第一期 | 1〜4話 | 5〜8話 | 9〜12話 | |||
第二期 | 13〜16話 | 17〜20話 | 21〜24話 |
![]() [ストーリー] ヤサカと共に船で上海へと戻る拳志郎。その道中、葉からギーズの死に関する話を聞き、ヤサカは違和感を覚える。犯人が有していたという「光り輝く拳」。そして遺体にあった「焼けただれた痕」。その痕跡が示す拳の正体に、ヤサカは心当たりがあった。 拳志郎たちが乗る船の積荷に隠れ、田楽伝と河馬超の二人もまた上海へと戻ってきた。ヤサカを利用して閻王を倒すという作戦が水泡と帰し、途方にくれる田。だが政府が閻王に賞金をかけている事を知った田は、その情報を政府に密告し、青幇の壊滅と賞金獲得の一挙両得を狙うが…… 対閻王に雇ったヤサカが裏切ったと知り、激怒する政府軍。青幇も裏切り者もまとめて始末せんと動き出す政府軍であったが、その一方で彼らは、とある武器商人から、密かに大量の兵器を購入していた。 飛燕の墓参りをするエリカ達のもとに、拳志郎たちが帰ってきた。葉の銃を奪ったヤサカは、それをエリカに渡し、飛燕の仇である己を殺すよう命じる。しかしエリカは、ヤサカの持つ勾玉を見て笑った。それはドイツの指導者が最も欲しがっている伝説の秘宝。それを持っている限りいずれあなたはドイツ軍に殺される。だから自分が手を下す必要は無い。今は飛燕のために祈ってくれればそれでいいと。 かつてその勾玉を持っていたといわれる「ナハシュの民」。西方遥か彼方を発祥とするその民族は、気の流れを操る術を持ち、彼らと月氏の民が出会ったことで西斗月拳が生まれたのだという。北斗、西斗の源流となったその拳の名は、天斗聖陰拳。古代に失われたはずのその拳法こそが、ギーズの命を奪った拳なのであった。 拳志郎たちの様子を陰から見つめる、寧波にもいた謎の集団。だが彼らが手を出すよりも早く、既に墓地のまわりは、政府軍によって固められていた。襲撃を受け、銃で応戦する青幇達。エリカの事を羅門に託し、拳志郎とヤサカもまた拳法で軍隊に挑む…… [登場した拳法・奥義] ・天斗聖陰拳(名前のみ) [原作との比較] 飛燕の墓の前でのヤサカとエリカのやりとり以外ほぼアニメオリジナル ●カットされた箇所 ・港で玉玲が拳志郎たちを出迎えるシーン ・原作最終回の、飯屋での会食シーン ●変更された箇所 ・エリカと共に飛燕の墓参りに来ているのが、子英から羅門に変更 [注目点] ・「西斗月拳はその速さ故に雷を纏う」とヤサカが明言。 ・田楽伝の鉄のヅラは銀色だが、妄想中のハーレムでは旧アニメと同じ金色になっている。 ・羅門も飛燕の墓参りに同行している。父・鉄心に黙って中国にきたことを兄・拳志郎に怒られるかと思いきや、「よくやった!」と褒められる。 ・ナハシュの民とは、紀元前、ナハシュの預言書に従い、ミガドルと約束の地を守護していた民族。そこで編み出された拳が天斗聖陰拳。西方遥か彼方を発祥とする彼等の一派が、東方に向かう途中に月氏の民と出会い、生まれたのが天斗聖陰拳。つまり北斗や西斗の源流。 ・天斗聖陰拳は、気の流れを操る。自他の気の流れを自在に変動し人体の操作、破壊を行う。しかしナハシュの一族と共に滅びたとされていた。 |
