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軍団・組織

 「北斗の拳」「蒼天の拳」をはじめ、それらに関連する様々な作品の中に登場した軍団や組織などの紹介。

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≫その他の集団
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軍閥


【北斗の拳】

KING軍
KING(シン)が率いる軍団。サザンクロスを根城に、関東一円を支配している。
詳細は「用語紹介:KING軍」を参照。

GOLAN
かつてレッドベレーに所属していた大佐(カーネル)が率いる狂信者の集団。自分達が神に選ばれた者たちであると信じ、神の国(ゴッドランド)の建国を目指している。
詳細は「用語紹介:GOLAN」を参照。

牙一族
牙大王が率いる盗賊一味。メンバー全員が牙大王の息子であり、野生じみた身体能力を持っている。マミヤの村を侵略せんと狙っていたが、村の用心棒として雇われたケンシロウレイの前に壊滅させられた。
詳細は「用語紹介:牙一族」を参照。

拳王軍
拳王(ラオウ)が率いる巨大軍閥。暴力でこの世を支配するというラオウの意思に基づき、各地の村々を力で制圧。世紀末の世の覇権を半ば手中に収めた。
詳細は「用語紹介:拳王軍」を参照。

UD軍
ユダが率いる軍団。ユダのコレクションとなる美しい女を各地から集めている。
詳細は「用語紹介:UD軍」を参照。

聖帝軍
聖帝サウザーが率いる軍団。聖帝十字陵の建設を目指し、その労働者として幼い子供達を各地から連れ去っている。
詳細は「用語紹介:聖帝軍」を参照。

南斗最後の章の軍
南斗最後の将(ユリア)と、それを守護する南斗五車星が率いる軍団。
詳細は「用語紹介:南斗最後の将の軍」を参照。

天帝軍
天帝(ルイ)の軍団。だがその実権は、天帝を幽閉し、総督となったジャコウが握っている。
詳細は「用語紹介:天帝軍」を参照。

修羅軍
修羅の国の支配者である三羅将に仕える修羅たち。
詳細は「用語紹介:修羅」を参照。

コウケツ一族
コウケツをボスとした集団。うまい話で村人達を荒地へと誘い、地獄の開墾作業を強いることで、農地を拡大している。労働者達の子供は地下に監禁されており、コウケツに反乱を起こすことも出来ず、ただ牛馬のように働かされている。だがハクリらの仇をとりにきたリュウによって地下の子供たちを解放され、これを機に労働者達に反乱を起こされ、一味は全滅。コウケツもケンシロウの手によって葬られた。

サヴァ軍
辺境の雪原地帯にあるサヴァ国の軍。国王アサムのもと、蛮族たちの襲撃から国を守るために組織されている。アサムは自らの病が進行する前に野獣たちに討って出たかったが、三人に息子達が後継者争いでいがみ合っていたために国を離れることができずにいた。ケンシロウが国に訪れた後、アサムは単独で野獣掃討へと出陣し、見事敵のボスであるヒューモを討ち取った。

赤帝軍
カイが率いる軍団。サヴァ国に攻め込んできたシュタールのゲリラ部隊を蹴散らしたが、追撃させた副官のダイナが敵の罠に落ち、落とし穴におとされて火炎放射を浴びせられた。

青帝軍
ブコウが率いる軍団。サヴァ国に攻め込んできたシュタールのゲリラ部隊を蹴散らしたが、追撃させた副官のガイラスが敵の罠に落ち、落とし穴におとされて火炎放射を浴びせられた。

黄帝軍
サトラが率いる軍団。サヴァ国に攻め込んできたシュタールのゲリラ部隊を蹴散らしたが、追撃させた副官のヤンが敵の罠に落ち、落とし穴におとされて火炎放射を浴びせられた。

ブランカ軍
極北の聖国ブランカの軍。かつては神を信仰していたが、秘孔を自在に操るバランの登場により、国は激変。兵達はバランを神よりも偉大な指導者と信じ、その信仰を神からバランへと変え、王を含むブランカの王族達は地下に監禁された。王女ルセリの愛を求めるバランは、ルセリの婚約者・サトラがいるサヴァ国をおとさんと、辺境の蛮族たちを裏で操り、サヴァを襲撃させるという作戦を展開。だがそれを知ったケンシロウらに国へと乗り込まれ、その拳の前にバランは敗北。改心したバランは、今後は旧ブランカ王の下で働くよう兵達に命じ、自らを偽者として民衆の前で処刑された。

ブランカの偵察隊
サヴァ国付近の偵察を行っていたブランカ兵。己達を操っていた蛮族達が、サヴァ侵攻を諦めたため、殺害した。その様子を見ていたケンシロウに、サヴァに攻め入ることを宣言し、戦いに。即効で倒されるも、バランへの狂信でしぶとく起き上がり、ケンシロウを驚かせた。

ゾルド軍
ゾルドが率いる軍団。皆が腕の立つ屈強な男達であるらしい。だが己達の治める領土をボルゲ軍に侵攻され、全員両眼を一文字に切り裂かれ、胸に七つの傷をつけられて殺された。



【新 北斗の拳】

ラストランド軍
サンガが率いるラストランドの軍団。辺り一帯の水源を独占することで、近隣の村人達を奴隷として扱い、更に神ドーハへの信仰によって民衆達の心を掌握している。兵達はかつて野盗だった者たちで、サンガの権勢の下に群がり、「神の兵」として、食糧も女も思うがままの生活を送っている。
新たな神が必要だとしてサーラの力に着目し、彼女のいる自由の村を襲撃。だがそれがケンシロウをラストランドへと呼び寄せることとなってしまい、その拳の前にサンガは死亡。生き残ったチェスら兵達は、権力を失ったことで町を後にしようとするが、北門の拳の使い手であるセイジと出会い、彼を王とした新たな軍団を結成。ケン不在のサンガの城を占拠し、改めてラストランドを手中に収めた。その後、トビが率いる民衆の反乱を受け、聖戦の中で多くの死者を出すも、トビの抹殺、ビスタの連行によって戦いは終結。しかし帰還したケンシロウの手によってセイジは倒され、再び軍は解散となった。
小説版ではセイジの部下になる兵がチェスのみであるため、その後の軍団としての活動は無い。

警備軍
ギースが率いる、ラストランドの周辺を警備している部隊。水脈を掘り当てた村人たちを襲撃し、ボウガンの乱射によってほぼ壊滅に追い込んだ。だが突如現れたケンシロウの前に蹴散らされ、副長ギースが死亡したのを見て一目散に逃亡した。



【ケンシロウ伝】

ジュガイ軍
ジュガイが率いる軍団。ゲッソーシティの水源を支配することをたくらみ、まずは斥候として昆虫男たちが町へ潜入。町に仕掛けられた爆弾の起爆装置を奪取した後、軍を率いてゲッソーシティへと進軍し、水に毒を混ぜるなどの作戦を展開した。戦力差によって戦は攻勢であったが、救世主としての自覚に目覚めたケンシロウの前に大多数の兵が死亡。ジュガイも敗北したため、残った兵達は一斉に逃亡した。

シスカ軍
ゲッソーシティの支配者であるシスカが率いる軍団。シスカが水質浄化装置を独占し、更に村人達の家族を人質として捕らえているため、兵達は逆らうことが出来ずに無理やり従わされている。
シスカを暗殺におとずれたケンシロウに対し、爆弾のリモコンを前に手出しをさせず、車で引きずり回した挙句、磔の刑に処した。その後、ジュガイ軍が侵攻してきたため、奴隷商人や奴隷達をも戦士として引き入れての全面戦争に。多くの兵士が命を失うが、ケンシロウの活躍によって戦には勝利を収め、更にシスカがジュガイの手下によって殺されたため、兵達も束縛から解放された。だが息絶える寸前にシスカが爆弾を起動させたため、町とともに人々はすべて死に絶えた。



【ラオウ外伝】

鬼王軍
鬼王ゴラムが率いる軍団。北関東の半分を支配している。兵達の大半は、元盗賊や、過去に詐欺罪で投獄されていたような者たちばかりであるらしい。楽士に変装したレイナ達を城へと招き入れてしまい、訪れたラオウの拳の前にゴラムが消滅させられたため、平伏。ラオウの配下となる事を決意し、拳王軍設立時の最初の軍団員となった。その後、鬼巌城を改築し、覇道の拠点となる拳王府を建設。更にはレイナの戦闘指南によって力を増し、武具も強化されたことで、大きな戦闘力を手に入れた。

智王軍
智王ギオンが率いる軍。交通の要衝である「羅国」を支配している。黒王谷に住まう野生の馬達に悩まされていたが、逆にそれを利用し、攻め入ってきた拳王侵攻隊をここへと誘い込むことで、一網打尽にするという作戦を展開した。だがその後、ラオウ黒王と手を組んだため、完全降伏。黒王と出会う切欠を作ったとして罪は許され、ギオンは一将として拳王軍入りを果たした。兵達もおそらく拳王軍団入りしたと思われる。

我王軍
我王が率いる軍団。鉄壁の守りを誇る黒鉄城に居を構えている。聖帝軍領土近辺の西側の地を支配しているらしい。拳王軍の攻城から一週間耐え抜き、その間に裏で通じる軍閥に背後を突かせようと画策するが、女商に扮して現れたサクヤを女好きの我王が城の中へと招き入れてしまい、案の定暗殺される結果に。将軍ハバキがその後を継ぎ、我王の弔い合戦だとして拳王軍を迎え撃つが、兵を多く見せるソウガの策に動揺させられ、あげくハバキがラオウに倒されたことで、兵達は完全降伏した。

鉄帝軍
鉄帝ジャダムが率いる軍団。トンガリ帽子の兜と、厚い鎧に身を包んだ重層歩兵達で構成されている。聖帝軍領土近辺の北側の地を支配している。なだらかな地形で拳王軍との決戦に臨み、自慢の装備を生かして中央突破を図るが、リュウガサクヤ率いる別働隊に背後を突かれパニックに。陣を崩され、兵達が次々と逃亡するなか、ジャダムはリュウガと対決。暗器によって攻勢に出るが、サクヤの黒山陰形拳を喰らい倒された。

龍帝軍
龍帝アモンが率いていた軍団。十数年前に不落の要塞カサンドラを建設し、その鉄壁の守りを武器に強大な軍閥へと成長したが、あまりにも強固なその守りに溺れたアモンは、やがて覇道の夢を忘却。一人で塔へと閉じこもり、城のいたるところに仕掛けられた罠によって敵味方かまわず殺しまくる狂人に変貌。これに絶望した部下達は軍を離れ、残ったのは軍隊長であるアモンの弟だけとなったため、事実上軍は解散となった。その後、ラオウの手によってアモンが倒されたため、かつての龍帝軍達はラオウの覇道に協力し、カサンドラを監獄へと作り変えた。

