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ゾルバ & ザルジ



登場:TVアニメ版(110,112話)
肩書:北斗の墓の番人
武器:大鎌
CV:ゾルバ/平野正人
   ザルジ/岡 和男

 TVアニメ版に登場した帝都の刺客。ケンシロウが死んだという噂の真偽を確かめるために北斗の墓に訪れた者達を始末する役目を与えられている。ゾルバが赤い装束、ザルジが黒い装束を纏っている。

 訪れたジイ、アイ、ジョウの前に、突如地面の中から現れ、鎌でジイとアイを斬殺。残ったジョウを崖へと追い詰めたが、崖下に落下してしまったため、ケンが本当に死んだのだという事を人々に広めるよう命じて帰した。

 後日、同じように墓へと訪れた謎の男に対し、同様に鎌で切りかかるが、振り下ろした鎌は空を切り、墓を破壊。逆に頭を掴んで持ち上げられ、フードの下の男の正体(ケンシロウ)を見た後、秘孔を突かれて爆死した。




その全身を覆うローブに、手にした巨大な鎌・・・どこからどうみても死神だ。死神が鎌を振り上げると必ず一人の人間の命を奪うといわれており、アイ、ジイはその鎌で切られ、ジョウもやがて村で死刑隊隊長に殺された。流石だ。ケンの場合はケン自身が死神なので無効だったのか・・・。
 しかしこんな風吹きすさぶ荒野の一角で、いつくるともわからない訪問者を24時間相手にするという過酷極まりない任務を、よくふてくされもせずにがんばっているなぁと思う。どうせ死体がうまってるわけじゃないんだから、もっといいところに墓を作ればいいと思うんだが・・・。やっぱ、こういう人の立ち入らないような場所にあるほうが信憑性が高いからなのだろうか。
 彼等は自分等の任務を、ケンシロウが生きているという奇跡を頼ってきた奴等を皆殺しにする事だと言っているが、どちらかというとジョウのように瀕死ででも生きて帰して、ケンは死んだんだってことを広めてもらうほうがいいような気がする。実際ジョウを生かして帰したのもそういうことだからなのだろう。だが掘り返されて噂がウソだとばれるとヤバイので、それだけは防がなくてはならない。なので彼等の任務は、文字通り本当に墓の「番人」なのだ。北斗を滅する天帝軍の者が、北斗の墓守をしているというのも皮肉な話である。