![]() [ストーリー] 政府軍の襲撃を受け、拳志郎や青幇たちは散りじりに。街の裏通りへと逃亡した羅門とエリカは、なんとか政府軍の追っ手を撒くも、今度は巨漢のドイツ兵・シャムラの追跡を受けることに。相手の狙いがエリカであることを知った羅門は、エリカの服を借り、自らが囮となることに。作戦は成功し、無事エリカを逃がす事に成功した羅門であったが、彼の拳はシャムラに通用しなかった。攻撃を受けるたび、シャムラは羅門の「気」を吸収していたのだった。跳躍力でもシャムラに上回られた羅門は、そのまま上空から地に叩きつけられ、気を失ってしまう…… 子英を逃がした後、一人で政府軍の足止めをする玉玲。多数の兵士に囲まれ、絶体絶命かと思われたが、その危機を救ったのは拳志郎であった。 シャムラの前に、仮面を被った謎の男・シメオンと、その側近であるヒムカが現れた。シャムラはシメオンからの命を受け、ドイツ軍に潜入していたのだった。エリカは取り逃がしたものの、羅門という人質を手に入れたことで失敗を許されたシャムラは、羅門を抱えてその場を去る。その様子を目撃した子英は、シャムラの後を追うが…… 政府軍に閻王の情報を密告したものの、一切の報酬を貰うことができず、愚痴をこぼす田楽伝と河馬超。そんな中、葉と遭遇した田は、己が田学芳の弟である事を告げて宣戦布告するも、ヅラの重さでバランスを崩し、坂道を転がり落ちてしまう。とことんツイていない二人であったが、そんな時、彼等の前に極十字聖拳の紋章を持つ者が現れた。飛燕の行方を捜しているその人物に対し、妙案を思いついた田は、既に飛燕が死亡していることを教えるのだった。 再び政府軍に見つかり、危機に陥るエリカ。だが彼女を救ったのはヤサカであった。偽りの憎しみに突き動かされ、虚無の生を送ってきたヤサカが見つけた、新たなる生きる道。それはエリカを守り抜くという生き方であった。 街を離れ、屋敷へと避難した一行。だがそこに、シャムラにやられてボロボロになった子英が戻ってきた。羅門と引き換えにエリカと勾玉を差し出せというシャムラからの伝言を受けた拳志郎は…… [登場した拳法・奥義] ・気を吸収する技(天斗聖陰拳) [注目点] ・羅門、シャムラに金蹴り。何故か気持ちよさそう。 ・羅門、エリカと手を繋いでいることに気付き激照れ。恋心がある模様。 ・シャムラ、建物の屋根を遥かに越えるほどの跳躍力を持っている。 ・政府軍の男、追い詰めた玉玲に「俺の女になれば助けてやる」ともちかけ、上海の裏社会を敵に回すという脅しや額に銃を突きつけられても恐れることなく玉玲の胸に手を伸ばすという豪胆を見せる。 ・田楽伝、葉に対し、歌舞伎ポーズで己の正体を名乗る |
![]() [ストーリー] 敵が羅門との交換に要求してきたのは、エリカと勾玉。無論そんな条件を呑めぬ拳志郎は、単身で敵のもとへ乗り込む。未だ正体の見えぬ謎の組織。彼らのアジトは、上海のとある建物の地下深くにあった。己たちの信ずる「予言」の実現に向けて活動する彼らは、戦争の激化に乗じて政府に武器を売りさばくことで、多額の資金を得ていた。神が表舞台に立ち、我々が世界に君臨する日も近い。そう言って笑うジェネシスの元老院達であったが、当主であるシメオン、そして側近のヒムカは冷淡な表情を崩すことは無かった。 情報のあった寺院へと訪れ、シャムラと対峙する拳志郎。交換条件を無視され激怒するシャムラは、速く強烈な攻撃で拳志郎を攻め立てる。拳志郎の気を吸収することで、シャムラは通常の何倍もの拳速を手に入れていた。 己のために誰かが死ぬのはもう見たくない。そう考えたエリカは、子英に頼んでヤサカの勾玉を手に入れ、たった一人で寺院へ。捕らわれていた羅門の救出に成功するが、その前にシメオンが立ちはだかる…。 