イゴール軍
獅子王イゴールが率いる軍団。拳王軍領土の北に勢力をもつ。南の雷帝ライズ軍と示し合わせ、同時に拳王軍の領地に侵攻。しかしリュウガとソウガが率いる部隊によって壊滅させられ、イゴールも泰山天狼拳の前に死亡。兵達は近くの村にたてこもって抵抗するが、村ごと焼き払われて全滅した。

ライズ軍
雷帝ライズが率いる軍団。拳王軍領土の南に勢力をもち、全員が黒いフードに鎌を持った、死神のような格好をしている。北の獅子王イゴール軍と示し合わせ、同時に拳王軍の領地に侵攻。ラオウと対峙したライズは、電撃を放つ右手の装備で立ち向かうが、パンチ一発で右拳を破壊された上、そのまま体を貫かれ死亡。軍も壊滅させられた。

玄王軍
玄王サリムが率いる軍団。ユダ軍が送り込んできたイザベラのハニートラップによってサリムが暗殺され、その直後にユダ軍に城を攻め落とされた。

冥王軍
冥王が率いる軍団。だが冥王は、命動針によってガイヤに操られている状態にあるため、実質上はガイヤがその支配を握っている。そのおかげで強力な軍閥へと躍進し、王を失ったサザンクロス神の国を支配下に治めるまでに至った。
砂漠の村と呼ばれる地の人々を操り、ここにリュウガ部隊を誘い込むことで、ガイヤの黒山陰形拳にて瀕死の重傷を負わせることに成功。更には調査に訪れたソウガらをもその手にかけ、ソウガに余命二ヶ月の傷を負わせた。その後、砂漠の村へと進軍して来た拳王軍を包囲し、火矢や投石器などで攻め立てるが、ガイヤがラオウに敗北したことで逃走。催眠がとけた冥王はもはや猪武者にすぎないとして相手にされなかった。
ラオウ伝 殉愛の章では、拳王軍との最終決戦の模様が描かれ、倍の数で戦いに臨んだが、レイナ率いる拳王親衛隊の襲撃を受け、さらにラオウの本隊までもが特攻してきたため完全に崩壊。冥王もあっけなくラオウに倒され、軍は壊滅した。小説版によると数万の兵力を持ち、青色の鎧を纏っているらしい。

黒薔薇一族
棘王ハデルが率いる軍団。拳王軍との決戦において、重装備に身を固めた約2倍の兵力差で臨んだが、両軍がぶつかる直前、砂嵐を浴びて視界を消失。サクヤの占朴によって突風を避けた拳王軍に一方的にやられた。

レギド軍
かつてレギドが率いていた軍団。拳王軍に吸収され、レギドは新兵となった。

メギス軍
メギスが率いる軍。拳王軍傘下にあるが、我王軍と内通し、ドハン軍、ラブラデス軍とともに拳王軍の背後をつこうとした。

ドハン軍
ドハンが率いる軍。拳王軍傘下にあるが、我王軍と内通し、メギス軍、ラブラデス軍とともに拳王軍の背後をつこうとした。

ラブラデス軍
ラブラデスが率いる軍。拳王軍傘下にあるが、我王軍と内通し、メギス軍、ドハン軍とともに拳王軍の背後をつこうとした。



【レイ外伝】

アスガルズル軍
女王エバが治める街「アスガルズル」の軍団。女達が体を売って得た水や食料・燃料によって強大な組織となり、KING聖帝ですら迂闊に手を出せぬほどの巨大勢力へとなっている。自警団であるエバズ・ヴァルキュリアをはじめ、全員が女で構成されていたが、戦力不足を補うために拳法の使い手を用心棒として雇い、街におくようになった。だがやがて用心棒たちは、女達に反抗を示すようになり、エバの死を皮切りにアスガルズルの支配を目論んで反乱。これにより内部分裂決定的なものとなったが、ユダ軍が侵攻して来た際には、街を守るべく、一体となって戦う姿勢を見せた。

エバズ・ヴァルキュリア
女王エバの下、アスガルズルを守るために結成された自警団。隊長フリーダをはじめ、メンバー全員が女で構成されている。調子に乗り出した用心棒達を牽制するため、レイを自分達の仲間に引き入れようとするが、そのレイに女王エバを殺され(たと思い込み)、仇をとらんと襲撃した。その後、反乱を起こした用心棒達に立ち向かうも、レイによって気絶させられ、真犯人を見つけるまで動くなと命ぜられた。後に処刑されかけ、更には泰山流殺網拳の武器として使用されるが、レイによって救われた。

用心棒
アスガルズルの西街に住まう用心棒達。統率者はロフウだが、普段はザンが率いている。全員が拳の使い手であり、その流派では達人と呼ばれた者達であるらしい。人数が増えるとともに女達に反抗の意思を示すようになり、エバの死を機に女達の住まう南街を襲撃。女たちを欲望のままに蹂躙し、捕えたエバズ・ヴァルキリアを集団で暴行するなどした。その後、ユダ軍の接近を受けて一旦引いたものの、エバの葬儀を狙って再度襲撃。罠にはめられ、劣勢に追い込まれるも、結果的にロフウの力によって勝利した。ロフウの死後、解散したものと思われる。



【ジュウザ外伝】

自治軍
リオをリーダーとする、湖のある緑多き地を悪党達の手から守り続けている集団。ケンシロウの行方を捜す事を条件に、ジュウザを助っ人として雇っている。数々の戦によってかなり鍛え上げられているが、拳法家ぞろいの拳王軍には歯が立たなかった。ジュウザが去った後、もはや拳王軍に勝ち目はないとして逃げ出すメンバーが相次いだが、ヤンの勇気に触発され、意を決して突撃。だが既にジュウザによって拳王部隊は壊滅させられていたため、その命を救われた。



【ケンシロウ外伝】

ザイム軍
ザイムが率いる軍団。かつては刑務所に囚われていた凶悪な囚人達であったが、刑務所に核の炎が迫った際、看守長トーレの慈悲によって解放。その後、所へと舞い戻って刑務所を占拠し、ザイムを頭とした軍閥を結成。看守達を牢へと入れ、かつてと立場を逆転させた。その後、闇帝軍の傘下に入り、着実にその勢力を伸ばしていたが、あらぬ罪でイザクを城に連行したことで、ケンシロウを呼び寄せる結果となり、その拳の前にザイムは死亡。それを機に元看守達の反乱にあい、手下達は再び牢の中へと入れられた。

トーレ自由自治区軍
かつて凶悪犯のみを収容する刑務所に勤めていた看守達。核の炎によってパニックに陥り、看守長のトーレに収拾を委ねた結果、囚人達を一旦解放。しかし武装して戻ってきたザイム達囚人に所を占拠され、牢屋に閉じ込められた。その後、虐待の日々を強いられるが、ケンシロウがザイムを倒した事により奮起。残る囚人達を圧倒し、城を取り戻した。
リーダーであるトーレが闇帝軍に殺されてしまったため、エリスを隊長に軍閥を結成。ケンシロウを助っ人に加え、元刑務所の砦を守るべく、進軍してきた闇帝軍を相手に決死の籠城戦を展開。食料も無くなり、敗北間近にまで追い込まれたが、ケンシロウが闇帝を倒してくれたおかげで、闇帝軍との不可侵条約を結ぶに至った。

警邏隊
密告者であるベントを逮捕するため、トーレと共に砦を出た看守達。帰城の途中、闇帝軍の先遣隊に襲われ、全員殺された。

闇帝軍
コーエンが、闇帝シュウマの名のもとに作り上げた軍閥。略奪を主とする軍団だが、コーエンが妹エゼルを護るために作ったという裏の顔を持つ。全員が黒い鎧をまとっており、別名カラス軍と呼ばれている。暗烏閣と呼ばれる城を根城にしている。
同盟を結んでいたザイム軍の砦がトーレらに奪われたため、それを取り戻さんと進軍を開始。砦を取り囲むことで中に閉じ込め、さらに近隣の村人達をも中に入れることで、飢餓に陥らせる作戦を展開した。だが軍を率いていた闇帝の偽者をケンシロウに暗殺され、さらに本物の闇帝いる暗烏閣にまでケンシロウが進入。親衛隊長のボーモン、そしてコーエンまでもがケンシロウに敗北したが、エリス達と不可侵条約を結ぶことを条件に、今しばらくの命を与えられた。
後に軍を率いて、ケン達の一団を襲っていた幻王軍と激突。ケンらを先に行かし、幻王軍の本隊との決戦に臨むも、軍は全滅し、コーエンも幻王ダルダとの戦いに敗北して致命の傷を負った。

先遣隊
闇帝軍の先遣隊。黒塗りの矢の一斉射撃でトーレら警邏隊を殺害し、翌朝刑務所にトーレの生首を投げ入れた。

親衛隊
闇帝の親衛隊。ボーモンが隊長を勤める。

闇帝工作隊
ロカをリーダーとする闇帝軍の部隊。夜中にエリスの砦へと潜入し、井戸に毒を投げ込もうとしたが、ケンシロウ達の登場により失敗。"耳"コーエン等によって全滅させられた。

幻王軍
幻王ダルダが率いる軍閥。幻武館なる城に居を構える。ダルダの幻術によって兵達は催眠術にかけられており、またその幻術を使って近隣の軍閥の長を殺すことで、軍を肥大化させている。ユウキの予知能力を覇権に利用せんと、死人組と呼ばれるクマムシ、ウズムシ、ワムシの三人を崑崙谷の村に遣わせ、拉致させようとしたが、ケンシロウによって阻まれた。ならばと今度は催眠にかけた民衆達を村へと押しかけさせ、一団が村を出たところを部隊で取り囲むが、闇帝軍によって妨害され失敗。しかし兵力差によって戦には圧勝し、ダルダも闇帝コーエンを撃破し、致命の傷を負わせた。その後、ダルダはケンシロウをも相手にしようとしたが、拳王軍が城に進行してきたとの報を受け、その場は撤退した。
 その後、ユウキらが逃げ込んだナザニエルへと兵を進ませ、攻撃を開始。だがエゼル教の信徒の狂信の力の前に前に思わぬ苦戦を強いられ、一旦は信徒達を逆に取り込む作戦で攻勢に出たが、最終決戦においてケンシロウの強さの前に軍は壊滅。ダルダ自らケンシロウとの対決に臨み、人質作戦や猛毒によって何度も追い詰めたものの、最終的に敗北した。


死人組
幻王に仕える、クマムシ、ウズムシ、ワムシの三人組。傷を負い、血を流すほどに強くなるという特異体質を持つ。
幻王ダルダの命を受け、ユウキを拐うために崑崙谷の村へ。互いに身体を傷つけあい、怪我人として村の中に潜入。ユウキの所在を探し、正体に気付いた"耳"をあっさりと撃退した。その後、ユウキに後一歩まで迫るものの、ケンシロウの前に敗北。ウズムシとワムシが殺されたため、クマムシは右脚を折られながら這這の体で逃げ帰った。その後クマムシは、幻王軍をクビにされたことを恨み、野盗を雇って崑崙谷の村の者達を襲撃。罠によってボーモンを仕留めるが、突如現れたシュレンヒューイの前に斃された。

