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ストーリー紹介D

第一期 1〜4話 5〜8話 9〜12話
第二期 13〜16話 17〜20話 21〜24話



第十七話「交わらぬ想い」



[ストーリー]
 田楽伝が掴んだ情報によると、オランダ軍の将校が、コール参謀に阿片を密売していたという。その男ならばエリカ達の浚われた場所に心当たりがあるかもしれない…。口の堅い軍人から情報を聞き出すため、田が選んだ方法。それは緋鶴を使っての色仕掛けであった。バーにいた将校に対し、慣れない演技で迫る緋鶴。意外にも簡単に将校を落とすことに成功した緋鶴は、そのまま彼の部屋へ。襲われそうになり、思わず蹴りで反撃する緋鶴であったが、特殊性癖を持つ将校にとってそれは至高の御褒美であった。

 コール参謀は町の郊外にある遺跡によく足を運んでいたという。緋鶴の頑張りで手に入れたその情報をもとに、拳志郎は救出へと向かう……

 ヤサカのもとへと連れて行ってほしい。エリカの願いを聞き入れ、二人を引き合わせた元老院達は、その見返りとして強引に設計図を要求する。だがその時、ヤサカは己を繋ぐ鎖を簡単に引き千切った。エリカが己の前に現れる機会を作り出すため、ヤサカはわざと衰弱したフリをしていたのだった。しかしその反撃も、ヒムカの飛び蹴りによって撃墜され、そして再びシメオンが姿を現した。姑息な策を講じずとも、ミガドルは必ず我らの思いを理解してくれる……。予言書と共に生き、教義の中で生きる。それが己とミガドルの成すべきこと―――。そう語るシメオンに対し、エリカは答えた。教義に捕らわれた貴方は真に大切なものが解っていない。命が、笑顔が、愛が、人を救うのだと。エリカを守らんと噛み付いてきたリスを、地に叩きつけるシメオン。いとも簡単に命を奪う……そんな男に、そしてその究極の形であるミガドルの雷のために、エリカが手を貸すはずが無かった。

 立ち上がってきたヤサカに声を飛ばすエリカ。祭祀である己を差し置いて、ミガドルから慕われるヤサカに、シメオンの嫉妬心が爆発する。貴様がいるからミガドルが思い惑う!憤怒の拳でヤサカの身体を殴りつけるシメオン。再び立ち上がり、複数の腕で相手の身体を捕えるという究極奥義を繰り出すヤサカであったが、それでもやはりシメオンには敵わなかった。だが止めのルーアハを放とうとした瞬間、シメオンの右掌が爆ぜた。敵わぬならせめてシメオンの片腕を封じようという、ヤサカの執念であった。

 怒れるシメオンのルーアハが、ヤサカを襲う。だがそれは、盾となったエリカの体にぶつかった瞬間、再び宙に霧散した。この力こそ、彼女がミガドルである証……。それを自覚した瞬間、エリカの口調が変わった。少女とは思えぬエリカの厳然たる姿に歓喜するシメオン。遂に私の想いが通じた。彼女の中のミガドルが目覚めたのだと。エリカの中に眠る設計図を取り出すために必要なもの。それは、ナハシュの民に伝わる二つの勾玉。それを「約束の地」ノハール・ナハの玉座に祀り、そこにエリカが座したとき、記憶されし図柄が映し描かれるという。遂にミガドルの雷の手掛かりを掴み、色めきだつジェネシス。だが彼らの野望の最大の障壁となる男が、遂に現れた。天井を突き破り、一同の前に降り立ったその男の名は、霞拳志郎――――。


[登場した流派・奥義]
・複数の腕で絡みつく技(西斗月拳 究極奥義)


