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跳刃地背拳
ちょうとうちはいけん



使用: フォックス (対 村人達、ケンシロウ)
無法者(北斗無双)
登場: 北斗の拳(21、22話)/アニメ版(12話)
北斗の拳3/メガドライブ版/北斗無双/
リバイブ


 敵の虚を突き倒す虚拳。仰向けになって無抵抗を装う(もしくは死体を装う)ことで油断を誘い、敵の攻撃に合わせて宙へと跳び、腕に仕込んだカマで敵を切り刻む。大地と言う強固なガードを背負い前面の敵に集中することが出来るのが強みであるが、一旦跳躍してしまうと、その高さ故に背面は無防備となってしまうという弱点も併せ持つ。ジャッカルの右腕であるフォックスが使う。
 死体だと思って近づいてきた来た村人たちは一瞬で皆殺しにしたが、ケンシロウには企みを見抜かれて大岩を放り投げられ、宙に逃げたところを背後を取られた。

 『北斗無双』では、無法者が使える技として登場。こちらでは跳躍後に体を反転させて下を向いており、また攻撃方法も、自らが回転しながら下方をチョコチョコ切りつけるような技になっていた。




 仰向け状態のまま宙へと跳ぶ…。実際に行うにはかなり無理がある拳法のように思えるが、そのやり方はアニメで描かれている。一瞬身体を丸ませ、腕の力で飛んでいるわけだ。いわゆるヘッドスプリング起きというやつである。やっぱり広背筋で跳ぶとか、尻の力で跳ぶとかは流石に非現実的だったようだ。
 待ち伏せという非常に消極的な拳であるため、その実用性には疑問がある。ケンの時は無抵抗を装い仰向けになったが、誰もがそれを見て近付いて来るわけではなかろう。まあ来なければ来ないでそれでいいのかもしれない。決して相手を倒すのが目的の拳ではないのだ。真の護身とは戦わぬことなのだ。