先鋒隊
 ガレルをリーダーとする幻王軍の部隊。武装した数千人の数からなる。ナザニエルに向かう崑崙谷の一団を取り囲んだが、救援に駆けつけた闇帝軍によって蹴散らされ、退却した。 エゼル教との闘いにおいては、兵の補充のため、エゼル教の信徒を捕らえる「人狩り」を受命。十倍以上の戦力であったにも関わらず、死を恐れないエゼル教徒の前に大敗を喫し、敗走。そのことをダルダに伝えた将は、首を刎ねられて殺された。

重装備隊
片目のユーゴ率いる幻王軍の部隊。機関銃を装備したジープや装甲車、火器と兵を満載したトラックなどを備えた、重装備の部隊。エゼル親衛隊を銃器で圧倒したが、ケンシロウの「北斗一指弾」や、"耳"の「崑崙拳爆流暗器」などによって壊滅した。


留守部隊
ダルダが不在とする間、城を守っていた部隊。攻め入ってきた拳王軍のまえに蹴散らされた。

エゼル軍
ヨハンナを、教祖「エゼル」として信仰する新興宗教団体。この世界に絶望し、殉教を選んだ者達の集まりであり、エゼル神を崇拝すれば、来世の幸福が約束されると信じている。聖地「ナザニエル」にて、教祖エゼルや三聖者の下、やがておとずれる"まるちり(殉教)"の時を待ち続けている。
 侵攻してきた幻王軍と正面からぶつかりあい、死を恐れないという不気味さで戦力の勝る相手を圧倒。だが幻王軍に捕らえられた一団が、麻薬水によって洗脳されたため、同士討ちによって大量の命が奪われた。その後、エゼルは兄コーエンケンシロウらの言葉によって、殉教の考えを捨てたため、「生きるための闘い」として幻王軍と再激突。死への恐怖が生まれた事で戦力は低下したものの、ケンシロウの力によって勝利を収めた。その中でエゼルが命を失ったため、哀しみに暮れたが、今後は自分達の力で生を掴むために生きていくことを誓った。


三聖者
エゼル教において、教祖エゼルに継ぐ存在といわれる三人の男達。医師ジオン、科学者のジエン、軍人のダニエル。核戦争によって生きることに絶望し、殉教する事こそが救われる道であると啓示。不思議な力を持つヨハンナを教祖エゼルに据え、信徒に殉教を推し進めた。その一方で、殉教に異を唱えるシュレンケンシロウ達に対しては敵意を向け、村から出て行くよう告げた。幻王軍との闘いの中で、信徒に"まるちり(殉教)"をさせている張本人として、コーエンに首を刎ねられて殺された。

エゼル親衛隊
白銀のジュストを隊長とする、教祖エゼルの親衛隊。三百程の騎馬隊から成る。かつて警察官や兵士だった者達であり、エゼル教に入信したときからエゼルのために殉教することを目的にしている。
 幻王軍との決戦で、先陣を切って出陣。人質によってケンシロウが動けなくなった際には、ジュストと命令によってその人質達を全員射殺し、ケンシロウを呪縛から解放するとともに、ジュストはその罪を背負って自害した。


【北斗の拳4】

裏南斗軍
裏南斗六星が率いる軍勢。乱世に乗じて表舞台に現れ、表南斗を圧倒し、南斗の大陸を制圧。しかし、主人公の一味によって次々と六星の拳士たちが倒され、事実上の統治者である大凶星ガルグの敗北とともに壊滅した。

悲運の将の軍
裏南斗悲運の将と、将を守護する裏南斗五車星が率いる軍勢。将はガルグによって記憶を奪われ、裏五車星も4人がガルグに捕らわれてしまったため、残る一人のカイン主人公達に接近。ガルグ撃破後に主人公に事情を話し、将の記憶を取り戻すためにユリアの聖水を探してほしいと依頼した。その後、聖水の力によって無事将の記憶は戻っている。

親衛隊
裏南斗悲運の将を守る親衛隊。レガンが隊長を努める。

元斗琉拳軍
サガンを筆頭とした元斗琉拳の使い手たちの軍勢。かつて修羅の国へと攻め入り、北斗琉拳の生き残り達を殲滅。その後、北斗琉拳の魔界を元斗皇拳に取り入れ、元斗琉拳を創始し、修羅の国を制圧した。北斗宗家のものを抹殺するためにリンを拉致し、主人公達を修羅の国へとおびき出すも、返り討ちにされた。だが実は彼らの真の支配者は魔天王であり、リンもそこへと移されていた。

魔天王の軍
魔天王が率いる、魔道の島の真に支配している軍団。マテンランドにて主人公達を迎え撃ち、一度は魔天王の力で主人公を撃退するも、その後ラオウ剛拳を身に着けた主人公の前に敗北した。

魔天王軍侵攻隊
ロドスが隊長を務める部隊。

覇拳王の軍
世紀末絶対者 覇拳王が率いる軍勢。白涙の谷に現れた覇拳王の居城にて、主人公達を待ち受けた。



【北斗の拳5】

魔皇帝軍
魔皇帝が率いる軍団。魔皇帝が2000年の眠りから蘇ったを機に覇道へと乗り出し、世界各地を制圧。脅威の存在であるケンシロウを北斗の丘に封印するなどして、その勢いを強めた。天帝の血を引く主人公が、魔皇帝の血を引く女と結ばれようとしていることを知り、女を拉致することでそれを阻止。その後、再開を許すも、魔皇帝は主人公との一対一の戦いに勝利し、覇権はなったかに思えた。だがその後、主人公が残した息子が父のあとを継ぎ、彼の率いる北斗、南斗、元斗の連合軍が領土へと侵入。激闘の末に軍団、魔皇帝ともに敗北した。

群青の一族
ゲシュラーが率いる軍団。ガジラングラントゲルバなどといった拳士がいる。

漆黒の一族
グランドールが率いる軍団。ゼルガギルガーなどの拳士がいる。

紅蓮の一族
ザリガーが率いる軍団。聖帝軍と領土争いを繰り広げている。

将軍の一族
死神三兄弟、ダン・ガン・ゲンが率いる軍団。

嫡流の一族
魔皇帝の息子達であるムハドブルースチャドラーが率いる軍団。

魔皇帝一族
二千数百年前に魔皇帝が率いていたという軍団。世界を支配していたが、天帝軍によって壊滅させられた。



【セガサターン版】

暗黒の北斗
北斗無明拳ゼンオウが率いる軍団。無明拳の創設者であるゼシンの遺志を継ぎ、北斗神拳への憎しみを千数百年に渡り受け継いでいる。この世の覇権を目指して行動を開始し、天帝の血を引く者を野望の障害と考え、襲撃。バットと結婚式を挙げていたリンを連れ去り、デスブラッド牢獄を経由した後にゼンオウのもとへと送るはずだったが、移送の際に帝都の部隊にリンを奪われることとなった。
その後、ルイを匿っている死兆一族(新南斗五車星)のもとへと進軍。道中で戦いを挑んできたケンシロウ雲のウジョーを撃退した後、城へと攻め入り、リンとルイを捕獲。自分達の支配する国へと連行し、像に二人を吊るした。その後、追ってきたケンシロウを総力を挙げて迎え撃つも、部隊は敗れ去り、やがてゼンオウも敗北。だが既にゼンオウは、天帝の気高さに触れて悪の心を浄化されており、最後は光無き北斗無明拳に光が戻ったことに涙しながら死亡した。

無明拳突撃隊
ジーザが率いる暗黒の北斗の部隊。北斗無明の像がある洞窟を守護している。ケンシロウに襲い掛かるも蹴散らされ、ジーザは秘孔新一によってリンの居所を吐かされた。

ゼンオウ親衛隊
暗黒の北斗の部隊。無明拳の国の中でケンシロウに襲い掛かってくる。

牙猩拳の一族
南斗牙猩拳伝承者ギャランが率いる軍団。南斗六聖拳去りし後、南斗108派の大半を制圧し、世の覇権を狙う軍団を創設。水鳥拳の村を滅ぼしたり、卑怯な手でゼピアのレジスタンスを壊滅させたりした。ケンシロウを抹殺するため、自分達がリンを拐ったという噂を流布し、作戦通りおびきだすことに成功。だがケンシロウの手によって、支配していた聖帝十字陵をも奪い返され、後にギャランも敗北。城は崩壊し、ギャランはその瓦礫から妹ザキを守るために死亡した。

総督軍
元斗皇拳伝承者(自称)であり、軍の総督であるバレビが率いる軍団。海の沖に築いた中央帝都をアジトとしている。部下の者達は、女をバレビに人質にとられ、逆らえなくされており、ミッシュの母であるミュウも牢に囚われている。
兵隊募集隊が出している船をケンシロウらに奪われ、上陸を許し、立ち向かった兵達は死亡。その後、バレビはミッシュを騙してケンシロウと戦わせるも、ミッシュはその闘いの中で記憶を取り戻し、バレビはその拳で滅せられた。

兵隊募集隊
ザノス率いる帝都の部隊。腕に覚えのある者を中央帝都の兵隊に勧誘している。町の酒場にて、元プロレスラーの部下に勝てば食料一週間分という条件の下で腕自慢の者を募集。部下を一瞬にして葬ったミッシュを嬉々として勧誘するも、その場は袖にされた。その後、帝都への船着場にミッシュが現れたことで喜んで乗船を促すも、船を奪われ、ザノスはケンシロウの手によって葬られた。

総督警備隊
帝都の部隊。道中で襲ってくる。

琉拳の一族
北斗琉拳伝承者ホシムが率いる軍団。修羅の国を支配している。暗黒の北斗のリーダーがゼンオウであることを突き止め、それを知り悩んだホシムは、心の隙を魔界に乗っ取られ、魔神に。ケンシロウをおびき出さんと、帝都の部隊からリンを奪い取り、城に監禁した。その後、島へと訪れたケンシロウに襲撃をかけるもも、その中でホシムの家臣のガイは、ケンシロウに挑んだ後、ホシムを正気に戻してほしいとケンに頼みながら絶命。その後、ホシムもケンシロウの手によって打ち破られるも、彼は既にリンの天帝の気高さに触れて魔界から脱却しており、ゼンオウの打倒をケンシロウへと託した。