[注目点]
●コールの実験には阿片が必要だった
●緋鶴の色仕掛けは田が演技指導した
●緋鶴、将校からジェネシスのアジトの場所を聞き出すため「コールに貸した阿片を取り戻したい」という嘘の理由を語る
●拳志郎、エリカの救出についていこうとする緋鶴に対し、「よくやった、さすがは飛燕の弟だ」とおだて、その隙にさっさと出発する。
●ヤサカ、瀕死のフリをしてエリカと会う好機を作る。それもまた敵を欺き勝機を得る戦場の拳・西斗月拳。
●ヤサカ、元老院達を殺そうとジャンプするもヒムカのとび蹴りで撃墜
●シメオン、元老院達が金と権力にしか興味が無いことを既に察している
●シメオン、エリカがヤサカの名を呼ぶのを聞いて嫉妬し激怒
●リス、エリカを守るためにシメオンの指先を噛む。払い飛ばされ、地面に叩きつけられ死亡
●ヤサカ、シメオンを背後から捕え、
何故か複数に増えた腕で喰らいつき、指を食い込ませる。しかしシメオンの発する光で指先を焼かれ
て拘束から脱出される。
●エリカ、再びシメオンのルーアハ(カイル)をその身に受けて無効化。エリカの身体はルーアハの干渉を受けない
●エリカの中から設計図を取り出す方法→ナハシュの民に伝わりし伝説の秘宝である二つの勾玉を、約束の地 ノハール・ナハの玉座に祀り、そこにエリカが座ることで記憶されし図柄が映し描かれる







第十八話「ナハシュの落日」



[ストーリー]
 祭司としてミガドルを守る宿命を背負ったシメオン。朋友の意思を継ぎエリカを守らんとする拳志郎。決して相容れる事の無い二人の守護者の拳がぶつかり合う。民族の誇りを取り戻すため、ミガドルと共に再創生を成し遂げる。それがシメオンの成すべき宿命。だがその実現のため、エリカを哀しませた事が、拳志郎は許せなかった。

 そんな中、エリカはヒムカによって部屋から連れ出されていた。エリカの覚醒は、ヤサカを助ける為の芝居であった。それを見抜いたヒムカは、彼女から勾玉の在処を聞き出すため、秘孔で口を割らせようと考えたのだった。かつて彼女の父・ロバートから設計図の在処を聞き出した時のように…。だがミガドルの力ゆえか、エリカは「日本」という言葉は漏らしたものの、それ以上は語ることなく気を失った。そしてそれ以上の行為は、駆けつけたヤサカが許さなかった。

 その頃、田楽伝と河馬超もまたジェネシスのアジトへと潜入していた。気が遠くなるほどの螺旋階段を降りる二人は、古い遺跡の中に不釣り合いな近代的な研究室へと辿り着くが…

 激しく拳を交錯させる拳志郎とシメオン。そんな中でも舐めた態度を続ける拳志郎に、シメオンの苛立ちが募る。凄まじいスピードで間合いを詰め、拳志郎の気を吸収したシメオンは、それを自らの拳に込め、拳志郎に打ち付ける。まさに究極の強さを誇る天斗聖陰拳……。だが次の瞬間、シメオンの右肩が突如血を吹いた。続けて放った天斗白蛇襲も、拳志郎の北斗百裂拳によって迎撃され、渾身の拳で殴り飛ばされてしまう。天斗聖陰拳に足りないもの。それは「進化」。究極無形である北斗神拳は、まず疑い、相手の拳を我が身に受け、自身と拳を鍛錬させる。そうやって1800年の歴史の中で成長と進化を続けて来た。だが天斗聖陰拳は、完璧無敵であることを自負し、進化を放棄してきた。それが、シメオンが拳志郎に勝てない理由なのであった。

 天斗聖陰拳究極神技 天斗竜櫃開螺。分身し、拳志郎を取り囲んだシメオンが、一斉にルーアハを浴びせる。それに対し拳志郎が繰り出したのは、北斗仙気雷弾。シメオン同様に分身した拳志郎が、個々の幻影を打ち払い、最後に裂帛の拳を本体へと叩き込む。勝負は決した。2600有余年に渡るナハシュの予言。その実現のみに生きた男の信念は、今ここに崩れ去ったのであった。

 エリカを取り戻さんとするヤサカであったが、その身体はもはや立っているのがやっとの状態であった。容赦の無いヒムカの攻撃が瀕死のヤサカを痛めつける。だがその時、緋鶴が現れ、そしてヒムカに向けて拳を構えた。ヤサカは飛燕の仇……その仇を討つのは自分だと。部外者を排除せんとするヒムカのルーアハが、緋鶴を襲う。だが彼女を庇い、その身にルーアハを受けたのは、「仇」であるはずのヤサカであった。


