| 登場：原作（28〜29話）TVアニメ版（23〜26話） 肩書：牙一族の兄貴分 流派：華山群狼拳 ＣＶ：兼本新吾 |
牙一族の一人。兄弟達の兄貴分。
マミヤの村の用心棒であるケンシロウとレイに兄弟達が殺されたことを受け、マミヤの弟であるコウを捕らえて村の前へ。兄弟達の復讐だとして一刀の下にコウを惨殺し、これはまだ序の口だと告げて帰還した。
その夜、キャンプ地に現れたケンシロウとレイを全員で包囲し、集団殺人拳である華山群狼拳で襲い掛かるも、部隊は全滅。自身は北斗千手懐拳を喰らい、残り５秒の命にされたが、直後にレイの水鳥拳を喰らい、タイムリミットを待たずして死亡した。
TVアニメ版では、仲間と共にトラックを襲っている時にケンと遭遇し、追い払われたことで因縁が勃発。村にケン達が入ったのを見て、部下達を襲撃をさせたが、返り討ちにされた。後にレイを仲間に引き込んで再度襲撃をかけるも、土壇場で裏切られ、再び部隊を壊滅させられている。
荒野でコウを襲った際には、投げナイフを眉間に喰らっても、カスリ傷で済ませるほどの実力は見せた。また、キャラバンを襲った際には、弟分のギバラに率先してパンダのぬいぐるみを譲るよう命じるなど、兄弟思いの一面も見せている。
一族の若頭的存在だと思われるが、どうやら実力のほうは大したことは無いようだ。何度かケン達とやりあう場面があった中で、結局自分は一度も戦っていないわけだし。それでも弟達から兄貴兄貴と慕われているのは、先述したような兄貴分としての度量、優しさ、リーダーシップ故なのだろう。もし生まれや育ってきた環境が変わっていたなら、きっと青年バットにも引けを取らぬ一団のリーダーとして活躍していたかもしれない。俺には見える。「行こう！次は市都だー！」と言いながら肩車されているケマダ（常人ver）の姿が。