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南斗虎破龍
なんとこはりゅう



流派: 南斗水鳥拳
使用: ・レイ (対 ケンシロウ)
 …北斗の拳(36話) アニメ版(28話)
・レイ (対 ザン)
 …レイ外伝
登場: 北斗の拳/アニメ版/レイ外伝/北斗の拳3/北斗の拳4/
北斗の拳5/北斗の拳6/審判の双蒼星/パンチマニア/
PS版/北斗無双


 レイケンシロウとの戦いの中で、聖極輪での示し合わせの後に使用した構え。両掌を相手に向け、腕を大きく横に開いた構えを取る。だがこれは、第三者に「本気で戦っている」と思わせるためのフェイクであり、互いに仮死状態となる秘孔を突きあい相打ちに見せかけることで状況を打破するところに真の目的が置かれている。作中では、この作戦によって牙大王を欺くことに成功し、人質として捕らわれていたアイリとマミヤの救出に成功した。
 ただ最初の「構え」がこの奥義なのか、その後の「攻撃」も含めての奥義なのかは定かでは無い。


 『レイ外伝 蒼黒の餓狼』では、南斗紅雀拳ザンとの戦いの中でレイがこの奥義を使用。原作と同じような構えを取り、それを見たザンは慄いてそこで勝負を中断した。原作の「相打ちを示し合わせる」という意味合いとは一致していない。

 『北斗の拳6』『北斗の拳 -審判の双蒼星 拳豪列伝-』では、例の構えの後に出した連続突きの技になっていたが、北斗無双では、原作同様の構えを取り、30秒間だけ防御力が二倍になるという技となっていた。

 『北斗の拳4-七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ-』では、その時代の水鳥拳伝承者であるルギーも使用できる。




 レイの「虎破龍」に対してケンシロウが使ったのが「龍撃虎」であることを考えると、これらは「竜虎相討つ」、つまり互いに仮死状態になる秘孔を突き合う「相打ちを偽装するための奥義」であるという可能性もある。
 そのケンシロウの龍撃虎との攻防の中で、レイはケンシロウを仮死状態にする秘孔を突いている。「南斗でも秘孔を使えるの?」という疑問から、ケンが二人分の秘孔をついたとか言う人もいるが、互いに突いたと言ってるんだからレイが突いたに決まってる。だいたい北斗の世界において秘孔を突くなんてそんな難しいことではない。バットだって記憶消去の秘孔を使えるし、ヌメリ様だって目覚めの破孔を突ける。彼等が突けるのに、南斗聖拳という超人的な拳を使える男が相手を仮死状態にする秘孔ひとつ突けなくてどうするのだ。