[登場した流派・奥義]
・自白する秘孔×2
・天斗白蛇襲×2
・気を吸収する技
・北斗百裂拳
・天斗聖陰拳究極神技 天斗竜櫃開螺
・北斗仙気雷弾


[注目点]
●シメオンのカイルと拳志郎のパンチが打ち合う。光波が出る前に潰し相殺。
●拳志郎は拳の連打、シメオンは光の掌打の連打で打ち合う
●ジェネシスの元老院達、エリカを抱えて現れたヒムカに脱出口まで案内するよう命じる。しかし用済みだと言われ、殺される。光る手を掲げただけでどのような殺され方をしたのかは不明。
●エリカの覚醒はヤサカを助けるための小芝居だった
●ロバート、ヒムカに自白の秘孔を突かれ、エリカが設計図を記憶している事を白状し、その後に殺される。
●エリカ、ヒムカの自白の秘孔によって勾玉の在り処を問われるも「日本の…」と答えたところで激しい頭痛により気を失う。(秘孔に耐え切った?)
●ジェネシスのアジトは遺跡の遥か地下へと続く階段を下りた先にある。近代的な研究所もある
●田楽伝と河馬超、研究員にみつかりそうになるも再びネズミの声真似で難を逃れる(ちゅーちゅーかばー)
●拳志郎、光る手に「それ眩しいんだよなあ消してくれる?消灯!」
●シメオン、瞬間移動が如き高速移動もできる。
●天斗白蛇襲の光の蛇を百裂拳で迎撃し、最後の一発でシメオンの顔面を殴る
●北斗神拳は究極無形の技。まず疑い、相手の拳を我が身に受ける。己自身と拳を鍛錬させる。1800年の歴史の中で成長と進化を続けて来た
●天斗聖陰拳は完璧だが大昔に止まったまま
●天斗聖陰拳究極神技 天斗竜櫃開螺による分身攻撃を北斗仙気雷弾による分身で迎え撃ち勝利。
●拳志郎、敗れたシメオンに「お前もまた己の信念に純粋に生きた。その生き様は歴史に刻まれる。2600有余年から受け継ぎ守って来た男」と賛辞を送る。
●シメオン、預言書を抱えながら斃れる
●ヤサカ、シメオンに指を突き刺した際の反撃で指先を焼かれ、秘孔を突けなくなっている。







第十九話「散り逝く漢」



[ストーリー]
 エリカを護るヤサカに向け、止めの一撃を放とうとするヒムカ。だがその時、警報音と共に宮殿が崩壊を始めた。施設の制御室へと潜入した田学芳が、偶然にも自爆装置を作動させてしまったのである。崩落した瓦礫に道を塞がれたヒムカは、やむなくその場を退散。一方ヤサカは、瓦礫を支えたまま仁王立ちになっていた。エリカの事を緋鶴に託し、最後の時を迎えるヤサカ。戦場の拳、西斗月拳。その伝承者の死に場所もまた、戦場と決まっていたのだった。

「今宵、俺が逝くにはいい月よ
 この身滅びても 月よ 生きろ」

 緋鶴にとってヤサカは"仇"。だがその仇であるはずの男の最後に、緋鶴は涙を止めることができなかった。そんな彼女に拳志郎は告げる。朋友の文句は俺に言えと。


 拳志郎に敗れ、死んだかと思われていたシメオンであったが、彼はまだ生きていた。そしてシメオンには、ミガドルの雷という切り札が残されていた。しかし、その場に現れたヒムカから告げられた言葉が、シメオンを絶望に落とした。ミガドルの覚醒は"演技"。エリカはシメオンに協力する気はなかった。そしてそれ以前に、ヒムカはシメオンに核分裂装置の設計図を渡すつもりは無かった。己の野望のため、ヒムカは永きに渡ってシメオンを利用し続けていたのだった。

