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ガルザス



登場:TVアニメ版(61話)
肩書:聖帝配下
流派:不明
CV:加藤正之

 聖帝軍の部隊長。迫真の嘘で相手の油断を誘い、隙を突いて刺殺するという戦法を説く意図する。TVアニメ版オリジナルキャラクター。

 ならず者から子供達を献上されていた時、ジェイ率いるシュウのレジスタンス部隊が襲来。部下を全滅させられたため、「妹を聖帝に拐われて仕方なくやった(嘘)」と号泣しながら許しを請い、相手が油断した一瞬の隙を突いてジェイ達を皆殺しにした。

 その後、入隊希望の男から得た情報を元に、スワニーの村を襲来。あっという間に村を制圧し、暴虐の限りを尽くすが、報せを受けたケンシロウが救援に登場。湖に浮かべたイカダでアミを人質にとり、泳いできたケンシロウを水中で仕留めようとしたが、部隊は全滅させられ、自らも水中へと引きずり込まれ、更にはジェイの敵討ちとなる一撃を叩き込まれて敗北。その後、再び「妹が……」と嘘を吐いて油断を誘おうとしたが、既に秘孔を突かれいたため、あえなく爆死した。




原作&アニメに登場する聖帝軍の人材の中では、相当いい体格をしている。にも関わらず、その戦法は全キャラクターの中でも屈指の卑劣さというのが面白い。ついでにそのオリジナリティあふれるハゲ方も面白い。その演技力を含め、世が世ならいい個性派俳優になっていたことだろう。

 まともにやりあわず、嘘や演技をで相手をだまくらかすという点で、ジャッカルと似た部分があるガルザス様だが、一つだけ決定的に違うことがある。それは好戦的なところだ。彼は、スワニーの村にケンシロウが現れたと聞いても、人質をとって抵抗を試みた。湖に引きずり込まれた時も、せっかくそのタイミングは見逃してもらえたというのに、その後に直線戦いを挑みに行っている。ジャッカルなら絶対にそんなことはしない。彼ならば、逃亡可能なタイミングは絶対に逃さないだろう。 その徹底したリアリストぶりこそがジャッカルの強みであり、そこに至ることの出来なかったが故にガルザスはアニオリマイナーキャラ(ハゲ)にしかなれなかったのである。