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TVアニメ版ストーリー紹介
19〜26話


1〜9話 10〜18話 19〜26話 CAST・STAFF



第十九話「毅然たる献花」


原作57話の途中から、62話までとほぼ同じ内容。
荒くれ者の馬賊達が上海に来るところから、李秀宝と張太炎が対面を果たすまで。

[漫画との違い・注目点]
  • 上海に来て暴れる馬賊達が、ギーズと北大路が呼び寄せたという設定に変更。だがそれは行き場の無くなった小民族の代表を呼び寄せただけであり、彼等のような法を無視する者達を呼んだ覚えはないと語るギーズ。彼等は、太炎が馬賊の召集にあわせて呼び寄せた者達だった。
  • 張太炎、紅華会の残党達を船に集め外出禁止に。荒くれ者の馬賊達から身を守るための処置。スシ詰め状態の配下達に、弊会三宝を奪い返すよう命じる。
  • バス亭で馬賊に殺されるフランス紳士が、駅で馬賊達を迎えるギーズの使いという役柄に変更。道案内を頼まれる。その後、原作と同じようにバス亭でバカにして死亡。
  • 馬賊の頭目(太炎を抱え上げさせられた男)、秘孔を突かれ、「みんな、よく聞けよ〜」といわされる。
  • 物乞いの朱さんに関わるエピソードはカット。
  • 拳志郎と子英は、ギーズの頼みで李秀宝を迎えにきたという設定に。
  • 太炎の命令で警官隊を撃ち殺す馬賊達が、曹家拳の秘孔を操られての行動という設定に。
  • 李秀宝、近寄ってきた太炎に対し、ギーズ大佐から話は聞いていると告げる。「この上海で一番気をつけるべき女好きの馬鹿」。(原作では章から話を聞いている)




第二十話「運命の悪戯」


原作64話〜66話とほぼ同じ内容。
李秀宝が北大路と会談するところから、秀宝が潘の出した上海ガニに懐かしさを覚えるまで。

[漫画との違い・注目点]
  • 王欖把、李秀宝に抱かれながら死亡。最後まで北大路との夢の実現を望んでいた。
  • 拳志郎、李秀宝と北大路の会談の場に身を潜め、彼女が玉玲であることを確信
  • 拳志郎が河北会へ押しかけて秘孔で李秀宝の事を聞き出すシーンは無し。(馬賊が演奏家達にナイフを投げて遊ぶシーンは前話にある)
  • 拳志郎が秘雷孔の事で瞑想する寺の名前は龍華寺
  • 張太炎、イチモツだけで女一人の身体を持ち上げる
  • 張太炎の使いが来るのと潘がカニを出すのは原作では別の機会だが、アニメでは一緒。
  • 張太炎の使い、多数の部下を引き連れてくる。まとめて拳崎志郎にやられる。




第二十一話「燃えたぎる対峙」


原作67話から、71話の途中までとほぼ同じ内容。
李秀宝に大川との交渉が決まった事が伝えられるところから、拳志郎が紅華会の船を炎上させるところまで。

[漫画との違い・注目点]
  • 荒くれ者の馬賊達は、李秀宝の一声で全員平原に引き返した
  • 連が華の骨を折られるのは、アニメでは李秀宝の前で。
  • 李秀宝の通訳に閻王が着いた事を伝える役目や、あたまにペストノミの瓶をのせられたりする役目が陳に変更
  • モグラの普、ペストノミが盗まれた現場に大穴を残した。
  • オカマの楊は登場せず。普が直接船へと向かう。
  • 喬鋳成登場せず
  • 普が殺されたシワシワになる秘孔、本当におじいちゃんみたいは白髪になる




第二十二「張太炎の奥義」


原作71話の途中から、74話までとほぼ同じ内容。
拳志郎と張太炎の闘いが始まるところから、雷暴神脚を披露するところまで。

[漫画との違い・注目点]
  • 道士、章大厳のもとに出現。北斗七星を見ながら、拳志郎と張太炎が雌雄を決そうとしていることを悟る。
  • 道士、張太炎の事を曹家拳伝承者と呼ぶが、この時点ではまだなっていない。
  • 憑英正と沐大洪、陳の制止を振り切って船から逃亡。葉に見つかり撃ち殺される




