駅……に戻ると思わせて、その隣にある
佐久平交流センターへ。
画像はコウリュウセンター
ここは、 漫画界の未来を担う人材を発掘するため、そして地域の振興のために、武論尊御大が年20回
無料で開催している
『武論尊100時間漫画塾』の会場となっている場所。
あまり私には縁の無い企画なので詳しくは調べていなかったのだが、これまでに御大が招かれた
講師陣の面子がエゲつなくてビックリした。
現在は第2期が開催中で、第3期生募集中。
今年3月に卒業した第1期生からは既に何名かプロデビューされているらしい。
令和のトキワ荘みたくなると、いいですね。
以上で佐久市での活動は全て終了。
以前北斗とのコラボでスタンプラリーをやっていた
「安養寺ら〜めん」のどこかで昼食を頂きたかったのだが、まだ開店まで時間あるし、寝不足で食欲も無かったので諦めました。
佐久市の総括としては………
北斗の拳で町おこし始めてから
っていうキャッチコピーを使ってるわけですけど
今回私が訪れてみた結果
車で
が良いんじゃないかと言う結論に至りました。
いつかまた来たいと思います。車で。
-続く-