 十数年前、先代天斗聖陰拳の伝承者であるサガ・ナギットは、息子シメオンの従者とすべく、一人の少年を連れてきた。天斗の素養を持つその少年は「ヒムカ」の名を与えられ、シメオンと共に拳を、そしてナハシュの教義を学び、世界の再創生を成さんとするシメオンのために忠を尽くした。だがその忠義は、全て偽り…。世間知らずのシメオンは、ヒムカにとって利用するに容易い傀儡に過ぎなかったのだった。

 ナハシュのへの冒涜、裏切り。そして父サガを殺したのもヒムカであることを知り、激怒するシメオン。そんなかつての主君に対し、ヒムカが繰り出したのは、左手の天斗聖陰拳。そして右手の「北斗神拳」であった。素性の知れぬその男が目指すのもまた、シメオンと同じ「再創生」。だが彼が目指すのは、神によって導かれる世界ではなく、焼き尽くされた中から作り出す己の世界。そしてヒムカが選別するその新世界に、シメオンという存在は必要なかった。愚かなのは、ヒムカの野望に気付けなかった己自身。その事を悟ったシメオンは、自身に罰を下した。ルーアハによって解かれたその肉体は、光の中に消滅した。

 ジェネシスの崩壊と共に動き出した、新たなる脅威。かつて「ヒムカ」だった男が向かったのは、日本であった。


[登場した流派・奥義]
・自らをほどく術


[注目点]
●田学芳、制御室のスピーカーから緋鶴の声が聞こえてきて、エリカ救出の手柄を取られると焦る。玉玲に褒めてもらい、カツラを磨いてもらうことが夢。
●ヤサカ、瓦礫を支えて動けぬ今が復讐のチャンスだと緋鶴に告げる。出来ないという緋鶴に対し、次に会うまでエリカを預けると告げる。
●シメオンは拳志郎の最後の一撃をルーアハで防ぐことで死を免れた。
●ヒムカ、シメオンの前で仮面を外し握りつぶす。
●天斗の神技は「奪い取る」「溜める」「括りなおす」「ほどく」の4つを柱とし、その全てを扱えるのは完全純血なる祭司ナギット家の血を引く者のみ。伝承者の座はその家系の者に受け継がれる。しかし世界に散ったナハシュの末裔の中には、ヒムカのように全てを使いこなす才を持つものもいる。
●シメオンとヒムカ、花からルーアハを奪い取ることにより枯らす。
●サガ・ナギットが急逝したことにより、息子であるシメオンが祭司に就任するための儀式が行われる。(シメオンの容姿は幼いままだがヒムカは現代と同じくらいの体格に成長している)
●サガは私利私欲に奔る元老院の動きを抑えていた。
●ヒムカの目的は、己の手で腐りきった今の世を焼き尽くし、灰の中から新たな世界を作り出すこと。
●シメオン、上に立つ者の孤独をヒムカに説く。しかしヒムカは、上に立つのは自らではなく、己が選んだ神に背負わせると返答する。







第二十話「霞拳心の道」



[ストーリー]
 日本の山中にある北斗神拳の寺院。そこでは、羅門がインドネシアに向かうための旅支度をしていた。音信のない兄・拳志郎の身を案じて。そしてエリカに会いたいがために。だがその時、羅門の父である霞鉄心は、ある男の到来を察知する。現れたのは、天斗聖陰拳のヒムカであった。エリカから情報を聞き出したヒムカは、二つの勾玉が羅門のもとにある事に気付いたのであった。


「霞拳心」。かつて鉄心の下で北斗神拳を学んだ、拳志郎や羅門の義兄にあたる男。それが、ヒムカの正体であった。武者修行のためにヨーロッパを訪れた際、川に落ちた少年を助けた鉄心は、彼を養子に迎え、拳心の名を与えた。記憶を無くしていた拳心は、空白の過去を埋めるため、そして恩義ある父・鉄心に認めてもらうため、拳を学ぶことを望んだ。その生真面目さと拳の才は、次期北斗神拳伝承者となるに十分なものであった。だが同時に、そのひたむきさが自身を苦しめかねない事を、鉄心は危惧していた。