屋敷から消えたエリカを追い、寺院に向けて車を走らせる玉玲とヤサカ。だがその行く手には、青幇壊滅を狙う政府軍が待ち伏せていた。放射される無数の銃弾の前に、二人はなすすべなく足止めさせられてしまう。一方その頃、田楽伝もまた打倒青幇のために悪知恵を働かせていた。飛燕を探す極十字の者に田が告げたのは、飛燕は閻王 霞拳志郎に殺されたという嘘であった。 相手に攻撃を防御させ、その上で「気」を吸収するというシャムラの天斗聖陰拳の前に防戦一方の拳志郎。その拳の特性に気付いた拳志郎は、シャムラを「豚野郎」などと挑発し、攻撃を誘う。天斗聖陰拳神技 陀羅漢。渾身の気を込めた両手の拳を、拳志郎へとぶつけるシャムラ。だがその拳が貫いたのは、床板であった。既にシャムラの目は、秘孔 児鳩胸を突かれ、遠近感を失っていたのだった。北斗神拳奥義 七星点心を喰らい、全ての肋骨を粉砕されるシャムラ。その程度ではシメオン様の足元にも及ばない。そう最期に告げ、シャムラは血飛沫をあげて絶命した。 シメオンの放つ謎の光を喰らい、吹っ飛ばされる羅門。このままでは羅門が殺されると考えたエリカは、勾玉を渡すことを条件に羅門への攻撃を止めるよう告げる。だがその時、エリカの匂いを察知した拳志郎が現場へと到着。北斗神拳と天斗聖陰拳。最強を自負する二つの拳の伝承者が対峙する……。 [登場した拳法・奥義] ・天斗聖陰拳神技 陀羅漢(だらはん) ・児鳩胸 ・北斗七死星点 [注目点] ・この時点でまだ天斗側はエリカの直観像記憶までは気付いていない。しかし希望の目録に深く関わっていることには気付いている。 ・羅門がシャムラに捕らわれているのは西門近くの寺 ・ヤサカはエリカと勾玉を守るよう拳志郎から言われ屋敷に残る ・4人の天斗の元老院。それぞれ赤、青、緑、黄の宝石を付けている。 ・天斗の元老院達「神が表舞台に立ち世界に君臨する」「全て予言と約束を果たすため」と発言。 ・羅門、天斗聖陰拳の吸収技を「泥棒の拳」よばわり ・シメオン、蛇のようにうねる光の波動を飛ばして羅門を攻撃。 ・拳志郎、かなりシャムラに気を吸われ、息も荒くなってきたころになってようやく相手の拳の特性に気付く。 ・七星点心の前に合掌する(転龍呼吸法のときの構え) ・七死星点で繰り出すのは、左拳、右蹴、左拳、右蹴、右拳、左拳、右拳 の順番 ●シャムラ関連 ・拳志郎に殴りかかる際に服がはじけ飛ぶ。服の下にはTMレボリューションがHOT LIMITで着ていたような奇抜な格好をしている。 ・拳志郎、シャムラの初弾を躱すが、何故か服がはじけ飛ぶ ・気を込めた高速タックルで拳志郎を背後の建物まで押し込む ・攻撃を回避されても防御させても気を吸い取ることが出来る。 ・相手の気を吸うことで拳の速度がアップする。拳も大きくなる。 ・拳志郎が両手人差し指を立てた構えに怯えて攻撃をやめる(秘孔を警戒?) ・天斗聖陰拳であることを口走ってしまい、「ギーズをやったのはおまえか」と拳志郎から問われるも、すぐにこいつでは無理だろうと自己解決される。 ・児鳩胸を「滋養強壮…?」と空耳 ・ニイイチンスラを「兄ちゃんはズラ…?」と空耳 ・拳志郎から何度も「豚野郎」よばわりされる(攻撃を誘うため?) ・「ミガドル!ミガドール!」と言いながら絶命 |
