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黒夜叉
くろやしゃ



登場:原作(192〜209話)TVアニメ版(139、143〜150話)
肩書:ケンシロウの従者
戦法:遊昇凄舞
CV:千葉繁(TVアニメ・セガサターン版)
   桐本琢也(真北斗無双)

 生誕時よりケンシロウの永遠の従者として遣わされた者。その拳はジュウケイをも凌ぐと言われる。ジュウケイの影として仕え、後に羅聖殿の守護番となった。

 魔界に入りし北斗宗家の血を絶つというジュウケイとの盟約に従い、羅聖殿に訪れたヒョウを襲撃。奥義 遊昇凄舞暗琉天破を無力化するものの、張り巡らされた自壊羅糸に気付かず、攻撃した際に右手を喪失。暗琉天破を喰らい、破孔を突かれそうになるが、ケンシロウによって危機を救われた。

 ケンとヒョウの闘いが終わった後、ヒョウと行動を共にし、死環白を突かれたリンを救出。差し向けられたカイオウ陸戦隊と激闘を繰り広げ、闘いの果てに命を失った。


 TVアニメ版では、ケンを抱えて逃げるシャチの危機を救うため、正体を隠して登場。修羅達を蹴散らし、ケンを守り抜くようシャチに告げて立ち去った。
 ヒョウが記憶を取り戻した後は、カイオウを偵察し、魔瘴の沼でカイオウが待っていることをケンに伝えた。


 『北斗の拳4 -七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ-』では、主人公の従者である風丸の師匠というポジションで登場。ケンシロウが眠る水晶殿の前で番をしており、風丸亡き後はその後を継いで主人公の仲間に加わった。ただ、原作後のストーリーであるはずなのに、何故生きているのかは不明。

 『北斗の拳5 -天魔流星伝 哀★絶章-』では、ゲルバ城にて主人公たちの訪れを待っており、その後仲間に。しかしトキが仲間に加わると同時に離脱し、影としての役割にもどった。
 後に主人公(二世)ユダの戦いの場に現れ、ユダの裏切りには理由があるはずだと戦いを制止。最後の闘いの前には、天魔の扉の地下に基地を作るなどして暗躍した。

 『北斗の拳(セガサターン版)』では、北斗の隠れ里の東の洞窟で修行を続けており、訪れたケンシロウとの久しぶりの再会に喜ぶが、直後にホシム魔闘気に襲われ死亡。死ぬ間際に、ホシムの兄のゼンオウ北斗無明拳の伝承者と成った事を明かし、その皮肉な運命を呪いながら息絶えた。

 『北斗の拳6 -激闘伝承拳 覇王への道-』では、他の人気キャラクター達をおしのけ、格闘ゲームで使用できる9人のキャラクターの一人として選ばれている。




 彼の名を聞いて最初に思い出すのは、未だにSFC北斗の拳6である。僅か8名しかいない使用キャラの中に何故か彼の名前を発見したときは、あの世で自慢できるくらい驚いた。シンやユダやシュウやリュウガやトキやジュウザやフドウやヒョウやハンやシャチ等を差し置いて、何故あえて黒夜叉だったのか。20年以上経った現在でも未だその謎は解明出来ていない。

 まあそんな大抜擢をされるだけあって、設定的には北斗の拳の登場人物の中でベスト10に入ってもおかしくない程の強さを持っている。なにしろジュウケイより強いのだ。現役時代のジュウケイであればヒョウくらいの強さはあると思われ、それより強いとなれば、もはやサウザーやジュウザと匹敵するレベルである。実際あの自壊羅糸が無ければ魔神化したヒョウも負けていたかもしれない。とはいえ、赤子のケンを抱いている時点でだいぶ齢がいっているようなので、それから30年程経ったあの時点では可也の高齢のはずであり、それによる力の衰えはあっただろう。自壊羅糸が見えなかったのも、老化による視力の低下によるものだったのかも。