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小説 ケンシロウ外伝
ストーリー キャラクター 流派・奥義



小説


[原案]
武論尊・原哲夫
[筆]
東城太郎


小説 ケンシロウ外伝

は、携帯サイト「公式!北斗の拳DX]にて連載されている携帯小説。著者は東城太郎。シンに敗北したケンシロウが、空白の一年間をどのように過ごしていたのかを描いたオリジナルストーリー。物語の時系列的には、『真救世主伝説北斗の拳 ZERO ケンシロウ伝』と同じなのだが、ストーリーは全く別物となっている。かなりの長期連載となっているため、登場人物も多く、物語の規模も可也大きい。


 物語は2009年3月現在までに、第四話の途中まで進んでおり、全体的に「闇帝編」と「幻王編」に大きく分けられる。
 闇帝編では、シンにやられた傷から快復したケンシロウが、闇帝を倒すまでのストーリーが描かれている。死の淵から生還したものの、傷の所為で思うように力が出せず、試行錯誤を繰り返すというケンシロウの姿は、なかなか新鮮で面白い。そしてなにより、「七つの傷によって秘孔を繋ぐ経絡が傷つけられたため、気が思うように放てなくなった」という設定自体が面白い。シンがあのような形に突いたのにもしっかり理由が加えられたし、ケンを万全でない状態にすることで、物語に緊張感を出すことに成功している。公式設定にしてもいいくらいだ。


 幻王編では、巨大軍閥「幻王軍」の謀略と、殉教を目的とした宗徒「エゼル教」を中心に物語が展開していく。原作の後期や、「新・北斗の拳」等でも宗教が登場していたが、やはりラオウやカイオウクラスの絶対的な強者を登場させられない以上、こういった展開になることは避けられないのかもしれない。
 この中でケンは次第に救世主としての自覚を持ち始めるのだが、この点に関しては『ZERO ケンシロウ伝』と似通ったポイントであると言える。だが個人的には、原作との絡みを考えると、この時点でケンに救世主を意識させるのは時期尚早であるような気もする。少なくともシンを倒すまでは、ユリアを救うことで頭がいっぱいであってくれたほうが好きだ。
 尚、第四話に入ってからは、ゲスト的な感じでヒューイとシュレンのお二人が登場する。登場後即死亡という宿命を背負わされていない二人の活躍(?)を御堪能頂きたい。


未完