琉拳陸戦隊
琉拳の一族の部隊。道中で襲ってくる。



盗賊


【北斗の拳】

Z軍団
ジードが率いる盗賊団。メンバーは、身体のどこかに「Z」の刻印が刻まれており、ボスのジードにはZ-666」の数字が刻まれている。旅人を襲って食料を強奪していた時、何者かの手によって偵察隊が殺されたとの報を受け激昂。だが同時に、頭部を内側から破裂させられたその異様な死体を目にし、ただならぬものを感じた。その後、リンの住む村を襲撃し、リンを人質にとって村人達に抵抗をやめるよう宣告。だがそのとき、突如現れたケンシロウの手によって手下たちが殺され、その死に様から、偵察隊を殺した犯人がこの男であると確信するも、ジードが北斗百裂拳を喰らって死亡したため、戦意を失った。
 トキ外伝 銀の聖者では、奇跡の村を狙う夜盗集団として登場。チームは500人を超える大軍団として描かれている。奇跡の村の北の地域で暴れまわっていたが、セトなる男が奇跡の村から送られてきたスパイであることに気付き、追っ手を送り込み殺害。だが追っ手達もまた、その場に居合わせたアミバによって殺され、ジードはこれを奇跡の村の者達の仕業だと思い込み激怒。徐々に奇跡の村へと近付きながら、近隣にある七つの村を次々と壊滅させていくことで、村人達の恐怖を煽った。だが六つ目の村を壊滅させたとき、チームにアミバが接近。偵察隊の一人が奇跡の村に捕らえられ、己達の戦力や行動を把握された事を知ったジードは、残る一つの村をスルーするというアミバの策を受け入れることに。目論見どおり、予定より早い襲撃をかけることで、奇跡の村の者達をパニック状態に陥らせることに成功した。その後は夜戦というアドバンテージによって一方的な展開になるかと思われたが、風力発電によるスポットライトや、高圧電流の流れるフェンス、そして村人達の意外な統率力の前に、次第に劣勢に。狙いを風車へと絞るが、その前に立ちはだかったトキジュウザの前に為す術なく蹴散らされ、最後はボスのジード自身が北斗虚無指弾を喰らい、ここ数日の記憶を消され、戦いは終結。メンバー達に抱えられながら、惨めに奇跡の村を後にした。

偵察隊
Z軍団に属する偵察隊。ケンシロウによって殺された。TVアニメ版では、ケンシロウに、足にロープをかけ、ジープで引きずるというシーンが描かれた。
トキ外伝では、奇跡の村へ赴く途中、運悪くジュウザに因縁をつけてしまい、返り討ちに。唯一生かされた男は、モヒカンを切り落とされ、奇跡の村への案内をさせられた。その後、ジュウザにつれられて奇跡の村へと入り込むものの、逃亡しようとしたところをジュウザに捕まり、村人達に差し出される羽目に。囚われの身となり、ZEED軍の情報をいろいろと吐かされた。

リンの家族を襲った盗賊
リンの義理の家族(父・母・弟)を殺した盗賊達。その惨劇は、家の中に隠れてそれを目撃していたリンに大きなショックを与え、彼女から声を奪った

シンに倒された盗賊
ユリアのために遮二無二走るシンが侵攻した村の盗賊。青龍刀を振りかざしたが、シンのとび蹴りで胴体にどでかい穴をあけられて死亡した。

ウォリアーズ
ジャッカルが率いる盗賊団。自分達のオアシスとなる地を探していたとき、トヨの村の井戸から水が出るという情報を耳にし、ケンシロウたちの後を追跡。水が出て、ケンシロウらが去るのを確認した後、村を襲撃した。だがトヨの銃撃の音を聞いてケンシロウが戻ってきたため、子供らにダイナマイトを仕掛けて時間稼ぎをし、逃走。子供を助けるためにトヨが命を失ったことで、ケンシロウの激しい怒りを買い、最高幹部であるフォックスをも倒され、果てにアジトであるビレニィプリズンまで乗り込まれる羽目に。メンバーであるホークらはジャッカルの首を差し出すことで許しを請おうとするが、逆にジャッカルのダイナマイトで全滅させられた。その後、ジャッカルはデビルリバースの封印をといて抵抗するも、デビルまでをも倒され、最後は自らのダイナマイトでデビルとともに爆殺された。

偵察隊
トヨの村の偵察をしていた三人組。村に水が出たのを見て我慢できなくなり、ジャッカルの命令を無視して村へと突撃。水を被ったりなどして戯れていたが、ケンシロウに北斗虚無指弾を喰らい、数日間の記憶を消された。その後、ケンの命令で、バットに運ばれて砂漠に捨てられた。

食料調達隊
食料を調達するため、ウォリアーズの本隊とは別行動していた部隊。岩陰でキャンプをしていたときにケンシロウと遭遇。一人が殺され、もう一人はジャッカルへのメッセンジャーとして送られ、ジャッカルに追いついたとたんに頭を膨らませて爆死した。

フォックスの部隊
フォックスとともに、とある村に食料調達に訪れていた部隊。フォックスが跳刃地背拳で村人達を惨殺した後、残る女子供たちを殺して食料を集める予定になっていた。しかしケンシロウの手によってフォックスが殺されたため、おそらく残りのメンバーも殺されたものを思われる。

タキ達を襲った盗賊
トヨの村のとなりの村から水を盗み終え、帰路に就いていたバットタキに、崖上からバイクで襲いかかってきた盗賊達。バギーを転倒させ、走って逃げる2人を追いつめたが、駆けつけたケンによって葬られてしまった。TVアニメ版に登場。

十字剣ヌンチャクの一味
女に変装したレイを美女だと思い込んで追いかけていた盗賊団。女の正体を知って激怒し、襲い掛かったが、、南斗水鳥拳の前に返り討ちに。リーダーの男は不敗と称する十字剣ヌンチャクを手に改めて勝負を挑んだが、結果は己の腕を切り落とされる惨敗。その後、胸に七つの傷がないことを確認された後に水鳥拳で切断され、懐の食料をレイに食われた。

マミヤの両親と戦った盗賊
マミヤの両親が、自らの作った村を守るためにたたかった野盗達。牙一族ではないらしい

元デスバトルチャンプの一味
かつて地下組織で発展したデスバトルの不敗のチャンプだった男の一味。とあるスジからアイリを食料一ヶ月分で買って奴隷にしたが、それを狙って牙一族が襲撃。手下達が全員殺されたため、ボスは牙大王の頭を石柱で潰そうとするも、全く効果はなく、逆にその頭で頭突きされ殺された。

ジャギ一味
ジャギが率いる盗賊団。ジャギが「ケンシロウ」を名乗り、各地で悪行を働くことで、ケンシロウの名を地へと貶めるという活動をしている。噂を聞いて訪れたケンシロウの手によって部隊が倒され、アジトで迎え撃ったジャギも倒されたことで、解散となった。
トキ外伝では、奇跡の村にZEED軍が攻め込むとうい噂を耳にし、現地へ。その際、トキに恨みを抱くアミバと出会い、ジャギは利害の一致からアミバに手を貸すことを選んだ。
ラオウ外伝では拳王軍レイナソウガにアジトへと攻め込まれるが、ケンシロウを邪魔に思うという利害の一致により休戦を申し込んだ。

ノコ引き部隊
「ジャギの胸像を見せて名前が言えなかったらノコギリで首切断ゲーム」を行っていた部隊。傍若無人の限りを尽くしていたときに、仕切っていた男が背後からケンに蹴られ、地に頭を陥没。めげずに起きあがり、今度はケンに胸像の名を聞いてノコ引きを強要させようとするが、自らの頭にノコを引かれて死亡した。その後、メンバーの一人であるジャギから盗んだという男が北斗神拳でケンシロウに挑むも、一蹴され、土の中に体を埋められてその処遇を村人達にゆだねられた。

アミバ一味
アミバが、「トキ」として率いていた軍団。アミバの木人形となりうる人材を探し、城へと連行するという役目を仰せつかっていた。その後、訪れたケンシロウらによって、トキだと信じていた男が偽者であったことを知り、反目。アミバ自身もケンシロウの手によって葬られた。
詳細は「用語紹介:拳王軍」を参照。

奇跡の村を襲った盗賊
トキが留守にした隙を狙って奇跡の村を襲撃した盗賊達。その後戻ってきたトキによって全滅させられたが、そのトキが本物かアミバだったのかは不明。
トキ外伝では、アミバの指示で奇跡の村を襲ったという設定になった。その後、アミバの手によって全滅させられている。

カサンドラを襲撃した盗賊団
野盗の一団。カサンドラに捕らえられているボスを助けださんと、銃器で武装してカサンドラを襲撃。だが門をくぐることなく、立ちはだかったライガフウガ二神風雷拳を喰らい全滅した。

派手な盗賊
TVアニメ版 に登場した盗賊達。荒野で食糧運搬車を襲い、奪った食糧をむさぼっていた時、ラオウと遭遇。相手が拳王とも知らず、食糧を奪おうとしたが、闘気爆発の衝撃によって完全に戦意を失い、去り行く拳王を呆然と見送った。
後に、とある村を支配する野盗として再登場。村人達をコキ使って井戸を掘らせていたが、新たに村を支配するべく訪れたリュウガとその部隊によって全滅させられた。

拳王軍に逆らった盗賊
とある村を襲っていた野盗達。後からやってきた拳王軍に、村を奪われてなるかと反抗しかけたが、リーダー格の男を黒王号のキック一発で殺されたため、あっという間に戦意喪失した。

コグレ一味
コグレが率いる盗賊団。荒野にてニワトリ商を襲い、殺して奪ったニワトリを焼いて食べていたが、その現場をケンシロウに見つかり、バトルに。噂の男を倒して拳王軍入りしようと張り切るも、部下達はあっという間に全滅したため、コグレ、グズリ、ジラ、ナブリの四人による泰山流四束拳にて挑む事に。矢継ぎ早の攻撃でケンシロウを苦戦させるも、コグレが指令塔であることを見抜かれ、秘孔で動きを封じられて敗北。司令塔を失ったために三人も動けなくなり、最後は四人纏めて爆死させられた。TVアニメ版に登場。

ダルカの一味
ダルカが率いる盗賊団。村の女不足解消のため、手下のヘグらが各地から女を拐い集めていた。だが突如現れたジュウザによってダルカは殺され、女達は全員連れ帰られた挙句、食料まで全て奪われた。

ゲルガの一味
ゲルガが率いる盗賊団。自らのアジトに侵入したジュウザが、水場で女達にちょっかいをかけていたため、鉄槌を下そうとした。しかし逆に返り討ちにあい、部下達はその信じられない光景を呆然と見つめた。TVアニメ版ではゲルガが一人でジュウザのアジトに乗り込むという設定に変わっている。

拳王軍を騙る盗賊
崖に切り取られた細い山道で、拳王軍の名を騙って通行人の持ち物を奪っていた盗賊達。運悪くケンシロウ一行を襲ってしまい、ガタイのいい二人が挑みかかるも、交首破顔拳岩山両斬波で死亡。それを見た残りのメンバーは戦意喪失し、残された親分は一人で果敢に立ち向かうも、フドウの気迫に押され、足を踏み外して崖下に転落した。