![]() [ストーリー] 対峙する拳志郎とシメオン。北斗は所詮天斗から派生した傍流。そんな愚かな存在から侮辱されたと憤るシメオンは、「ルーアハ」と呼ばれる気の力で拳志郎に攻撃を仕掛ける。放たれた光の拳に、左肩を焼かれる拳志郎。捻りを加えたその独特の焼け跡は、ギーズの体に残された致命傷と同じものであった。そして、あの殺害現場に残されていた臭いこそ、まさにこのシメオンのものであった。 あの時……ヤサカの止めの一撃を受けても、まだギーズには息があった。しかし拳志郎に報告に向かおうとしたその時、今度はその行く手にシメオンが現れた。エリカの行方を追うその男に、危険な臭いを感じたギーズは、残る最後の力で攻撃を仕掛ける。だが力の差は歴然……。死を覚悟したギーズは、シメオンが気を込めた右手を掴み、それを己の身体へと突き刺した。己を殺した相手は誰か、その情報を拳志郎に残すために。いずれ我が朋友、霞拳志郎がお前の前に立ちはだかる。そう言い残し、ギーズは力尽きたのであった。 無駄に死んだギーズ。そして偽りの怨念に翻弄されたヤサカ。北斗も西斗も愚かなもの共ばかりだと嘲笑するシメオン。だが拳志郎は、怒気を込めてそれを否定した。ヤサカは北斗と西斗の真実と愛を知って生まれ変わり、飛燕の意思を継いでエリカを守りぬくことを誓った。ギーズは国や民族を超えて人々の安息の地を作ろうと尽力した。その夢を犠牲にしてまでも、己に天斗の事を伝えるために死んだ。二人は強き信念と誇りを持った男達だと。 「朋友の文句は俺に言え!」 天斗白蛇襲―――。シメオンの身体から放たれた無数の光の蛇に、その身を切り裂かれる拳志郎。だが再び身体を起こした拳志郎は、拳に朋友の魂を込め、シメオンへと突撃する。ぶつかりあう両者の拳。だがその瞬間、爆風が二人の体を吹き飛ばした。拳志郎たちのいる寺院に向け、政府軍の戦車が一斉に砲撃を開始したのである。邪魔が入ったことにより、炎上する寺院から静かに姿を消すシメオン。拳志郎は羅門とエリカを連れて脱出を図るが、駆けつけた玉玲とヤサカと合流しかけたその時、再び彼等を砲弾が襲う。―――――その後、政府軍が捜索しても、彼等の消息を掴むことはできなかった。 ナハシュの崇高なる再創生に向け、遂に動き出す天斗の組織。 彼等の名は『ジェネシス』。 預言書にある再創生を成し、新たな世界が樹立せんとする者達であった。 [登場した拳法・奥義] ・動けるようになる秘孔 ・踊った後に死ぬ秘孔 ・天斗聖陰拳神技 白蛇襲 [注目点] ・シメオン、拳志郎がシャムラを「豚野郎」と呼んだ事に対し、愚民がナハシュの同胞を愚弄したと不快感を示す ・シメオン、左手に集めたルーアハを放ち拳志郎を攻撃。その傷跡を見て拳志郎はシメオンがギーズ殺しの犯人である事を突き止める。 ・玉玲が銃で隙を作り、ヤサカが飛び出して政府軍を倒す連携プレーを披露。 ・ヤサカに秘孔突かれた政府軍の二人、暫くダンスした後に死亡 ・田楽伝、共通の敵である霞拳志郎を倒すために手を組もうと緋鶴に持ちかける。緋鶴はトドメは自分が刺す事を条件に承諾。 ・田が緋鶴を勧誘したのは、子供なら閻王も油断するだろうと考えたから。 ・ギーズ、ヤサカの攻撃を受けて瀕死に陥るも、脇腹の秘孔を突いて一命を取り留める。 ・ギーズ、闘気を込めたダブルパンチ(ヤサカを吹き飛ばした技)を繰り出すも、シメオンはこれをガード。しかし執念で右拳だけ防御を押し破り、顔の側面をかすめる。 ・天斗聖陰拳は「気」を「ルーアハ」と呼んでいる。 ・ギーズ、冥土の土産にとシメオンの仮面を取り素顔を確認。 ・天斗白蛇襲を放つ前の構えでシメオンの服がはじけ飛ぶ |
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