第二十三話「忘れ得ぬ痛み」


原作75話〜78話とほぼ同じ内容。
背面への爆龍陽炎突を繰り出すところから、船を脱出するまで。

[漫画との違い・注目点]
  • 五叉門党が、太炎の母を殺そうとする大厳をとめようとする。が、あっけなく振り払われる
  • 原作では太炎は母の自決を見ていたが、アニメでは母の身体に刃が刺さっている場面で目覚めたため、大厳が母を殺したのだと勘違いしていたという設定に。
  • 陳永祥、数十メートルはあろう船倉の屋根から飛び降りて参上。閻王を撃ち殺そうとするが、ギーズにマシンガン部分を切り落とされて気絶。
  • 拳志郎たち、黄浦江の傍にある天使像の所へと揃って脱出。陳に二番頭を与える場面や、調気呼吸術のくだりはなし。また、陳もこの時点では死んでいない
  • 章大厳、死兆星を見る。それにより太炎が己を殺しに来ることを確信。




第二十四話「深く強き想い」


原作79〜82話とほぼ同じ内容。
拳志郎たちが沈没する船から脱出したところから、拳志郎が玉玲に「あんたの事なんてしらない」と突っぱねるまで。シーンの順序が変更されていたり、アニメオリジナルのシーンも幾つか追加されている。

[漫画との違い・注目点]
  • 拳志郎たち、前話のラストで岸にたどり着いていたが、今回の冒頭ではまだ水面
  • 大川奉作と北大路の会談が、いままさに紅華会が壊滅しようとしている最中に行われる。
  • 李秀宝、屋敷を抜け出して黄浦江へ。紅華会という響きや上海の町並みに懐かしさを感じる。その帰りに写真屋で昔の自分を発見。そのまま翌朝になっても帰らず。
  • 章烈山が出てこないので、日本大使館へは行かない。
  • 潘、行方をくらませた李秀宝を探し、かつて自分達が暮していた長屋へ。そこで拳志郎と対面し、かつてここで二人が出会った時のことを思い出す(原作でその場面を回顧するのは玉玲の記憶が戻った後)
  • (アニメオリジナルシーン) 陳、浜辺へと打ち上げられて生還。どざえもんだと思って足蹴にしてきた村人を撃ち殺し、己が新たな紅華会のボスになることを宣言する。
  • (アニメオリジナルシーン) 拳志郎、匂いを追って玉玲を捜索。賭博士のイカサマを咎めようとしていた玉玲を見つけ、制止する。その後、ラーメン屋で毒を盛ってきた刺客たちを撃退し、人力車の引き手と客に変装して上海を漫遊。龍華寺 多倫路文化名人街、ショッピングや競馬を愉しんだ後、最後に教会に寄る。(大新世界の前も通るが葉と子英がいたためスルー)。
  • 原作で玉玲が過去の写真を突きつけるのは日本大使館でだが、アニメでは教会の場面に。ゆえに、写真を突きつけるのと上海に繰り出す順番が原作とは逆になっている。




第二十五話「祝宴と銃声」


原作83話〜85話とほぼ同じ内容。
大川の下に宇占海の首が届けられるところから、潘が銃撃されるまで。

[漫画との違い・注目点]
  • 宇占海、街外れで焚き火を炊いて、仲間達と酒を飲んでいた所を拳志郎に襲われる。
  • 葉と子英、窓の外から交渉の様子を覗き見。李秀宝の部下達も。
  • 李秀宝を祝う祝宴にて、美玉がダンスを披露する(フラメンコっぽい)
  • 玉玲、二年前以前の記憶が無い事は苦痛だったが、こうして命が助かった今、もうそんなことはどうでもよくなったと告白する。
  • 潘を銃撃するのが、章元帥の資格から、陳永祥に変更。




