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ギャモン



登場:TVアニメ版(132話)
肩書:郡将
戦法:毒針を飛ばす
CV:堀 之紀

 TVアニメ版に登場した郡将の一人。サソリのような鎧を纏い(ケンにはザリガニと呼ばれた)尾の先から毒針を飛ばすことが出来る。

 ロックケンシロウを殺させるため、西の砂漠の村人達を人質にとり脅迫。ケンが生き埋めになったのを見届けたことで作戦成功を確信し、人質を解放すると言ってロック達を秘密の砦へと誘い込んだ。その後、用意していた鉄柵の中に全員を閉じ込め、ロックが呼んだ援軍も毒針連射で撃退。そのままロックも村人も一網打尽にしようとしたが、駆けつけたケンシロウの手によって部下達が全滅。自らも剛牙鉄条刺で飛ばした毒針を闘気で全部跳ね返され、最期は闘気を喰らって爆死した。



シエやらゼブラ達になぞらい、修羅編の敵はイキモノ系で行こうというスタッフの意思が明確に見えたキャラ。修羅の国は中国ということで、象形拳の進化型(?)が彼等の姿なのかもしれない。

 ギャモンというのは、騙すという意味。名前の通りにロックを騙して見せたが、結果的にはバレバレであり、これでは名前負けと言わざるを得ない。それなら他のイキモノ修羅みたいに、蠍をもじった名前で良かったんじゃないかと思う。でもKING編でスコルピオとかいう名前だしちゃったしなあ。

 彼は空席となった第三の羅将の座を狙っていたらしい。確かに武器を構えた民衆達を一瞬にして全滅させたその能力は素晴らしいが、その彼の実力を支えているのは毒針のみであり、単純な拳力でいうならシエやブロンにも遠く及ばないように思える。下手すれば部下達の呪龍羅斬陣にも勝てないだろう。彼にとってのギャモン(騙し)とは、その足りない実力を隠すための強さの偽装のことなのかもしれない。