ジェモニに挑む盗賊団
拳王刺客隊ジェモニに、に因縁をつけられた三人組。それぞれ武器をもってジェモニに襲い掛かるが、一人は刀をガードした剣の上から剛力で押し込まれ、自らの剣で切られる形で死亡。一人は刀に鎖を巻きつけることに成功するが、逆に鎖をつかまれて放り投げられ、襲いかかろうとしていたもう一人と衝突させられ、そのまま戦意喪失。ジェモニの刀の錆の9997、9998、9999人目となって殺された。

アインを狙う盗賊
かつてアインに恨みを持ち、その行方を追っていた二人組。アインが怪我を治すためにかくまわれていたアスカの母の家に押しかけ、アスカの母を殺害。続けざまにアインをも殺そうとするが、怒りに震えるアインの拳で殴り殺された。TVアニメ版に登場。

ショウキの村を襲う盗賊
ショウキが身を隠すときに使っているという村を襲った盗賊たち。ショウキがいないのをいいことに暴れ周り、村の食料を運び出そうとしていたが、たまたま側を通りかかったケンシロウが知らせを聞いて到着。全員あっさりとやられ、リーダー格のハンマー男が倒れると同時に全員爆死した。

双胴の鯱
赤鯱を頭とする、死の海を徘徊する海賊。ケンシロウを獲物と見定め襲撃するも、逆に返り討ちにされ、海賊船で修羅の国へと送らされる羽目に。赤鯱は、修羅の国にシャチを置き去りにしてしまった過去を語り、その捜索をケンシロウに託した。その後、ケンがカイオウに捕らわれた事を聞きつけ、カイオウの城へ。海賊流の戦い方でカイオウを怯ませ、ケンを救出し、赤鯱は息子シャチと数年ぶりの再会を果たした。しかしカイオウに止めのモリを打ち込もうとしたとき、逆にボウガンの矢で胸を貫かれ、赤鯱は死亡。部下たちもその弔いにカイオウへと襲い掛かり、シャチへの時間稼ぎとなって全滅した。
TVアニメ版では、修羅に襲われていたレイアタオを救いだしたり、死んだ赤鯱を水葬するシーンなどが追加されている。

ラオウの首を狙う野盗団
かつてラオウを倒して天下を取ろうとたくらんでいた野盗集団。ラオウが赤鯱修羅の国にわたる次期について話している間に、大軍勢で取り囲んだ。しかしラオウの圧倒的な力の前に為す術なく蹴散らされ、そのすさまじき戦いぶりはシャチの心に鬼神として印象付けられた。

怒愚魔党
ジャグゾが率いる盗賊団。夜中に何者かに貯蔵庫を破られ、そこから無くなっていたのが一昨日訪れた村から奪ったものだけだったたことから、翌朝その村へ。村人達を脅して犯人探しをする中、名乗り出たリュウがその当人であることを確信するも、現れたケンシロウによってジャグゾはぶち殺された。

辺境の蛮族
ヒューモが率いる、サヴァ国の辺境に住む蛮族達。かつて「神が捨てた地」と呼ばれたこの地を支配していたが、アサムが国王として名乗りを上げたサヴァ国には手を出すことが出来なくなり、アサムの力が衰えるのを待っていたが、討って出たアサムによってほぼ全滅させられた。後に、彼等を操っていたのがブランカ国であることが明らかになった。

シュタール
辺境の蛮族の一党。アサムが蛮族狩りに国を出たのを見計らい、サヴァ国内に奇襲。三王子の部隊に蹴散らされて逃亡するが、各軍の副官三人を落とし穴に落とし、火炎放射器で焼いた。しかけ駆けつけたケンシロウ首領をやられ、奪われた火炎放射器で全員焼殺された。

拳王に逆らう野盗
かつて拳王の首を狙った盗賊集団。バランに神を凌駕したと言わしめるほどの凄まじい拳王の力の前に、全滅した。

ボルゲ一味
ボルゲが率いる一団。かつてケンシロウの命を狙い、寝床にしていた洞窟を焼き払ったが、殺す事はできず、逆にボルゲは目を切られて光を失った。その数年後、ケンへの恨みをつのらせるボルゲは肉体を強化させて復活。ケンシロウ抹殺を狙う傍らで、20年前に手の甲に傷をつけたゾルド率いるゾルド軍を圧倒。ゾルドを含む兵士全員の目を切り裂き、胸に七つの傷をつけるという処刑法で、ケンシロウへの恨みを表現した。その後、胸に七つの傷をつけて現れたバットをケンだと思い込み、対決の末に勝利。凄惨な拷問を行い、乱入してきたマミヤをも殺そうとするが、本物のケンシロウが登場。手下達は一瞬でふっとばされ、ボルゲも戦いの末に死亡した。

村を襲う盗賊達
とある村を襲っていた盗賊集団。その内の一人が訪れたケンシロウに切りかかったが、頭部の秘孔を突かれ爆死し、原作北斗の拳内において最後の死者となった。おそらくその後ケンシロウの手によって全員葬られたと思われる。


【真救世主伝説シリーズ】

マーサの村を襲う盗賊達
マーサの村を襲っていた盗賊達。レイナによって蹴散らされた。残った一人は手榴弾で抵抗を試みたが、レイナの投げた短剣によって眉間を貫かれ死亡。

七人の盗賊
ラオウ伝 殉愛の章(小説版)の冒頭で、ケンシロウに襲い掛かった盗賊団。スキンヘッド六人組がやれれたのを見て、巨漢のボスが登場したが、北斗百裂拳の前に砕け散った。

レイを女と勘違いした盗賊
マントをかぶって逃げるレイを女だと思い込み、おいかけていた盗賊達。正体を現したレイによって殺され、食糧を奪われた。原作の十字剣ヌンチャクの男達とは別人。

ケンの首を狙った盗賊
砂漠で行き倒れたケンシロウを発見した盗賊達。その首を獲って聖帝に献上しようとしたが、駆けつけた五車星トビーによって追い払われた。

ジュガイの妻子を殺した盗賊達
たった数日分の食糧を奪うためにジュガイの妻子を殺した盗賊達。怒り狂ったジュガイの手によって抹殺された。



【新 北斗の拳】

ギーズの一味
小説 北斗の拳に登場した、ギーズ率いる30人からなる野盗団。とある村を支配し、用心棒との名目で村人たちから搾取を続けていたが、村に訪れたケンシロウのまえに全滅させられた。OVA版ではギーズがラストランドの一味となっているために登場しない。



【ラオウ外伝】

ジライ団
ジライをボスとする盗賊集団。ニドウ村襲撃後、気分よく荒野を走っていたときにラオウと遭遇。道をどかないラオウに因縁をつけるが、ジライは一撃で倒され、降伏した手下達もジライの乗っていたバイクを振り回されてほぼ全滅。残った一人は、ラオウの名を世に広めるため生かされた。その後、ラオウが拳王軍を旗揚げした噂を聞き、残ったメンバー全員が拳王軍団入りした。

流浪の賊
将を持たない流浪の盗賊集団。黒王の初陣として南に向かった拳王軍と運悪く遭遇し、全く相手にならず蹴散らされた。ザルカのようなアラブ系の格好をしている。



【レイ外伝】

奴隷狩りの集団
人を捕らえ、奴隷として売りさばいている男たち。七つの傷の男の情報を求めるレイを用心棒として雇い、共に奴隷売買の街へ。しかし商人たちに足元を見られた挙句、強いものにつくというレイの心変わりであっさりと裏切られ、全員切り裂かれた。

奴隷商人
奴隷達を買い取っている商人達。男は金にならないと切り殺し、女の方にも僅かな食糧しか支払わなかったため、奴隷狩りたちを怒らせた。レイにアイリのことを訪ねられ、アスガルズルの事を教えたが、上玉なら俺達が味見しているとの台詞が逆鱗に触れてしまい、全員切り殺された。

ユウにやられた盗賊達
めぼしい物を探して廃街に訪れていた盗賊。レイの目に怯えてバイクで逃亡したが、その先で女装したユウの作戦に引っかかり、矢を射られて転倒。まんまと食糧を奪い取られた。その後、目を覚ましてユウを殺そうとしたが、レイに切り裂かれて死亡。

奴隷狩りの集団(読みきり版)
各地の村を襲い、売り払うための女達をかき集めている野盗集団。サイの妹マリを連れ去った。アジトへと訪れたレイを美女だと勘違いして招き入れてしまい、正体を現したレイの前に次々と切り裂かれ、ボスの泰山流棒術も通用せず、全滅した。

カレンが差し向けた野盗
マミヤの村の戦力を知るために、カレン率いる拳王侵攻隊が差し向けた偵察要員。村へと向かっていた商隊を襲ったが、駆けつけたレイの前に全滅させられた。




【トキ外伝】

奇跡の村を襲う盗賊
奇跡の村が復興したのを見て、村に押しかけてきた盗賊達。トキの診療所に列を作っていた人々を斬殺した。その後、トキの北斗有情拳を喰らい全滅。原作北斗の拳で、奇跡の村を襲った盗賊とは別。

ルカを襲う盗賊
自分達が占有する井戸から水を盗んだとして、ルカを殺そうとした盗賊達。たまたま居合わせたマミヤレイに殺された。



【ジャギ外伝】

クレージーズ/モヒカン団
ジャギ外伝 極悪ノ華に登場した、ならずもの集団。アンナの兄のバイクチームと敵対するならず者達。マスクで顔を隠し、コソコソと暴れている。アンナの兄の留守を狙い、店を襲ってアンナを拉致。アジトに監禁し、強姦しようとしたが、北斗の拳を解禁したジャギの前に蹴散らされた。核戦争後、モヒカン団として姿を変え、再びアンナを拉致。一旦は脱走を許すも、追跡して捕え、輪姦の後に死に至らしめた。その後、仇を取りにきたジャギに北斗千手殺を喰らい全滅。


【ケンシロウ外伝】

クマムシに雇われた野盗
幻王軍をクビにされたクマムシが、ケンシロウ達に復讐を果たすための戦力として雇った野盗たち。手に武器を持って崑崙谷の村人達を取り囲んだが、クマムシが炎で焼かれたのを見て、逃亡した。


【北斗の拳4】

デカン一味
デカンが率いる野盗団。モンパサの村を支配している。北斗神拳も覚えていない状態の主人公一人に一味を壊滅させられる。

死神三兄弟の一味
死神三兄弟と呼ばれる三人組が率いる盗賊団。グリーンシアから3本の宝剣を盗み、三兄弟がそれぞれ一本ずつ所持していたが、取り戻しに来た主人公にホワイト、レッドが敗北。その間に長兄のブルーがグリーンシアの長老を抹殺しようとしたが、これも阻止され、最後は三人同時に挑むも敗北。今後は仲良し三兄弟として生きることを誓った。その後、ホワイトとレッドはロザリアの村で店を開業。ブルーは一儲けするため魔道の島へと向かうが、そこで主人公達の船が沈没する現場に遭遇し、全員を救出。更に島の内陸にはいるために掘った抜け穴へと案内するなどして協力した。