 数年後、世界大戦への日本の参戦を話し合う会合がヨーロッパで開かれ、鉄心と拳心も一団に同行することになった。そこで二人の世話を任されていたマリーヌという女性に、拳心は記憶に無い母の姿を重ねていた。だがある日、買い物に出たマリーヌは、拳心の目の前で砲撃に巻き込まれ、命を失った。自らが望んだ北斗神拳。だが乱世を静めるはずのその拳は、愛する者すら守れない無力な存在。その事に絶望した拳心は、マリーヌを殺した兵士達を皆殺しにし、鉄心の下を去ったのであった。

 その後、天斗聖陰拳と出会った拳心は、自らに秘孔を突き、失った記憶を取り戻した。拳心の記憶を消したのは、鉄心であった。眩く光る拳心の左手に不吉なものを感じた鉄心は、彼を守るため、その記憶と共に拳を封印したのであった。だがそのおかげで拳心は、北斗神拳と天斗聖陰拳と言う2つの究極拳を身につけた。その拳と、そしてミガドルの雷を用い、腐った世界を作り変える。己が選んだ英雄による新たな世界。それが拳心の描く「再創生」であった。

 堕ちた拳心を止めるため、そして北斗の掟に従い拳を封じるため、鉄心が構える。北斗神拳奥義 七星点心。死角より繰り出される攻撃で、拳心を攻め立てる鉄心。だが我が子への一瞬の情が生んだ隙を、拳心は見逃さなかった。放たれた無数のルーアハに、その身を穿たれる鉄心。死を悟り、羅門を逃がすための時間を稼ごうとする鉄心に、拳心の北斗神拳が炸裂する。例え全てを捨てようとも、北斗の宿命からは逃れられない。最後にそう告げられた拳心であったが、彼の中に最早北斗の宿命など残っていなかった。かつて父に認められるため、北斗神拳の学んだ少年の姿は、そこにはなかった。

[登場した流派・奥義]
・記憶を封じる秘孔
・記憶を蘇らせる秘孔
・北斗七星点心
・天斗白蛇襲


[注目点]
●鉄心、拳心が寺院の傍まで来ただけで気配を察知する
●鉄心、終始右腕を服の中にしまったまま(怪我?)
●羅門が荷造りしている所に鉄心が気配を消して近付くシーンは原作からの流用。ただし羅門の行き先は中国からインドネシアに変更されている。
●拳心が羅門の養子となった時、拳志郎はまだ赤子
●拳心が北斗神拳を学びたいと思ったのは、記憶の無い過去の空白を埋めるため。そして父である鉄心に認められたいがため。
●拳心、岩を殴る修行。やがて粉砕できるまでに成長し、拳志郎はその義兄の強さに憧れを抱く。
●鉄心、拳心のひたむきさと拳才に伝承者の資質を見る。しかし同時にそのひたむきさに不安も覚える。
●日本が世界戦争に参加するかを決める会合のため、鉄心と拳心は役人の一団と共にヨーロッパを訪れる。
(史実と照らし合わせると1917年と考えられる)
●鉄心、日本が戦争に参加することになったと拳心に報告。北斗神拳は乱世を鎮めて人を救う拳ではないのかと拳心憤る。
●マリーヌ、ぼろぼろこぼしながら食事をする拳心を指導する。
●マリーヌ、ペンダントの中に死んだ我が子の写真を入れている。砲撃で死亡した後、拳心によって拾われ、手の中に戻される。
●拳心、理性を失い軍隊を襲撃。無意識に左手の天斗聖陰拳を発動する。戦車のハッチをパンチ数発で破壊し操縦者を殺害。
●拳心はナハシュの民から「裏切り者」「ナハシュの血を汚した雑種」と罵られる(母が一族以外のものとの間に作った子供?)
●鉄心、左手で円を描きながら分身して七星点心を発動。
●七星点心は伝承者にのみ伝えられる秘中の奥義(羅門談)
●拳心、天斗白蛇襲のような技で七星点心を破る。シメオンの白い蛇に対し、拳心のは赤い蛇。
●拳心、「北斗神拳で死ぬがいい」と手刀を振り下ろし、鉄心の体を切り裂く。(岩山両斬波?)



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