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ザク



登場:原作(113話)TVアニメ版(93〜94話)
   ラオウ外伝、トキ外伝、他
肩書:拳王軍近衛師団長 リュウガの副官
流派:不明
CV:平野正人

 拳王軍の武将。ラオウよりケンシロウの足をとめるよう命じられ、拳王長槍騎兵隊を含む大軍団を派遣した。

 TVアニメ版では、バルダに命じ、峡谷の橋を検問を実施。更に大軍団を送り込むも、フドウ一人すら倒す事ができずに全滅したため、部下を叱咤した。その後、ヒルカから、フドウの子供たちを利用する作戦を提案され、それを許可した。


 『ラオウ外伝 天の覇王』では、リュウガ部隊の兵長として登場。冥王軍討伐に赴いた際、リュウガが罠にかかって負傷したため、帰還してラオウにその旨を報告した。

 『トキ外伝 銀の聖者』においてもリュウガの副官として登場。リュウガの命を受け、トキカサンドラに閉じ込めた後、メディスンシティー攻略に赴いた。


 『北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌』では、拳王軍の師団長として、モヒカン達に対して直々に命令や連絡を行う管理職のような仕事を担っている。ノブの夢の中ではあるが、一応妻子も登場している。





ザク様については「拳王軍 拳王長槍騎兵の砦」「北斗の庭園(休止中)」といった優良サイトがあるので、そちらを見ていただきたい。いまさら私が語るような事もないだろう。

 本人の戦闘シーンは原作、アニメ、天の覇王を通じてもほぼないに等しいので、実力の程は不明。しかし他の武将を差し置いて拳王軍本隊の隊長を任されているという事は、単純に他の武将より強いということになる。TVアニメ版を見る限りでは、ヒルカよりも位は上だったようだし。

 2000年に発売された「北斗の拳究極解説書 世紀末覇王列伝」には、「拳王近衛師団長」との役職が記されており、後の文献でも度々採用されていることから見て、公式設定と考えていいだろう。
 真救世主伝説シリーズに登場したレイナは「拳王軍親衛隊隊長」を名乗っている。一般的には近衛師団は親衛隊と同義語なので、ザク様とポジションが被っているように思えるが、レイナは聖帝軍崩壊を期に拳王軍を除隊しているので、何も問題はない。レイナが去った後、ザク様はリュウガ隊の兵長から近衛師団長へ昇進なされたのだ。ウイグル、ソウガ、リュウガが死に、レイナも居なくなった拳王軍において、ザク様はまさしく実力、階級共に拳王軍No2になられたのだ。

 ただ、アニメ版においてザク様は、残念ながら悪しき性格のキャラクターという風に描かれてしまった。子供を餌にするというヒルカの非道な提案対し、これまた越後屋もびっくりの悪どい笑いを返してしまわれているのだ。しかしそれは、決してザク様の本心ではなかった。ザク様はかつて仕えたリュウガの生き様に応えたのだ。覇を成す拳王様のために、悪評は全て己がかぶるというリュウガの精神を継がれたのである。
 そういえばヒルカはフドウのもとからカンを除く全ての子供達を拐ったはずなのに、結局人質にとっていたのはタンジとジロだけであった。おそらくこれは、ザク様の命令でフドウの小屋へと戻されたのであろう。きっとそうに違いない。

 ちなみに、TVアニメのキャラクター設定図には、ザク様とケンシロウとの身長対比図がある。普通は両者が並び立った時の参考にするためのものだと思うのだが、何故共演経験のないケンシロウとの比較図を作ってしまったのかは謎だ。それはともかく、この比較図にケンシロウの公式設定である185cmを入れて計算すると、ザク様の身長は約203cmということになる。以外とデカく感じるが、アニメでヒルカとともに映っているシーンでは5mくらいにも見えるので、別段おかしくはない。