オウパ海賊団
オウパが率いる、ロザリアを拠点にして活動する海賊団。船を貸してほしいと言って来た主人公達に貢物を要求するが、断られたため、バトルに。敗北後、態度を一変させて海賊船を貸すが、別の船にのって主人公達の船に体当たりをかまし、沈没させた。



【北斗の拳ONLINE】

邪道拳
北斗の拳ONLINEに登場する賊。頭目のシビルと、五連衆と呼ばれるサハリ、インフル、フフ、ノゴン、オラーン、シビルが率いる。

三山流の一派
北斗の拳ONLINEに登場する盗賊の一派。 三羅漢と呼ばれるナイダラ、ケイオウ、ヤオジの三人が率いる。三山修練場に現れる。



レジスタンス


【北斗の拳】

・反帝部隊
シュウが率いる聖帝軍に反抗するレジスタンス。子供達を狙う聖帝軍の手から、人々を守るために戦っている。サウザーを倒せる唯一の男だとしてケンシロウを仲間に引き入れるも、聖帝の体の謎の前にケンシロウは敗北。その後、聖帝軍の大部隊にアジトへと攻め込まれ、人質の前にシュウも抵抗することが出来ず、足の腱を切られ捕らわれの身に。残った者たちは皆殺しにされる予定だったが、ケンシロウが復活して聖帝軍を蹴散らしたため、全滅は避けられたものと思われる。


第三部隊
リョウの父が所属するレジスタンスの部隊。聖帝部隊を急襲して食料を奪い、アジトへと持ち帰ったが、中には毒が入れられており、それを食べたリョウが死亡した。部隊の名前は、ラオウ伝 殉愛の章(小説版)に基づく。

ジェイの部隊
ジェイが率いるレジスタンスの部隊。かつては有能な科学者だったが、兄弟や子供をサウザーにさらわれたため、反帝部隊に加わっている。ジェイと共にパトロールへと出かけ、ガルザス部隊を襲撃。小型ミサイルを発射するバイクなどによって勝利を収めるが、ガルザスの卑怯な攻撃によってジェイ達は死亡。別の場所で子供達を保護していた男だけが助かり、その後駆けつけたケンシロウにスワニーの村の場所を教えた。TVアニメ版に登場。

支部の部隊
レジスタンスの支部を拠点にする部隊。シュウから食べ物が届けられたといって聖帝軍の先遣隊をアジト内へと入れてしまい、不意を突かれてほぼ全滅。シュウのアジトの場所を聞き出された後、女子供100人だけを残して全員殺された。

残存の部隊
聖帝の大部隊にやられずに生き残ったレジスタンスの全部隊。シュウを救うために密かに集結し、ヒロ指揮のもと、十字稜へと向かったが、待ち構えていたザクのバイク部隊に阻まれた。強力な刃つきバイクの大軍勢の前に全滅しかけるも、トキラオウが彼等を一掃してくれたため、全滅は免れた。TVアニメ版に登場。


北斗の軍
バットリンが率いる、帝都への反乱軍。
詳細は「用語紹介:北斗の軍」を参照。

赤龍党
かつて天帝軍に反逆したレジスタンス部隊。ムハリが参謀を務め、ゲルド率いる天帝軍特殊部隊などの抗争を繰り広げていたが、敗北したためか、現在は解散し、天帝軍の追っ手から逃れるため、とある村に身を潜めている。だがゲルドが村の司刑官に就任し、一斉の残党狩りが開始したことで、多くのメンバーが殺されることに。生き残った者達でゲルドのアジトに夜襲をかけ、戦力の差で劣勢に陥るも、ケンシロウのおかげで形勢は逆転し、その蘇った伝説の男の戦いを見守った。

ロック一味
ロックをリーダーとする七人の戦士達ラオウが修羅の国に来る日を待ちながら、腕を磨き、伝達の赤水を見て行動を開始。しかし訪れたのがラオウでなくケンシロウという男だったため、「ラオウの軍」と名乗って修羅に反抗。捕らわれた村人達を解放するなどして奔走した。そんな中、ギャモン一味に村人を人質に捕られ、ケンシロウ抹殺の命じられたため、これを遂行。その後、ギャモンの罠にはまり、殺されかけたが、生きていたケンシロウによって救われ、この男こそが新たな救世主であることを確信。ケンの実兄ヒョウを倒すために親衛機甲団を襲撃し、散った。

【セガサターン版】

ゼピアのレジスタンス
セガサターン版北斗の拳に登場した、ゼピアの率いる隊。ギャラン率いる牙猩拳の一族に反旗を翻し、攻め込んできたギャランらから村を守らんとたちはだかった。ゼピアの目の光とともにギャラン達に撤退を要求するが、一瞬にしてその約束を反故にされ、放たれた無数の矢によって部隊は全滅。その後、訪れたケンシロウに、打倒ギャランを託した。


【北斗の拳5】

赤いイナズマ
北斗の拳5に登場した、イナズマ(レイ)が率いる、魔皇帝軍 郡青の一族に反抗するレジスタンス部隊。十字傷のゲシュラーを追い詰めたが、必殺の陣を破られてゲルバ城に逃げ込まれてしまったため、その城に通じる抜け穴を掘っている。同じ魔皇帝に反抗する者である主人公達と手を組み、ともにゲルバ城へ。既にゲシュラーには逃げられていたものの、城主であるゲルバを打ち倒した。その後、リーダーのイナズマが主人公達とともに旅にでることとなったため、部隊自体がどうなったのかは不明。
ホテル街の中にアジトを構えており、「明日の光」という合言葉によって中に入れてもらうことが出来る。中にはアスカなどもかくまわれている。



その他の集団


【北斗の拳】

賞金稼ぎ
帝都から犯罪者として指名手配された「賞金首」達を捕らえ、その首にかけられた賞金を得ることを生業としている者たち。実質上の帝都の雇われ人であり、TVアニメ版では郡都のボスのベロンなどが、彼ら賞金稼ぎともちつもたれつの良好な関係を築いている。アインブゾリなどがその道の者として名を馳せている。

アイン一味
アインが率いる賞金稼ぎの集団。ゴルレンなどが所属しており、村ではアインの娘のアスカを守護している。アインとともに賞金首を追っていたが、バットからの言葉によってアインは反帝都側につくこととなり、その第一歩としてA級反逆者収容所を襲うこととなったため、手下達はついていけなくなり解散した。TVアニメ版では一味は存在せず、かわりにジョセフなるアインの付き人がアスカの世話をしている。

賞金首
帝都から犯罪者の汚名を着せられ、その首に賞金をかけられた者たち。その殆どが、帝都に反逆するレジスタンス達であり、北斗の軍バットリン元赤龍党ムハリヘルゲなどには高額の賞金がかけられていた。作中では、とらわれた賞金首たちは、ゲイラの郡都へと連行され、ここでジュドルへと換金されている。

ボロ
修羅の国の闘いの掟に敗北したものの、死に切れなかったため、両足の腱を切って生きることを選んだ者たち。常にフードを纏い、中膝の状態で生活を送っている。修羅に仕えて生きる者や、村で静かに暮らすものたちがいるが、中には修羅への反抗心を抱いている者も多くおり、彼らのリーダー敵存在であるコセムは、海を渡ってラオウへと謁見し、修羅の国の救済の約束を取り付けた。ラオウ襲来を知らせる伝達の赤水が流れるとともに、多くのボロが修羅に反旗を翻すが、その知らせが誤報であったことを知ると同時に士気は急落。修羅たちの反撃の前に、多くのボロが殺されることとなった。


【新 北斗の拳】


クリフランダー
断崖の地に建てられた山院で、400年にわたって北門の拳を学び受け継いでいる修験僧たち。自己を高めるために修験を行っており、門外不出の掟を破った者には死の制裁が与えられる。また、院の中には戦争中に廃棄された兵器が眠っており、それを他人の手に渡すことなく守り続けていくことを宿命としている。
 クリフランドを通り抜けようと訪れたケンシロウに対し、崖上から岩を落とすなどして通行を妨害。門をくぐらせまいと、最強の拳士であるジネンらが襲い掛かったが、ケンの前にあえなく敗北。後にケンシロウが開祖の拳の伝承者であることに老子が気付き、寺院の中へと招き入れた。小説版ではセイジに差し向けられた4人の追手だけが登場。


【レイ外伝】

科学者達
某国で人間を兵器へと変える実験を行っていた科学者達。薬物投与、人体機械化、遺伝子操作などを繰り返し、リマフリーダなどの怪物(フェノメーノ)を造り上げた。核戦争によって全員命を落としたと思われる。

人間兵器達
かつて某国の科学者たちによって生み出されたフェノメーノ(怪物)達。核戦争後、野に放たれ、人間への憎しみと圧倒的な戦闘力で見境の無い略奪を繰り返した。後にエバズ・ヴァルキュリアの一員となるリマフリーダ、そしてビレニィプリズンに投獄されるデビルリバースなどもこれに含まれる。



【ジャギ外伝】


アンナのバイクチーム
アンナの兄がボスを勤めるバイクチーム。夜のハイウェイでジャギと遭遇し、その威勢のよさを見たボスが仲間に勧誘した。その数年後、成長したジャギと再会。だがその一方でクレージーズなる組織との対立が激化し、ボスの留守中にアジトを襲撃され、アンナを連れ拐われる事件が発生。核戦争後には、モヒカン団と名を変えたクレージーズに再び襲撃され、一味もアジトも壊滅。ボスも右腕を切り落とされる重症を負った。後にボスは、移民たちを率いる集団のリーダーとなっている。



【ケンシロウ外伝】

崑崙谷の村人達
ケンシロウ外伝に登場した、忍びの里・崑崙谷の村で暮らす人々。わびしい谷あいにある貧しい村で、ひっそりと崑崙拳を受け継いでいる。密偵として稼ぎに出ている"耳"の仕送りで生活しており、その代わりに盲目のユウキの世話をしている。
医者のロジェを殺した犯人としてケンシロウに疑いをかけ、洞窟に監禁。さらにテシオの死を受け、"耳"までをも疑い始めるが、後に犯人が死人組だったことが判明し、ケン達に土下座して謝罪した。その後、幻王が差し向けた数千人の民衆から逃げるため、村を捨てナザニエルへ。危険な旅路の末に辿りついたが、信者達の殉教に感化され、ほぼ全員がエゼル教徒と化した。



【セガサターン版】

死兆一族(新南斗五車星)
セガサターン版北斗の拳に登場した集団。メンバーは、海のリハク風のダン炎のガッシュ山のシェルガ雲のウジョー。原作から数年後の世界を描いた作品であり、既に南斗最後の将が他界しているためか、守護の対象が天帝へと変わっている。
天帝ルイを暗黒の北斗の手から守るため、死兆一族を名乗り、ルイを拉致。天然要塞に囲まれた難攻不落の城にルイを匿い、後にケンシロウ達をこの城へと導き、事情を説明した。その後、ゼンオウが城に向かっているとしてケンシロウが出向くが、惨敗を喫したため、雲のウジョーはそれを逃がすための時間稼ぎとなって絶命。そのまま城へと進軍したゼンオウによって、残る四人も殺され、無力にもルイとリンを奪われる結果となった。


