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拳王府
けんおうふ




 拳王の居城。名称は「ラオウ外伝 天の覇王」が初出。ラオウが鬼王ゴラムから奪い取った鬼巌城を改築して造られ、拳王軍の覇道の拠点となった。
 ラオウ不在時に、ユダ率いる聖帝軍の部隊に攻め込まれ、一時陥落したものの、帰還した拳王がユダを圧倒し、直ぐに奪還。その後、聖帝の本隊が訪れ、ラオウとサウザーが拳を交えるも、痛み分けに終わった。アニメ版では、レイナサクヤと共闘し、聖帝軍を相手に懸命の防城戦を繰り広げるシーンが描かれた。

 原作「北斗の拳」では、ラオウの居城がいくつか登場しているが、形状を見る限り、ラオウが南斗の城からユリアを連れ帰った城が、この「拳王府」であると思われる。フドウとの戦いを終えた後にもこの城へと帰還しており、その後、ユリアを殺すことで哀しみを知ろうとした。その様子を見た拳王軍の兵士達は、戦いのむなしさを知り、この城の外で自分達の武具を燃やした。




 作品内でラオウが利用している城は,この拳王府以外にも複数あるため、それも合わせて紹介する。



◆山中の城

ラオウが本城から姿を消していた時期に利用していた、山岳の中の隠れ居城。部下より、ケンシロウがサウザーに挑んだ事を報告され、敗れたケンシロウを救出へと向かった。その後、同様の報告が入った際は、二度は助けぬといって動かなかったが、城へと訪れたトキがサウザーの秘密を知っているとして、共に出陣した。





◆リュウガが預かっていた城

拳王が不在の間にリュウガが築いたという城。帰還した拳王を迎え入れたリュウガは、その玉座を拳王へと譲り、かわらぬ忠誠を示した。リュウガの居城と呼ばれていたが、後にトキを監禁した城とは別のものであることから、おそらく拳王のために築いた城ではないかと思われる。





◆風の旅団の報を受けた城

拳王のもとに、風の旅団なる者達が現れたという報告が入れられた城。








◆ケンシロウが攻め込んだ城

拳王が捨てた城。ケンシロウがラオウの行方を追って訪れ、口の堅い兵士をビンタして尋問したところ、ラオウがこの城を捨ててフドウの村へと向かったことを吐いた。
原作では拳王府とかなり近い外観の城だが、TVアニメ版では左図のような断崖の城になっていた。






◆拳王の城(ラオウ伝 殉愛の章ver)

ラオウ伝 殉愛の章における拳王の居城。原作の聖帝編では、ラオウは山中の隠れ城で身を隠していたが、この作品ではこちらの居城にて覇道の真っ只中にある。ラオウの玉座がある間は、風の旅団の報を受けた城の内装を参考にしていると思われる。
なお、ラオウ伝 激闘の章では、拳王府と思われる城になっていた。