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ゴラン



登場:第13〜19話
肩書:ボクサー
流派:ボクシング ムエタイ
CV:園部好徳(アニメ)
   長嶝高士(ぱちんこ)

 ジャン・カルネフランス本国から連れてきたボクサー。かつて仏領インドシナフランス軍に所属し、その際に隣国のタイでムエタイを修得した経歴を持つ。処刑遊戯で何人もの青幇の人間を殺しているが、あまりにも強いために賭けにならず、ファイトマネーも高額なため、黄西飛から憎まれている。

 処刑遊戯にてと闘うはずだったが、対戦中に相手の正体が閻王であることに気付き、この勝負こそが自らの望みであったことを告白。しかしその力量差の前に一方的に攻め込まれ、得意の首相撲も全く通用せず、最後は当門穴破指挿で全身の骨を砕かれて敗北。炮烙で顔面を焼かれながら死亡した。




 北斗の拳に登場したボクサーといえば、ジャッカルの部下の「あべし」で死んだスコルピオ君であるとか、アミバに木人形にされた元ヘビー級チャンプ君とか、ロクな扱いをされない者達ばかりだった。しかし蒼天の拳で登場したこいつは、扱いやガタイからしてレベルが違う。今回こそはボクシングに見せ場が訪れるか!?と誰もが期待・・・してはいなかったが、やっぱりもって特大のかませで終わってしまった。ついでにムエタイまで巻き込まれた感じ。

 しかし彼の登場で大きく株を上げた人物もいる。八極拳の金克栄だ。ゴランは強すぎる拳志郎の実力を褒めたが、その時まだ拳さんは北斗神拳を使っていなかった。つまり彼は、北斗神拳無しの拳志郎より遥かに弱いのだ。一方で金克栄は、かつて北斗神拳を封印した状態の拳志郎と引き分けに持ち込んでいる。この結果から考えると、金克栄はゴランより遥かに格上と言える。青幇の拳法家を散々殺しまくって中国拳法を馬鹿にしていたゴランだが、皮肉にも彼の死が中国拳法の強さを証明してしまったのである。