【読みきり版 北斗の拳】


泰山寺
読みきり版北斗の拳に登場した、中国は泰山を本拠地とする暗殺集団。表向きは健全な拳法を教える一方で、裏では恐るべき暗殺集団を形成。その暗殺拳を武器に世界の政治権力を結びつき、強大な組織へと成長し、その手を日本にまで伸ばした。佐々木法務大臣の暗殺の一件で、ユキを巻き込んでしまったことで拳四郎の怒りを買い、ライバル的存在である北斗神拳を相手に戦うことに。警視庁鬼謀署を皮切りに、各地の支部を拳四郎に壊滅させられ、日本進出を阻まれた。

鬼謀署の一味
警視庁鬼謀署の署長と、それに組する泰山寺のメンバー達。佐々木法務大臣の暗殺の命を受け、それを遂行するも、ユキにそれを見られてしまったため、彼女をも殺害。その後、駆けつけた拳四郎親子にすべての罪をなすりつけ、二人を投獄した。その後、真実を知り、北斗神拳伝承者の宿命に目覚めた拳四郎の手によって、矢崎剛田といった泰山寺の拳士は倒され、署長も処刑された。

泰山寺南西支部
日本にある泰山寺の支部のひとつ。金峰梅軒が支部長を務める。逃亡したリュウを抹殺するため、斉藤伝鬼を遣わせたが、拳四郎によって抹殺された。その後、機動隊を率いて拳四郎たちの隠れ場所を包囲し、リュウとヨウコを殺害するも、それが更に拳志郎の怒りを買い、拠点へと攻め込んできた拳志郎の前に壊滅された。



蒼天の拳


【黒弊(中国ヤクザ)】

青幇
1930年代の上海に跋扈していた黒弊(ヤクザ)組織。紅華会との抗争を繰り広げ、一度は上海をその手に握るも、その後立場を逆転され、崩壊。だが拳志郎が上海へ戻ってきたのを機に逆襲を開始し、捕らえられていた潘光琳が救い出されたことで復活。一気に紅華会を叩き潰し、再び上海の裏社会をその手に納めた。後に御大の座は潘光琳の妹である玉玲へと譲られている。
詳細は「用語紹介:青幇」を参照。

紅華会
青幇と凌ぎを削りあう上海の黒弊組織。「江湖の義気」を持たぬ悪辣な集団であり、一度は拳志郎の手によってほぼ壊滅させられた。だがその後、章烈山張太炎といった者達の暗躍や、フランス租界巡査総長と手を組むなどして青幇との立場を逆転。上海をその手に握り、青幇の残党達を狩った。だがその後、上海へと戻ってきた拳志郎の手によって次々と幹部たちは死亡。張太炎の敗北と共に主だった幹部たちも全て葬られ、崩壊した。
詳細は「用語紹介:紅華会」を参照。

大湖弊
杜天風が率いる秘密結社。闇の世界で権力を握る軍閥並みの巨大勢力であり、義侠心など全く持ち合わせていない非道の集団。組員たちは、賭博好きな杜天風に毎晩のように麻雀の相手をさせられており、アガったものは手首を切断されることから、皆一様に義手をつけている。
戦争を利用して青幇から上海を奪うため、杜が抗日行動隊の将校に就くという形で上海へ上陸。刺客を送ったり、国民党の戦闘機を買収するなど、様々な手を使って潘玉玲を暗殺しようとした。その中で、杜天風に恨みを抱く劉宗武が現れたため、潜水艦や飛行機を買うなどしてヘッケラーに取り入り 劉宗武の殺害を依頼。だが拳志郎や宗武に対抗するには同格以上の拳法家が必要と考え、国民党に捕われていたヤサカに着目。国民党がヤサカに奪われた軍資金の倍額を出すことで娑婆へと戻し、自らの用心棒とした。その後、武装輸送船をアジトにして機会をうかがうが、青幇が用意した潜水艦に魚雷を打ち込まれ、沈没。杜だけはなんとか脱出するも、劉宗武の前へと浮上してしまい、あえなく殺された。

唐親分の一味
青幇が支配する上海で、モグリの阿片売買をしていた組織。会合の席にて無実を訴えつつ、毒入りのワインで潘光琳を殺そうとした。しかし拳志郎にその匂いをかぎつけられてしまい、それを飲まされたソムリエは解毒剤を飲む前に死亡。その後、唐親分を含む全員が葉の二丁拳銃で抹殺された。

大六股党
かつて阿片売買をめぐって青幇と戦争状態にあった上海のヤクザ組織。ある年のクリスマス前夜、青幇との平和協定を結ぶために秘密会議を行ったが、その席に紅華会から爆弾を投げ込まれ、多数の死者を出した。

杜天風に喧嘩を売るヤクザ
八仙楼なる店で杜天風に喧嘩を売った小柄ヤクザ。用心棒である閻王(偽)の威を借りて強気に出るが、ヤサカの前にあっけなく葬られたため、戦意喪失。その後、杜天風の名を聞いて完全に萎縮し、本物の閻王を見つけたら必ず知らせることを約束した。



【賊】

馬賊
満州国周辺で活動する騎馬盗賊。多くの集団が、援軍として上海へと送り込まれ、好き放題に暴れた。その中で王欖把の馬賊は、李秀宝が旅団長となり日本軍への帰順交渉に臨んだ。
詳細は「用語紹介:馬賊」を参照。




【軍閥】

国民党
蒋介石が率いる中国最大の軍閥。南京政府。日本軍の傀儡と化した溥儀皇帝の命を狙っている。
閻王の手によって羅虎城将軍が殺されたことで、その報復として、同じ拳法家である流飛燕を差し向ける事を決定。更に10万元の賞金をかけることにより、様々な者に閻王の首を狙わせた。共産党とは激しい勢力争いを繰り広げていたが、日中戦争の際には国共合作を成立させ、共に日本軍と抗戦。上海の郊外にて日本帝国陸戦隊と戦闘を繰り広げ、ヤサカと拳志郎の戦いに水を差したりした。軍資金をヤサカに奪われた際には、人質をとってヤサカを捕らえたが、後に杜天風からその倍の金を受け取り、釈放している。


国民党西北軍
章烈山が総司令を務める陝西省の国民党軍。黒社会が幇会三宝で稼いだ金をハネることで成り立っており、その額は年に一億間(現在の2000億円)を超えると言われる。日本軍からの攻撃を受ける李秀宝から支援を求められたが、烈山は共産党との抗争で忙しいと袖にした。紅華会が壊滅すると同時に上海へと乗りこんで青幇への攻撃を開始し、潘光琳の命を狙ったり、麻薬倉庫を爆破するなどの作戦を展開。一方で烈山の嫁になるはずだった李秀宝が日本軍への帰順を行なったため、裏切り者として彼女の命をも狙った。その後、烈山は羅虎城を御大とする第二紅華会の創設を画策するが、拳志郎との戦いの末に改心したため、実現しなかった。


暗殺部隊
国民党が誇る暗殺部隊。羅虎城を殺した閻王に差し向けられるはずだったが、蒋介石がそれを却下した。


特殊工作班
章烈山の軍の部隊。揚子江飯店にて潘光琳を銃撃し、相討ちになったが、向こうの命を奪うまでには至らなかった。


中国保安部隊
虹橋飛行場で日本海軍陸戦隊の将校を殺害した。


抗日行動隊
上海に上陸してきた日本軍に抗戦するための部隊。杜天風が、国民党軍時局の戴に取り入ってここの支隊長になった。幹部は全員潘光琳の息がかかっている。


国民党軍時局
ここに所属しているが、杜天風を抗日行動隊の支隊長の座を与えた。



共産党
中国の軍閥政党の一つ。ソ連との結びつきが強い。国民党と勢力争いを繰り広げており、陝西省では国民党西北軍と激しい戦闘を繰り広げている。後に国共合作を成立させ、国民党手を結んで中国軍を組織し、日本軍との戦争を行なった。国民党である章烈山や羅虎城とも裏で結びついており、党員の一人が羅の秘書を務めている。
極十字聖拳彪白鳳もここの党員の一人であり、革命資金のため、10万元の賞金をかけられた拳志郎を襲撃するが、勝負は一旦お預けに。その後もを嗾けるなどして閻王の命を狙ったが、結局成功しなかった。流飛燕エリカを連れて上海に訪れた際には、白鳳の手引きでアジトに二人を匿うことになったが、それを狙うナチスによって館を襲撃され、狙撃によって白鳳が殺されている。
かつては青幇は、共産党の連中をもてなし、気を許したところを皆殺しにしするという事件を起こしている。


紅軍
中国共産党が組織した軍隊「中国工農紅軍」の通称。南京での国民党の会議の中で名前だけ登場した。


中国軍
国共合作によって実現した国民党と共産党の連合軍。第二次上海事変にて、二千五百名の日本軍に対し、五万の軍勢で対抗。戦艦出雲を爆撃するなどしたが、誤って(?)租界市民の頭上に二発の爆弾を投下し、多数の死者を出すなどした。

北洋軍閥
かつて章烈山が属していたという軍閥。詳細は不明。後に上海で章烈山が率いている組織である可能性もある。




【中国 その他】

溥儀の禁衛隊
溥儀が日本へと同行させた私兵集団。ブタオ率いる部隊は、閻王を見つけて隊に加えるよう命じられたが、それをすれば自分達の仕事がなくなると考え、閻王の首を紅華会へと渡して賞金の50万元をせしめようと画策。李永健を尾行していたところ、レストランで拳志郎と遭遇し、その男が閻王であると知ると同時に皆殺しにされた。残る者達は赤坂離宮で溥儀の警護を行なっていたが、拳志郎が潜入する際に秘孔で眠らされた。

溥儀に同行した憲兵隊
溥儀に同行し、日本へと赴いた憲兵隊。隊長の男は禁衛隊の金克栄と行動を共にし、閻王の行方を追った。しかし銃で閻王をしとめようとしたため、金克栄によって殺されている。

北平漂局
李集雲が漂頭を務める、北平(北京)の物資輸送の警護を生業とする商社。流飛燕が働いており、希望の目録の輸送という大役を行なった。満州国との阿片貿易も行なっていたが、そのことをネタに国民党の陳立夫に脅され、閻王の抹殺を請け負う羽目に。だが頼みの流飛燕は仕事を引き受けなかったため、飛燕の兄である彪白鳳に依頼した。その後、希望の目録について調べるナチスによって、李集雲は殺されたらしい。