第二十六話「より良い明日へ」


原作86〜88話の内容。
潘に蘇生の秘孔を突く所から、玉玲が記憶を取り戻すまで。
アニメオリジナルシーンもかなり多い。

[漫画との違い・注目点]
  • 潘に蘇りの秘術をかけるシーンは病院でなく、撃たれた現場。その後、潘が療養するのも青幇の屋敷の中なので、病院のシーンは全てカット。
  • (アニメオリジナルシーン) 青幇、潘が寝かされている館の前へと集結。葉が代表し、李秀宝に新たな青幇のボスになってほしいと頼む。記憶も無くそんなことはできないと、秀宝は己の過去を青幇に問い質すが、潘親分の命令だからと誰一人口にしない。ならばと拳志郎の北斗神拳を頼るが、秘雷孔の存在を教えられ、記憶は自力で取り戻すしかないと告げられる。
  • (アニメオリジナルシーン) 拳志郎、道士を頼って龍華寺へと駆け込み、その名を呼ぶが、道士は現れず。愛する女の記憶すら取り戻せない北斗神拳の無力さを嘆き、両拳をぶつけ合って自分の拳を潰そうとする。だがその時、美玉が登場。今の貴方には無理だが、過去の貴方になら玉玲の記憶を取り戻せると告げ、そのための方法をそっと囁く。
  • (アニメオリジナルシーン) 教会で祈りをささげる玉玲の前に美玉が登場。かつての結婚式の日、貴方はウェディングドレス(潘が渡そうとした服)を着て恋人を待ち続けいたという話を聞かせる。その後、あなたの恋人はいつも像の裏に手紙を隠しており、字の読めない貴方はいつも私のところへそれを持ってきていたというエピソードを告白。拳志郎が上海を去る時に残していった手紙を見つけた玉玲は、白馬に乗って平和飯店へと向かう。
  • 原作では忘れられていた「玉玲は字をかけない」という設定がアニメで復活。だが李秀宝として暮らした二年間で読み書きをマスターし、今は読めるようになっている。
  • 拳志郎「二年前の手紙が残っていたなんて…」 ←正確には3〜4年前
  • (アニメオリジナルシーン) 玉玲が平和飯店で思い出すパーティーの模様が、己と拳志郎の結婚前夜の祝宴という設定に。
    ・青幇の中にも玉玲に想いを寄せていた者達が沢山いたということが発覚。
    ・参加者の中に李永健の姿も
    ・宋全徳により、紅華会が攻めてきたという知らせが入れられる。
    ・一同、紅華会を迎え撃つため出陣。拳志郎はピアノ引き続ける。
    ・潘、自分にもしものことがあったときは幇を任せると玉玲に頼む。
  • ピアノを弾く拳志郎に襲い掛かるのが、陳永祥に変更。しこたま秘孔を突かれ、徐々に顔を破裂させながら死亡。最後は壁へと投げられて「フォエバーッ イタチ!!」
  • 拳志郎が残した手紙の内容

    「あるところに 一人の拳法家がいた
     その拳法家は 修行の旅で様々な相手と戦い続けた
     だが 武林の中では道を見つけられず 江湖の世界に希望は無かった
     やがて拳法家は 孤独の中で自分を失い 自殺にも似た戦いの末に大怪我を負った
     そしてこのまま命果てる事をも願っていたとき 一人の娘に助けられた
     拳法家は恋に落ちた
     その日から拳法家は その娘のために生きよう その娘を守るために生きよう
     そう思い 自分が拳法家であったことに初めて喜びを感じた
     だが 結局変わる事はできなかった
     戦いで死合うことはあっても ただの人殺しはしなかった
     しかし 例え娘を守るためとはいえ その義父を…
     そうだ もうこの手で娘を抱きしめることは出来ない
     この血で汚れた手で 花嫁を汚す事は出来ない
     許してくれとは言えない 許してもらえるとも思わない
     だから拳法家は この上海を去ることにした
     この世の全ての不幸と共に 君のより良い明日を願って…」


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