北斗旅日記(2)

2019年10月10日


北斗旅、続き。
長くなったのでもう一回分けました。





午前11時、佐久市を発ち新幹線で東京へ。



眠気が限界突破しているため、宿で一旦仮眠を取りたいところだったが、この時間では当然チェックインはさせてもらえない。

なので予定を変更して上野で下車し、時間を潰すことに。








上野での目的は、不忍池




私の宝物の一つに、かつてファミマのコンビニくじ(500円)で手に入れた「アトランティスが掲げたロビンマスクのマスクフィギュア」があるのだが、その舞台となった場所を一目見ておきたかったのである。


もちろん見たところで特に何があるわけでもないし、結局ベンチで仮眠をとって帰っただけなのだが、後にこの聖地巡りのご利益かと思うような出来事に遭遇することになる。










昼食の時間だが、疲労困憊で食欲ゼロだったので、とりあえずジョナサンに飛び込んで抹茶とあずきのミニサンデーを注文。人生初ジョナサン。





朝食にパンケーキ……
昼食にサンデー……
OLですか?










そのままジョナサンで2時間粘った後、新宿へ移動。

歌舞伎町は2年ぶりだが、ついこないだも徘徊していたような気がするね!



リアル ゲーム






徘徊中、凄まじい人だかりに遭遇。
ラグビーW杯のパブリックビューイングをやっていた。




世界ランク2位のアイルランドを倒し、現場大盛り上がり。
残り8分から見始めたくせに、最初からいました感満載で手ぇ叩いてました。






ここからようやく北斗要素。





新宿に来た目的は「大人のジャンプ酒場」

店中が80年代の週刊少年ジャンプに塗れた素敵な居酒屋だ。
今年の7月11日にオープンして、1年間限定で営業しているらしい。

9月13日の「北斗の拳の日」からは期間限定の北斗メニュー等も登場しており、翌日の29日がコラボ最終日とのことなので、駆け込みで訪れる事にしたのだ。







ここには関東住まいの友人と訪れる予定にしていたのだが………


本来の予定では、17時頃に友人と合流し、そこらへんの店でダベりながら近況を報告し合い、最後の締めとしてジャンプ酒場に行って雰囲気を愉しむ、といった流れを想定してたわけですよ。





ただ友人がね、土曜日のこの日も仕事で超忙しいっつって。

来れるのが20時だっつって。

で、ジャンプ酒場を予約してる時間が20時なわけですよ。

つまり、どうなると思う?

ジャンプ酒場でフツーの世間話2時間コースですよ。



マジでジャンプの話一切しなかったからね。
だって他に話す事いっぱいあったんだもん。
こんなはずじゃなかった。









そんな中でも、やることはやったのでレポを。





店内の壁は懐かしのジャンプ表紙がビッシリ。
ショーケースの中には実際に昔のジャンプも展示されており、読む事も可能。







他にも色々なブツがディスプレイされていたが、約8割は北斗。

等身大ケン、胸像、腕時計、原画、スパイスシード「ケンシロウ」のプロトタイプ等々。いくら北斗DAYキャンペーン中とはいえゴリ押しが過ぎるような。










店内に流れている映像も終始アニメ北斗の拳。

ラインナップは

・1話(ジード)
・32話(ジャギ死)
・66話(シュウ死)
・93話(ジュウザ逃亡)
・108話(ラオウ様死)
・152話(カイオウ死)。

この話数チョイスは、ご存知世界を股にかける北斗ファン、エンリコ氏によるものらしい。流石のセンスだ。私ならアニオリ神回の21話も選んでいただろうが、よく考えたら「ジャンプ」には関係ない回なので選んじゃダメなやつだ。









続いてメニュー。

こちら、翌29日までの期間限定北斗の拳コラボドリンク。

左から百裂ブルー有情グリーン剛掌レッドとなります。



私、酒が全くダメなので「アルコール抜きで」と注文したのですが、お酒で色付けしてるから難しいとの事。

しかしなんとか剛掌レッドだけはノンアルコールで再現していただきまして、出来上がったのがコーラ紅茶を混ぜた謎カクテルでした。



味はね、うん………
即興で作ってもらったもんだしね……
それ以前に紅茶もダメなんだよね儂。

でもきっと、本物の剛掌レッドは美味しいはずだから!きっと!!









こちらはレギューラメニューの唐揚げ。

これ自体は北斗要素ゼロだが、つけるソースが7種類あり、それぞれがジャンプ作品と関連付けたネーミングになっている。

写真は北斗百裂タルタル拳。

意味はわからない。









そして最後に登場したのが、北斗コラボメニュー最大の目玉。

『炎のシュレンの炙り肉寿司』


他の作品からは「ドラゴンボール」だの「マッスルドッキング」だの、作品の象徴と言えるものが選ばれている中で、北斗の拳からは何故かシュレンが選出されてしまうという謎の力が働いたとしか思えない疑惑の一品だ。





コラボメニューは、テーブルに運ばれてきた後に仕上げが行われ、その際にちょっとした儀式が行われる。







店員さん
「我が名は炎のシュレン!
 わが身に触れるものは
 怒りの炎に包まれる!
 喰らえー!」




店員さん・ワイ・友人
「「「五車炎情け――――ん」」」











いやこれどう見ても………



まあ、無理よな。

料理に「汚物」はな。





肉は美味かったが、体調的&年齢的に半分くらいしかたいらげることができず、そうこうしているうちに制限時間の2時間が経過し、ご清算。

店員さんやお客さんも一体となって愉しんでいる、非常に雰囲気のいいお店だったのだが、その半分も体感できずに店を後にしてしまったこと、心より恥じる。









こちらが、お店で頂いた来店記念品。
シールと、メニューと、箸袋と、コースター。









これは物販コーナーで購入したケンシロウTシャツ。
北斗Tにしては珍しく、普段着にも耐えられるデザインじゃない?

……無理か。








こちらは以前ご紹介したミニ扇風機………のラオウ様ホワイト版。

ヒューイバージョンは売り切れていた。

シュレン肉の炎と相殺させた強者でもいたのだろうか。


使い勝手が微妙であるとか、時期的にそろそろ要らないだろというのは置いておくとしても、何故剛掌波を撃ってるデザインにしなかったのだろう。












えー、とまあ以上がジャンプ酒場の主なレポになるわけですが……


実は上記の事が全て虚ろになる程の出来事が一つありましてですね








なんとですね、お店の中に

ゆでたまご嶋田先生

がいらっしゃいましてね……



ゆでたまご公式サイトより


そう、キン肉マンの原作担当の方の、あの嶋田先生です。

いやもう、眠気吹っ飛んだよね
不忍池を参った甲斐あったよね




あんまガツガツ行けるタイプじゃないんで話しかけたりとか写真とかは遠慮しましたけど、他の方々の要望には気さくに応じておられました。


今でこそ北斗に塗れた人間になってしまいましたが、思い返せば幼稚園から小学校低学年まではキン肉マンばっか見てた子供だったなあと。人生で一番物事を吸収する時期に胸一杯にキン肉マンを吸い込んだ事で、今の私があるんですよね。つまりゆでたまご先生は、私の人生の行く道を決定付けた方々なわけですよ。あの時はそこまで思ってませんでしたが、よくよく考えたらドえらい人と遭っちゃったなと、今更ながら気付きました。


握手してもらえばよかった…







その後、友人と別れて新宿にとった宿へ。


シュレンの炙り肉をトイレに還元セールして就寝。







-続く-



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