月氏族
かつてシルクロードの果てにある西方の地を支配した一族。青や緑などの輝く玉のような眼を持つ。白馬寺に経典を運んだのは、この一族の月氏の僧とされている。月氏の神につかえる使途は、西斗月拳なる拳法を使う事ができ、北斗宗家のシュケンは彼らに弟子入りしてその拳を学んだ。だが高僧達の命により、悪しき者にこの拳が伝えられることを防ぐため、シュケンは西斗月拳の高弟12人を殺害。だが愛するヤーマだけは殺す事が出来なかった。その後ヤーマはシュケンの子を産み落とすが、北斗への復讐を募らせる月氏の民達はその子の存在を許さず、ヤーマを追跡。追いつかれたヤーマは、自らの命と引き換えに我が子の命を守り、やがてその血はヤサカへと受け継がれた。




【日本】

日本軍
第二次世界大戦以前に日本が有していた軍隊。日露戦争で手に入れた満州を、独立国家とした後に武力占領せんと画策。既に国際連盟を脱退していたため、満州国の正当性を世界に誇示すべく、溥儀を日本に迎え入れ過剰な歓迎を行なった。その後、ヒトラーやムッソリーニと組んで英米との全面戦争へと向かい、更に盧溝橋事件を機に日中の関係が悪化。上海に上陸した2500の日本軍を、中国軍は五万の兵で迎え撃ち、第二次上海事変へと突入。黄浦江上の日本の戦艦、出雲が爆撃されるなどした。なお、この戦争の中で日本軍が落とした爆弾により、ジュウケイの妹が死亡している。
北大路剛士は軍の顧問をつとめており、ユダヤ人を救うための桃源郷計画に参加したり、李秀宝の日本軍との帰順交渉の場を用意したりしている。


関東軍
中国の関東州で活動する日本陸軍の呼称。李秀宝率いる1500人からなる抗日馬賊を目の敵にしており、四個大隊五千人を投入し、一ヶ月間死に物狂いで追い続けたが、10人しかとらえられず、挙句捕虜を奪い返しにきた李秀宝の部隊に周囲を取り囲まれ、中尉が射殺された。だがその後、執拗な攻撃によって馬賊達を攻め立て、追い詰められた李秀宝は日本軍への帰順を決意。その交渉には軍の司令部を務める大川奉作中将が臨み、抗日馬賊へのみせしめに李秀宝を殺すつもりでいたが、閻王が彼女を守る真の理由を知り、寛大な心で罪を許した。
日中戦争開戦後は、日本国首相である近衛文麿が和平のために蒋介石へと送った使者を拘束し、交渉を阻止している。
かつては羅虎城を満州国の高官の座と勲章を与えて取り込もうとしたが、袖にされたため、戦争に。その後は羅虎城は戦死したものと伝えていたが、実際に生きていた事が報道された後、血眼になって捜索した。


関東軍特殊機関
関東軍の部隊の一つ。熊笹徳三郎に、軍の最近部隊からペストノミが盗まれた事を通報した。


関東軍細菌部隊
関東軍の部隊の一つ。戦争兵器であるペストノミを開発したが、紅華会モグラの普によって盗まれた。


日本海軍陸戦隊
日本海軍が編成した陸上戦闘部隊。ここの将校二人が、虹橋飛行場で中国保安部隊に殺され(盧溝橋事件)、これが日中戦争の引き金となった。後に上海の郊外で国民党軍と戦闘を繰り広げていた際、飛燕のもとへと向かう拳志郎に戦車を奪われている。


上海派遣軍
日本陸軍の軍の一つ。上海事変・第二次上海事変の双方に際して編成、上海に派遣された。松井石根が対象を務め、蒋介石が下野し国民政府が没落するまで攻撃する気でいた。


日本陸軍特務機関
日本陸軍における諜報部隊。五島泰治が大尉を務める。五島の独断かどうかは定かではないが、拳志郎と手を組まんと持ちかけるも、袖にされている。


北大路財閥
北大路剛士が総帥を務める財閥。北大路物産などの様々な企業を抱えている。阿片から兵器想像まで幅広い事業を展開しており、国民党に武器をさばいたりもしている。

北大路物産
北大路財閥の企業の一つ。中国への販路を拡大しており、熊笹徳三郎が上海支社の社長の座に就いている。


【フランス】


フランス軍
フランスが所有する軍隊。上海のフランス租界を警備している。蒼天の拳の中に登場するフランス軍は主に陸軍が描かれている。かつてフランス領インドシナの軍にゴランが参加していた。

フランス陸軍
フランス租界を治める軍。ギーズが情報武官(大佐)を務める。かつては青幇の味方であったが、租界警察の巡査総長がジタンダールからジャン・カルネに代わった事に伴い、紅華会と癒着。青幇狩りに協力したり、処刑遊戯の警備などを行なったりした。処刑遊戯に拳志郎が現れた際には、黄西飛より射殺の命を受けるも、ギーズの制止の命のほうを優先した。その後はギーズが潘光琳と組んだことで、再び青幇との繋がりを大きくし、押収した阿片を全て青幇へ譲るなどして資金援助を行なった。ギーズが殺された後、その犯人である流飛燕が潜伏しているという共産党のアジトへと進軍し、ドイツ軍と壮絶な撃ちあいを繰り広げたりしている。


フランス租界警察
フランス軍が租界の中に作った警察機構。かつての巡査総長であったジタンダール青幇と懇意にしていたが、紅華会の手によって殺され、その後任についたジャン・カルネは紅華会と癒着。麻薬売買を容認したり、青幇狩りに協力したりすることで、多額の賄賂をせしめた。だがギーズ大佐が上海に来た事でカルネの行動は抑えられ、更にギーズが潘光琳と組んだことで、押収した阿片全ても青幇へと流されることに。その後、カルネが殺されたことで紅華会との繋がりは消えたかに思われたが、刑事科長であるマルローも裏で紅華会と繋がっていたことが判明。マルローの狙いはギーズを上海から追い出すことであり、そのためにソフィーを誘拐、殺害しようとしたが、拳志郎によって阻まれた。


【ドイツ】

ドイツ軍/ドイツ国防軍
ヒトラーが率いるナチス・ドイツの軍隊。ヒトラーが掲げる総督美術館の建設という目的のため、ユダヤ人を虐殺し、希望の目録を手に入れようとしている。一方で、ヒトラーの宿敵であったハンスゼークト大将は、劉宗を将校としてドイツ軍へと招き、彼にヒトラーを暗殺させようと画策。だが心半ばにして死亡してしまい、その後はヒトラーの独裁政権となった。
国府軍軍事顧問であり大佐であるヘッケラーは、上海での希望の目録の捜索を命じられていたが、これを無視。国民党軍事顧問の座につき、更には劉宗武を上海に呼び戻して和平の使者を殺させるなどして、日中の戦争を煽り、自らが製造に関わる戦争兵器を両国に売りさばこうと目論んだ。その後、上客の杜天風からの依頼を受け、劉宗武を裏切って殺害しようとするが失敗。同行した兵士達もろとも皆殺しにされた。


ナチス親衛隊
ヒトラーのボディーガード組織。およびナチ党の集会防衛組織として発足した組織。ヒトラーへの狂信しており、拳志郎に秘孔を突かれても口を割らずに死を選ぶほどの忠誠心を持つ。希望の目録の奪取という勅命の下、その持ち主であるユダヤ人を執拗に襲撃。エリカの家族や、ユダヤ協会の者達などを次々に殺害したが、流飛燕の前には歯が立たなかった。後に北平漂局の漂頭である李集雲を拷問し、希望の目録はエリカの頭の中にあることを察知。飛燕らが潜む共産党のアジトを襲撃し、彪白鳳を狙撃して殺害するなどして追い詰めた。だがその後、拳志郎によって呼び出されたフランス軍と撃ちあいをさせられる羽目になり、その間に飛燕らは逃亡。そのゆく手にも部隊を配置し、待ち伏せていたが、潘玉玲からの情報によってまたも回避された。


武装SS
ナチス親衛隊(SS)の一部を治安部隊として武装化した組織。23名の隊員が希望の目録を追ってエリカに近付いたが、流飛燕によって全員殺された。上海ではゾンマーが中尉を務めていたが、劉宗武によって暗殺された。


ドイツ憲兵隊
ドイツ軍が組織した憲兵隊。ドイツ国防軍兵士殺害の容疑、更にはヘッケラー大佐が行方不明となった事情を知る重要参考人として、劉宗武を逮捕せんと、競馬場へと訪れた。現れた劉宗武を取り囲み、銃を突きつけたが、憎き杜天風を前にした宗武にとっては邪魔な存在でしかなかったため、まとめて葬られた。



【アメリカ】

アメリカ軍
アメリカの軍隊。イギリス軍と共に共同租界を警備している。


【イギリス】

イギリス軍
イギリスの軍隊。アメリカ軍と共に共同租界を警備している。


【ユダヤ】

ユダヤ人
ユダヤ教の信仰者、またはその者達の血を引く一族。ギーズ大佐や、その妹のソフィーエリカ・アレントなどもその血を引いている。ヒトラー率いるナチスに弾圧され、ヨーロッパでの居場所を喪失。更にニュルンベルク法の制定によってその動きは更に高まり、ソフィーは恋人のペ−ターと共に上海へと逃亡を計った。作中では、とんでもない財宝を隠し持っているという事になっており、ヒトラーその在り処が記されている「希望の目録」を奪うためにユダヤを虐殺しているという設定になっている。本としての希望の目録は既に失われ、エリカの頭の中に残るのみとなっている。
日本軍は彼らを満州へと移住させる計画をたてていたが、戦争の拡大と共にその意識は薄れていった。だが日露戦争の時にユダヤ人銀行家が外債を買ってくれたおかげで日本は戦費を捻出する事が出来たように、彼らが持つ資金は日本軍が戦争するために必要不可欠な存在であった。また、ユダヤはアメリカのマスコミ界にも大きな力を持っており、移住計画が実現すれば満州を巡る日本への世論をも変えられていたはずだった。その後は安住の地を上海へと変更し、ギーズと北大路が主導で計画を進めていたが、ギーズの死によって再び計画は頓挫している。
かつて金克栄は、ユダヤ人の財閥の用心棒として雇われていた。

ユダヤ人協会
モスクワから届けられる希望の目録を受け取るためにハルピン駅へと訪れた一団。レビ博士等は、飛燕から届けられた書籍とエリカを預かるが、駅を出て直ぐにナチスの手先に教われて死亡。その後、別の代表者らが訪れたが、自分達では目録を守りきれないと考え、希望の目録とエリカを上海のギーズ大佐のもとへと届けるよう北平漂局に依頼した。その後、目録はフェイクであり、その中身はエリカの頭の中に記憶されているという事実を知るが、飛燕のよって口封じのために殺された。

古代ユダヤの十支族
かつてユダヤの神殿から、北斗の秘宝を持ち出して消え去ったとされる者達。エリカの会話の中に名前だけ登場した。