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南斗水鳥拳


 南斗六聖拳の一つ。「義星」を宿星に持つ。伝承者はレイ。動きは水面に浮かぶ水鳥のように優雅華麗だが、その拳の威力は比類なき残虐非道の必殺拳。指先で相手の体を撫でるように拳を振るだけで、相手はその身を切断され、無数の肉片へと姿を変える。その鋭い手刀は、時に空気中に真空波を生み、触れずして相手の肉体を切り刻むことも出来る。
 時には舞うように、時には凄まじい突進から拳を繰り出し、瞬時にして敵の体を切り裂くといった戦闘スタイルであるが、その極意である華麗な足の動きを封じられると、威を失うという弱点も併せ持つ。

 『レイ外伝 蒼黒の餓狼』では、レイの師ロフウと、その妻であるリンレイというキャラクターが登場し、いずれもレイに劣らぬ水鳥拳の使い手として描かれている。修験の地・鳥影山にて、この二人より拳を学んだレイは、歴代の伝承者も挑んだという闇闘崖に十日間立ち続けるという試練を与えられ、二度目の挑戦でこれに成功。これにより、先代伝承者であるロフウから、正式に南斗水鳥拳伝承者としての印可を与えられた。尚、この中でアミバは、レイを亡き者にして自らが南斗水鳥拳の伝承者になろうとしていることから、彼もまた南斗水鳥拳の使い手の一人であると推測される

 また南斗水鳥拳には古来より、力強い剛の拳である陽拳「男拳」と、柔なる流れの陰拳である「女拳」が存在し、この二つを融合させ、天地合一に至る事で、初めて完全なものとなるとされている。だがロフウは、女拳の柔なる流れを嫌い、水鳥拳を力強く鋭い剛の拳として組みなおすことで、凄まじい闘気を纏う全く別の水鳥拳を完成させた。だがレイは、男拳の水鳥拳だけでは天地合一にまで至る事が出来なかったため、後にリンレイより女拳を伝承され、陰陽融合によって、本来の華麗な南斗水鳥拳の形を手に入れている。

 「北斗の拳4 七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ」ではルギーなる人物が、セガサターン版北斗の拳ではサウザーの娘であるザキが、それぞれ次期南斗水鳥拳伝承者として登場しているが、いずれもレイとは直接関わってはいないため、どのようにして拳を修得したのかは不明。