TOP

南斗紅鶴拳


 南斗六聖拳の一つ。「妖星」を宿星に持つ。伝承者はユダ。返り血で身を紅く染めた美しく鶴に名を例えてその名が与えられた、艶やかな殺人拳南斗108派の内の23派をその傘下に持つ。

 その真髄は凄まじい拳のスピードにあり、衝撃は一気に背中へ突き抜ける。そのため、正面から切断されたにも関わらず、相手は背中側からその身を裂かれることとなる。また、その拳速から生み出される衝撃波は、遠方の敵を切り裂くための有能な武器であり、ユダはこの奥義「伝衝裂波」を使用して、水に下半身を取られて動けないレイを、間合いの外から一方的に切り刻み、一時は勝利を目前にまで引き寄せた。後にケンシロウシュウとの闘いの中でも使用しており、実質シュウは奥義に手も足も出ず、敗北を喫する決定打となっている。
 その他の特徴として、他の南斗聖拳が横にスライスする形が多いのに対し、紅鶴拳は縦に切断する事が多いという点が挙げられる。
 
 宿星である妖星を、ユダは「美と知略の星」と称しており、実際彼は様々な策を弄して相手と闘っているが、これが紅鶴拳の特色なのか、ユダ自身の性格によるものなのかは不明。